徒然雑記

終日のたりのたりかな  
  オロチのまどろむ庭TOP  読書メーター  月刊書籍発売カレンダー  書籍感想・殿堂作品
  書籍感想・著者索引(表紙絵附) 書籍感想・著者索引(シンプル版)  書籍感想・作品タイトル索引(シンプル版)
  10月の漫画新刊カレンダー  10月のライトノベル新刊カレンダー
  11月の漫画新刊カレンダー  11月のライトノベル新刊カレンダー
 

2020年10月下半期 ライトノベル注目作品ピックアップ  



前回、10月前半の注目作品のピックアップ記事です。


【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 1】 二日市とふろう(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W
うおおーーー。この作品を、いやこの作者さんの作品をオススメ出来る日が来るとは、感動!!
デビューにあたって「二日市とふろう」と改名なさっていますが、それまで活動なさっていた際のペンネームは「北部九州在住」。と、聞けばご存知の方もいらっしゃるのではないでしょうか。
代表作は【大友の姫巫女】。戦国系仮想戦記では傑作中の傑作であります。この作品の特筆スべき点は幾つもあるのだが、その中で今回の作品と特に関わりある所をあげるなら、経済面での観点が他の戦国モノとまるで違った事でしょう。
その際立った経済に対するアプローチはこの【現代社会で〜】で見事にスポットを当てられることになる。本作は、言わば現代を舞台にした仮想戦記。昭和時代の改変、どころか平成を舞台に歴史改変が繰り広げられるのである。バブル崩壊からの「失われた十年」をはじまりに、かつて歴史の闇に葬り去られることになった悪役令嬢が、二度目の人生を賭けて1990年代日本経済の再生に挑むことになる。
既に歴史へと変わってしまった過去ではなく、体験として覚えている事件や社会を揺るがした出来事がひっくり返されていく感覚には、度肝を抜かれること必定。まさか、現代社会で仮想戦記めいた改変が出来るのか、というあの驚きは忘れられません。経済史とか社会情勢なんかに詳しくなくても全然大丈夫、現代の日本がひっくり返されていく痛快感は、たとえあの時代を知らなくてもたっぷりと味わえること間違いなし。
そして、何気に現代日本そのままではなく……佐藤大輔御大の名作【征途】の日本を彷彿とさせる、かつて北日本というWW兇砲茲辰特太犬靴進裂国家が存在し、そして統一されたという経緯を持つ異なる日本、北の闇を抱える日本、でもあるのです。
てか、「北海道開拓銀行を買収するわ」で始まるあらすじが他のライトノベルとまるで違うの、笑うしかないんですけどw


【探偵くんと鋭い山田さん 2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる】 玩具堂(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

いきなりぶっちゃけると、この間の【このライトノベルがすごい】の投票で二位に投票したのがこのシリーズでした。
この人の作品って、もうこれ以上無いくらい自分のストライクゾーンのど真ん中なんですよね。情景描写の神、とでも言ってしまいたくなるくらい。正直、この玩具堂さんほど情景描写や登場人物の仕草、表情なんかで心理描写を代替できる人を知りません。何も語られていないのに、その描かれる場の様子を見せられているだけで、鮮やかなほどに登場人物の心の動きが浮かび上がってくる様子はもう凄えの一言なんですよね。そうして描かれる日常シーンのなんと芳醇なことか。そうやって繰り広げられるラブコメのなんと濃厚で爽やかなことか。
今まさに淡く湧き立ちはじめた山田姉妹の恋心の行方、なんとも擽ったい戸村くんとのやり取り、そしてグイグイと引き込んでくる鮮やかな日常ミステリーの妙。
今自分が一番オススメしたい作品の一つが、これです。
これ、なのです!!
文句なしに最高なんですからね!


【魔女と猟犬】 カミツキレイニー(ガガガ文庫)

Amazon Kindle B☆W
今でこそ青春ラブコメの梁山泊として猛威を振るうレーベル「ガガガ文庫」でありますが、かのレーベルのもう一つの特色は、「異端」であり「怪異」であり「傷だらけの青春」でありました。
ガガガ文庫ならではの独特の雰囲気。他に類を見ない独自の空気感。それがガガガ文庫というレーベルをその誕生から疾走加速させてきたと言えるでしょう。そうしたレーベルの特色を担ってきた代表的な作家の1人こそ、このカミツキレイニーさん。他の誰にも書けない自分の世界を持っているその上で、それを見事にエンターテインメントとして仕上げることの出来る稀有な1人。
そんな彼の人が新たに描く、それは異世界ファンタジー。或いは異世界を舞台にした怪異譚。これは濃厚な人の闇と光を描き尽くすダークファンタジーになりそうだ。

魔女に育てられた少年、魔女殺しの英雄となる ★★★   



【魔女に育てられた少年、魔女殺しの英雄となる】 クボタロウ/ ファルまろ 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
異世界に『忌み子』として転生してしまった少年アルは両親に捨てられてしまい、拾ってくれたのは『禍事を歌う魔女』と世界から忌み嫌われる女性であった。愛情を与えてもらった少年は【魔女】を殺すことを誓う――。

タイトルからすると、随分と悲劇的な顛末を予想させるものでしたけれど、もっと穏やかな内容でしたね。と、油断させておいてどうなるかはわかったものじゃないのですが。
何しろ、話が全然進まなかったからなあ。
タイトルでいうところの【魔女に育てられた少年、魔女殺しの英雄となる】のうちの【魔女に育てられた少年】までで終わってしまった感じで。
魔女メーディと狼のヴェルフに拾われて育てられた少年アル。本当に赤ん坊だった頃に捨てられたアルにとって、メーディはお母さん以外の何者でもないはずなので、お姉さんを主張する魔女さまには多分に無理があると思われる。と、イイたい所なのだけれど、転生者として赤子の頃から意識があったアルにとって、メーディは家族であってもそれほど「母」を意識させるような存在とは認識していないみたいなんですよね、彼の様子を見ていると。
そもそも、魔女のことを名前で読んでいる時点で、母親とは思ってないですよねこれ。メーディとしてはそのあたりでおかしいなあ、と気づいていてもおかしくはないと思うのだけれど、本当に気づいていなかったのか、アルの事を可愛がるのに目いっぱいでそれ以外に意識が向かなかったのか。
ともあれ、メーディは拾った赤子に情を移しまくりヴェルフと共に過保護なくらいに愛を注ぎまくってアルのことを育てていく。この赤子が忌み子であった事が彼女の罪悪感を掻き立てた、という事もあるのかもしれない。何しろ、この国で忌み子という概念が生まれてしまったのは魔女のせいでもあったようだから。
そうして彼らはお互いに秘密を抱えたまま、それでも家族として暮らしていく。アルは自分が転生者で赤子の頃から明晰な意識があり、前世の記憶があることを。メーディは自分が魔女であることを。
もっとも、それがこの家族のすれ違いの発端になる、という訳ではなかったのだけれど。
アルは転生者であることが知られることで忌避される事を恐れていたけれど、秘密にしている事自体に罪悪感に苛まれ、結局決壊するようにとある事件をきっかけに告白してしまうわけですけれど、それが家族の絆に罅を入れるなんてことは全然ありませんでしたし。
ふむ、こうしてみるとアルって素直で善良な子なんですけど、素直でいい子すぎてダークサイドがなさすぎるんですよね。もうちょっと性格悪い部分とか、癖があった方が自分にとってはとっつき良かったかもしれない。比べてメーディの方はわりとショタ好き面のダークサイドがだだ漏れで欲望に素直というか逆らえない面が続出するので……うん、これはこれでダメな人ですね。
ともあれ、アルの人となりにまつわるエピソードは純真なものが多くて、逆に起伏が少なく感じるんですよね。旅先で出会う冒険者のアランや、商人の娘のソフィアなんかもとてもいい人なんで、上積みの部分で噛み合ってしまってアッサリと良い形で話が転がっていきます。それ自体、爽やかで穏やかで苦い部分のない良い話ではあるのですけれど、同時に味気ない盛り上がりにいささか欠けるように感じるもので、自分にとってはちょっと薄味だったかなあ、と。
彼がメーディが実は昔話で忌まれる魔女その人だった事を知り、その災厄の逸話が誤解でありメーディの人となりが当時から変わっていない愛すべき人だと確信した上で、魔女メーディその人を殺すのではなく、自分はその魔女の逸話を、信じられている魔女の伝説を殺して、メーディを苛む記憶を消し去ろう、そう決意するわけですけれど、そこに至る過程もアルが素直で純真で善良であるが故に悩みも葛藤も迷いもせず即座に決心するんですね。いや、愛する家族の、大事な人のことだから迷いもしない、というのはそれはそれで大切な事なのかもしれませんけど、溜めらしい溜めもなく、ストンとあっさり決めてしまったなあ、と。
それに、彼女の過去については実際何が起こったのか、何が原因なのか、何もかもさっぱりわからないのです。メーディの意図したものではなかった、というのは彼女の寝言から推察されるくらいで、本当に何も情報がない。その段階で走り出してしまうのは、それもメーディに相談とか話もせずに自分の目標を決めてしまうのは、この子の道はその素直さそのままに真っ直ぐで逸れる分かれ道も、思わず立ち止まってしまうような所も先の見えない曲道も、あまり無いのかなあと思ってしまった。
と、この一巻がちょうどそのアルが自分の歩む道を決めてしまったところで終わってしまったので、え?そこで終わるの!? と、面食らう羽目に。
プロローグにしても、もうちょっと舞台設定とか登場人物の配置が揃えられてから、なんじゃないだろうか。だいぶスロースターターというか、話始まらなかったですよ?
とりあえず、テーマというか話の前提となる「魔女を殺す」の意味が明らかになったので、それをどうやって成すかも全く決まって無くて、方法についても随分とフワッとしたものしか考えてないみたいでちょっと不安。兎にも角にも次回以降はどういう話になっていくか、はわかってくると思うのですけれど。

感想記事の索引ページ更新作業  



前からチマチマちまちまと進めていた、感想記事の索引ページの更新、やっとやっと……2019年分まで終了したーー!!

……それ、去年分だよぉ。

いやうん、更新作業のときに同じ作者の作品はまとめて更新するので、今年の2020年度分を全く手を付けていない、というわけではないのですけどね。それでもなかなか追いつかないなあ、と思いつつ、それでもだいぶ距離は詰めてきているんですよね。なかなか更新作業に時間を取れないので、進まないのですけど。
今年は文字コードを旧来のものから「UTF-8」に刷新したり、スマートフォンなどモバイル用の閲覧ページを用意したり、といろいろと別作業も介在してややこしかったのもありますしねえ。

とりあえずうちのブログでは主にライトノベルの感想記事を取り扱っているのですが、何しろ昔からやっているので記事数が膨大です。
単純にブログの「書籍感想」のカテゴリーみるだけでも4000超えちゃってますしね。
この中からお目当ての本の感想を探し出してもらうのは本当に大変です。タグは便利なんだけど、タグ検索は出来ないし、記事の検索はなんか重いし微妙に使いにくい。
なので、ウチでは
書籍感想・著者索引(表紙絵附)
書籍感想・著者索引(シンプル版)
書籍感想・作品タイトル索引(シンプル版)
という三項目に
書籍感想・殿堂作品」という最高評価の★5をうった作品のタイトル索引を置いています。

これもねぇ、何しろ数が多いものだからどうしてもページの容量増えちゃって、特にモバイル版のページは頭を悩ませております。表記も読みにくいですしねえ。
というかCSSを用いれるべきなんだけれど、勉強……勉強しないと分からない。そもそもHTMLの方も大昔にド素人が試行錯誤しながら、思いっきりシンプルにしてなんとか見れるっぽい形に仕立て上げたのを、そのまま使ってるものだから、いつの間にか使えなくなってる部分が出てきてたりとか、「UTF-8」ってなにー!?という状態だったもんなあ。


まずはその前に今現在書いている感想記事に更新が追いつかないとどうにもこうにもならないのですが。

バケモノたちが嘯く頃に ~バケモノ姫の家庭教師~ ★★★☆   



【バケモノたちが嘯く頃に ~バケモノ姫の家庭教師~】 竜騎士07/ はましま薫夫 電撃文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

『ひぐらしのなく頃に』の竜騎士07最新作、新たな鮮血の物語の幕が上がる

「磊一よ、私からの持て成しと、同じバケモノ同士への親愛の証じゃ。食え」
そう言って彼女が突き出したそれは、人間の“はらわた”だった――。
昭和25年晩夏。名家の令嬢の家庭教師として、村を訪れた青年・塩沢磊一。そこで彼が目にしたものは、死体のはらわたを貪る美しき“バケモノ”、御首茉莉花の姿であった。淑やかな令嬢の変貌は病か、それとも祟りによるものか……?
時を同じくして起こる少女の連続失踪事件。失踪者の特徴は、茉莉花の部屋で見た“それ”と一致していて……。
バケモノ姫の家庭教師・塩沢磊一がすべての謎を解き明かす――!!

ひぐらしの新アニメがはじまるのに合わせて、竜騎士07さんの最新作が小説で読めるということで早速手にとってみました。
ゲームのシナリオや漫画原作では幾つもの作品を手掛けている竜騎士07さんですけど、小説という媒体で見ると【ひぐらしのなく頃に】のノベライズが星海社から出ている以外では、本当のオリジナル作品はこれまで出していなかったんですよね。出てないですよね? 
【ひぐらしのなく頃に】は同人ゲームとして世に出た当時からハマった口でしたから、何だかんだと影響は大いに受けているはず。
しかし、読み始めてみるとなかなかしんどかったんですよね。
まずもって塩沢磊一のバケモノ論というかバケモノ語りがしっくりこない。うん、言っている事はオーソドックスと言っていいくらいの話だったんだけれど、どうにも飲み込みづらい。納得しづらかったのだと思うのです。それは、バケモノたちの間でだけ通るルールじゃないのか、と。一方的で、犠牲になる「人間」にとっては何の意味もないものなんじゃないかと。「人間」を踏みにじっておきながら、捕食される「人間」たちの事は一顧だにしないにも関わらず、自分たちは苦しみ藻掻いているのだ、と。ただささやかに自分たちが在る事を認めて欲しいだけなのだと主張しているかのようで。
随分と自分たちにばかり都合の良い、自分本位の、それこそバケモノみたいなロジックに見えて、胃の中が重くなるような感覚だったわけです。
でもその一方で、果たして本当にそういうことを主張しようとしているのか、と違和感みたいなものがこびりついていたんですよね。上記のように主張しているにしては、どうにも言がちぐはぐというかしっくりこないというか、読んでいてむしろわからなくなってくるというか、そもそも何を言いたいのかよく分からん! と、もやもやが募るばかりだったわけです。
いっそ、本当に独りよがりのバケモノ論を押し付けてくるのであれば、分かりやすいし反発にしろ様子見にしろ、物事が明瞭になるのですが、言いたいことの不鮮明さが作品そのものに霧がかかったように不明瞭な代物になってきたのでした。
それが、なんとも気持ち悪い。居心地が悪い。ちゃんと見て聞いて読んでいるのに、なんだかはっきりしない、何が繰り広げられているのかわからない。

で、はたと思い出すわけです。これ、ひぐらしのなく頃にを作った人の作品だった、と。

そうかー、そういう話だったのかー!
と、具体的に何が起こっていたのか、というのが明らかになった時、面白いほどにこれまで不明瞭であやふやだったものが、いっぺんにパーッと開けて霧が晴れて、もやもやしていた部分が振り払われたのでした。何が言いたいのか、意味不明だった部分に電気が通るように意味が通っていく。塩沢磊一の語るバケモノ論の本意が、そのただ一事が明瞭になったことで実にわかりやすく理解できる論へとひっくり返ったのでした。
まさに、なるほど! そうだったのかー! と、パンと手を打ってしまうように。
ああ、このどんでん返しはこの作者さんのおなじみの手管でありましたわ。
そもそも、登場人物の五感から得たと思しき情報をそのまま信じてはいけない、というのが大前提であるべきだったのかもしれません。今回は、本当に素直に見たまま聞いたままの情景をあるがままに受け取っていたものですから、それが全ての前提になっていたんだよなあ。
バケモノ姫のバケモノたる部分を完全に誤解したまま、すべてをそれ前提で解釈してしまっていたが故に、実際の世界と解釈を通して見ていた世界の齟齬が、そのまま気持ち悪さとなって何もかもを不鮮明にしていたのだろう。そしてそれが、この竜騎士07さんの特徴的な手法でもあるんだよなあ。ひぐらしのなく頃にを振り返ってみると、余計にそう感じるわけで。
でも、小説でこれをやられると全部がひっくり返るまでが本当にしんどかったんですけど。そもそも、塩沢磊一と御首茉莉花にまったく共感ができない状態でしたからね。
逆に齟齬が解消されると、塩沢磊一と御首茉莉花への共感が大爆発してしまうのですが。彼らバケモノたちの苦悩と、ルールを遵守しようと懸命に自己を律する姿に健気さ以上に敬意すら抱いてしまうほどでした。
全部が明らかになると、茉莉花という少女がどれだけ絶望し苦しんでいたかもよくわかるし、彼女のうちに希望が戻り人としての体裁を取り戻していく過程も、そこに健気なほどの初々しさが垣間見えるのも、しごく当然の姿だったんですよね。
何もかもをさらけ出しているようで、実際は心のうちのバケモノを、本当の意味で解き放たずじっと
抑え込んでいた、ずっと堪えていた我慢、克己心はむしろ立派と言えるほどで、だからこそ最後の外の世界に1人で踏み出していく、女性の自立など思いもよらぬ時代の中で、想い人を自分の力で追いかけていく勇敢さは、ほんとうの意味で強い女性である事と可愛らしい女の子である事を見事に両立させていて、実にヒロインしていたんじゃないでしょうか。

時代的に存在自体が許されず否定され踏みにじられ無かったことにされて消し去られようとするもの、いや現代だとて全否定しようという意思は無視できないでしょう。社会からは大手を振って受け入れられるものではないでしょう。
しかし、内なるバケモノが生じてしまえば、それはもう在るわけです。無かったことには出来ない。心は縛れない。それはもう、その人自身なのですから、それを否定されると、心の中まで否定されてしまえば、存在自体を否定されてしまう。
かと言って、内側からバケモノをはみ出させてしまえば、自由に野放しにしてしまえば、勝手な理屈をつけて表に出せば、それは人の営みを踏みにじる害悪となってしまう。
それを律することが出来るか、制御も出来ずに暴走させるか。
でもそれって、ただの普通の人が持つ欲望や感情も変わらないはずなんですよね。制御を失って、野放しに解き放ってしまえば、どんな欲望も感情も容易に他人を傷つけ、社会に害をなすことは何も変わらないはず。
昔ながらに心の中の自由すら許さないという主張する人たちの存在が目にとまる事が多くなったこのご時世、色々と考えさせられる話でもありました。

にしても最近よく漫画などで狩猟などで鹿など捕獲した動物を捌いて解体する場面を見ていただけに、ハラワタはアカン! 内臓のうちでも特に腸は傷つけるとエラいことになってしまう! という意識付けがされていたんでしょう。茉莉花ちゃんがハラワタをはむはむしはじめたのを見て、グロい云々とはまた違った意味でうぎゃーー、となってしまったんですよね。思えば、あれが「気持ち悪い」の発端でもあったのかもしれません。思えば、あれもまた茉莉花が名家の深窓のお嬢様であるが故の知識不足、という側面もあったのかもしれません。現代と違って、生き物の解体についてなんかも簡単に情報を手に入れる事は出来ないでしょうし、想像にも限界あるだろうしなあ。

2020夏アニメ 総括  


【宇崎ちゃんは遊びたい!】

漫画は既読。最初宇崎ちゃんの等身がやたら頭でっかちに見えて変に思えたのだけれど、まあこういうのは見てたら慣れるよね。それともバランス修正されたんだろうか。
彼女の場合、髪短くしたせいで頭の形状と巨乳とのバランスが変になった、とも言えるのかも知れないけど。ってか高校時代の頃のほうが髪長いせいか大人びて見えるよね。なんで髪切ったんだろう。大学入ってきた時にはもう切っていたし。
大学入って最初の一年間は桜井くんの事見かけても声かけていかなかったように、実のところ宇崎ちゃんってそこまで人好きする性格じゃないんですよね。あの厚かましい性格は、桜井くん限定だというのは最終回近辺で明らかになりましたし。内気というわけじゃないのだけれど、結構落ち着いた雰囲気なんだよなあ。かと言って実際落ち着いているかというと、母親の月さんを参照のこと。わりと似たもの母子なところあると思われ。
最初はともかく、中盤以降はもう桜井くんも宇崎ちゃんも完全にお互いに無警戒で、どれだけ懐に入り込んでいるんだ、と。第二期以降はこれがさらに加速していくので、まあ際限なくニヤニヤできそう。



ゾイドワイルド ZERO

まだ終わってないんですけどね。登場した時は一匹で全軍を蹂躙していくような凄まじいラスボス感を醸し出していたジェノスピノとオメガレックス。この二頭の決戦回は怪獣特撮映画の極地、みたいな大盛りあがりでもあったんですよね。だからこそ、このラスボス二頭が味方サイドで並んで共闘、というのは大いに興奮する展開だったのですが、それが子供のように蹴散らされるというゼログライジスの無双っぷりに震えた。
本作、なかなか人間関係というか血縁関係が錯綜していて、惑星壊滅の危機を引き起こしているフランク・ランド博士はメインヒロインのサリーの実父であると同時に、帝国皇帝の庶姉で真帝国軍の神輿として担ぎ上げられたハンナ・メルビルの育ての親でもあるんですよね。ちなみに、この二人の娘さんふたりとも実にまともな女性に育っていて、ランド博士子育ての才能はあったのかもしれない。本人はアレなのに。まあ、別に博士が手ずから育てたというわけでもないのだけど。
ちなみに、本作叛逆軍である真皇帝軍の皇帝になったつまり叛逆軍のトップであるメルビルが速攻で裏切って逃げ出すという、何気に総大将が裏切って敵陣に走ってしまった応仁の乱みたいな事になっててかなり愉快な展開だったんですよね。まあメルビルは自分の出自知らずに帝国軍人らしく、皇帝フィオナに忠誠誓ってたのに、義父についてったらいきなり皇帝にさせられるわ、皇帝にさせられたわりに扱いが雑だわ、敬愛していた義父が実は自分の出自目当てに引き取ったと知ってしまうわ、と散々だったので逃げ出すのも当然といえば当然だったのですが。本人真面目な軍人だったのに。
本放送の方はコロナ禍もあって何度かの総集編を挟むことになりましたが、そろそろクライマックス。ラストバトルには大いに期待していますよ。



【とある科学の超電磁砲T】

分割2クールの後半戦。婚后さんが活躍していたの、遠い昔に思えるなあ、と最終回久々に登場した婚后さんに懐かしい思いを抱いてしまいました。
やっぱり、超電磁砲の方は禁書目録と違ってべらぼうに面白いまま最後まで崩れませんでしたねえ。キャラクターもあれだけたくさん登場しているにも関わらず、誰も彼も見せ場ありの魅力たっぷりでしたし。最終盤に登板したスカベンジャーたちも、出番決して多くなかったにも関わらず、出たら速攻で色々と持っていきましたし。
しかし、最初の頃と比べると確かに黒子が危惧していたように、御坂美琴と食蜂操祈の間柄ってギスギス感なくなりましたよねえ。はためには仲良くなったと思われても仕方ないかと。
もう美琴としても、色々と食蜂操祈の本性知ってしまった以上は前みたいな敵視は出来ないでしょうし。
そう言えば、このクールになって帆風潤子、あの縦ロールの食蜂派閥のNo.2の娘、結構目立った描き方されてたの、彼女が主人公のアストラル・バディのアニメ化の仕込み、だったら嬉しいのう。あっちの漫画もなかなか面白かったですし。



【ド級編隊エグゼロス】

おう、もう一つこう見せ場が足りなかったような。
元々、ヒーロー物の一種にも関わらず、キセイ蟲を倒すときに必殺技とかなくて、溜めなしのただのパンチとかで倒しちゃうので、何気に地味というか盛り上がりどころがないんですよね。服は破れるけど、破れた際のリアクションなんかも学校で裸になっちゃった時以外あまりありませんでしたし。
キララと炎上が両思いという境遇にも関わらず、こう甘酸っぱいラブコメに持ち込める展開もなかなかなかったですし。百花をはじめとした他のメンバーにもスポットを当てられたらよかったのですが、あんまり一人ひとりの掘り下げ進む前に終わっちゃったしなあ。二期以降があれば、それぞれにも光が当てられるのでしょうが。ってか東京支部出すの早すぎたんじゃね?



【放課後ていぼう日誌】

コロナ禍の影響で本放送そのものが延期になってしまっていた本作、なんとか再開してくれて嬉しい限り。
最初は釣りなんぞにまったく興味もなかった女の子が、最終回近くでは自分から釣りに行こう行こうと、中毒のようにハマっている姿を見るのは乙なものでございました。
しかし、釣り方聞きに来たら教えるよー、という部長のスタイルに対して、全く調べもせずに全く釣れる様子も気配もないにも関わらず、傍にいる他の人達に訪ねもせずにひたすら愚直に同じこと続けた挙げ句に、自分に才能はないんだ、と落ち込むのって何気にこう、のちのちの人生も心配になってきますよね。大丈夫か、この陽渚ちゃん。
自分から聞きに来たら教える気満々だったにも関わらず、全くこれっぽっちも素振りすら無く放置され続け、陽渚のオケラっぷりを見せつけられ続けた夏海たち他の部員たちの焦燥っぷりはもうなんか可哀想ですらありましたがなw
しかし、あの顧問の先生すげえなあ。大丈夫か、あんなんで。たまには猟師なんだから、自分で獲ってきた獲物も振る舞いましょうよ、先生。



【魔王学院の不適合者 ~史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う~】
「殺したぐらいで、俺が死ぬとでも思ったか?」
に代表されるアノス独特の言い回しが、アノス構文とか言われてて笑ってしまった。
いや確かに、アノスのあのセリフ群、実際に映像付き声付きで見せられると威力パないですわ。ここまで突き抜けていると、一種の解放感みたいなものがあってほんと面白い以外のなにものでもないんですよね。イキってる連中が片っ端から秒でやられていくのも、サイクル早すぎて面白すぎるし。
そして、みんな速攻やられているわりにメゲなくて、なかなかしぶとくイキリ続けて、そのたびに秒でやっぱりやられるというこの回転の速さw
そして、なんだかんだとアノスのパパとママのただの人間にも関わらずの最強感。この魔王様が転生先に選んだだけあって、只者であるにも関わらず在り方が只者じゃないんだよなあ。
ってか、アノスって生まれて直後に成長してしまったので生後まだ数ヶ月w なので、パパとママってまだ相当に若いはずなんですよね。実年齢はわからないのですがまだ二十代なのは間違いないでしょうし、場合によっては息子アノスと数年しか年の差ない可能性もw



【モンスター娘のお医者さん】

そう言えば本当にただの人間の女性って1人も登場しなかったなあ。メインヒロインがラミアであり、恋敵となる他の娘さんもケンタウロスとアラクネ、というタクティカルシミュレーションゲームなら、全員Lサイズユニット、という大きな娘さんばかりなので結構画面圧が凄かった。
というか、蛇身に蜘蛛の下半身、馬の四足という体躯は動きが独特なんでただ見ているだけでも動きが面白かったんですよね。特にラミアのサーフェはその蛇尾を使ってグレン先生に絡むことも多くて、その動かし方や絡み方が普通の作品では見ないものだったので興味深かったです。
しかし、止めにクランケになった竜闘女さまはSサイズだし、いきなりお兄ちゃん呼びしてくるしで、最後に最終兵器投入感あったよなあ。
とはいえ、関係としてはもう最初からグレン先生、サーフェに一途な感じがあったんですけどね。でも原作だと、紆余曲折あるんだよなあ。



【Re:ゼロから始める異世界生活 2nd season】

前回までは、まだ良かったんですよ。死に戻りして、その死因を一つ一つ乗り越えていけば兎に角状況は打開されて、前に進めたのですから。
でもこの聖域編は、死に戻るたびにどうにか攻略の糸口を見つけようと新しい動きをすると、前回の解決攻略がかなわないまま新しい死が襲ってきて、借金が雪だるま式に膨れ上がるように障害が積み重なっていく、という悪夢の構図。
そりゃ、スバルんも頭おかしくなりますて。
おまけに、自分を切り捨てて死ぬの前提で攻略してたら、スバルが死んだ後もその世界はそのまま続いていた可能性、が示されてしまって、安易に死ねなくなるし、自分を犠牲にし続けてたら魔女連中に叱られた挙げ句に嫉妬の魔女にガチ泣きされるし。
救いに見えたエキドナは、ゲスの極み乙女というまさに魔女!でしたし。エキドナぇ……。
そんな中での癒やしでありメインヒロインなのが、オットーとパトラッシュという。いやまじで、こうしてみるとこの1人と一匹がスバルの精神のアンカーだったんじゃあないですか。
というところで、このクール終わっちゃったんですけど。いやマジで何も解決しないまま、序盤戦終了というところでこのクール終了なのかー。いや、ここからついに逆襲はじまるようやく一歩目を踏み出せたところだったのですけど、次再開まで待たされるのか。まあどん底のまま次行かされるよりはマシか。オットー様様である。でも、オットーで終わりってw

あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね ★★★★☆   



【あなたのことならなんでも知ってる私が彼女になるべきだよね】 藍月 要/Aちき ファミ通文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

なんて――「好き」って言えるわけないじゃない!!!

「好きな男の子の心拍に合わせてスマホが震えるの最高」
全国模試1位、高校生ながらその腕で荒稼ぎしている凄腕プログラマー。けど人間嫌いで誰とも喋らない久城紅は、隣の席の宮代空也が大好きだった。初めての感情に戸惑う紅は、その高い技術で空也の情報を集めることが趣味になっていた。集めた情報をもとに十日に一回、空也に話しかけるせつない日々。しかし空也は“人の感情が色で見える”という特殊能力の持ち主で、紅のひそかな好意に気づいており――! 気持ちが言えないハイスぺ女子×恋に不信な特殊能力男子のすれ違いラブコメ!

これは、タイトルにうまいこと視点を誘導されたなあ。久城紅という明確な見せ札とタイトルによって完全に意識の死角を作られてしまった。途中からあからさまに怪しい動きをはじめていて、それが偶然ではなく意図的なものであるのは明白でわかってはいたのだけれど、それを直接タイトルとつなげて考えることが出来なかったんですよね。意識の死角に入り込んでいたから。タイトルが物語っているのは久城紅のことだと思いこんでいたから。
それは狂的な妄愛に囚われた女性たちの物語。
これ、ヒロインって紅や翠香じゃなくて空也の方なんですよね、どう見ても。
天才的な絵描きとして既に全国に知られる宮代空也は、その鮮烈な見る人の心を捕らえて離さない魔性とも神聖とも言える人外の領域の絵をこの世に描き出す代償のように、そうその生命を絵に塗り込めているかのように病弱で繊細で儚い。
精神的に弱いとかではないのだけれど、肉体的に明らかに薄弱でなにかあるとすぐに倒れてしまう。それはそこか生命そのものが細く薄いかのように。薄命、そう言う他ないふとした瞬間に消えてしまいそうな儚さを身に纏っているのだ。一方で、彼が描き出す絵は絵画に興味がない人にも、ただの高校生たちが見ても心奪われて仕方ない強烈な存在感をまとっている。
絵に対する具体的な描写はないのだけれど、代わりに絵を見た人たちの凄まじい衝撃と感動、揺れ動く情動を生々しいほど激しく描き出すことで、絵を見た彼らの口から飛び出す心からの感想、熱量、放心とも夢中とも取れる言葉を語らせることで、空也の絵が持つ凄味、ただの絵ではないという異次元さを引き立たせているんですね。
同時にこうも思わせるわけだ。こんな絵を描く人物は、果たしてどれほどの代償を絵に注ぎ込んでいるのだろう。一体、その身の、その魂の何を削り出して絵に塗り込めているのだろう、と。
特に、久城紅がはじめて空也の絵に遭遇してしまった時のあの衝撃は、世界が変わり果ててしまった様子は、壮烈ですらあった。
他人を必要としない、孤高であることに充足していた紅が自分もまた人間であるという事実に引きずり落とされてしまうほどに、自分そのものをグチャグチャにされてしまった、えぐり出されてしまったショック。あの彼女の狂乱は、憎悪は迫真であり、だからこそそれをこの世に生み出した空也に強烈な感情を抱かざるを得ず、それがどうしようもない恋へと昇華、いやそれとも朽ち果てていったというべきか。いずれにせよ、自分でも制御できないほどの感情を空也に抱かざるを得なくなる、その過程としては充分ほどに納得させられるものでした。
その挙げ句が、新世代電子ネットワーク型ストーカーの爆誕である。
これだけ強烈な愛情を自分の中で飼ってしまいながら、そのコミュ障さ故にそれを解き放つことが出来ず、明後日の方向で自分の才能を爆発させてそっち側で大いに解き放ちすぎてしまった、うんダメ人間ですね。
凡百のストーカーやヤンデレと違うのは、彼女・紅が自分のストーカー行為について凄まじい罪悪感を抱いているということか。いささかも、自分の行為に正当性を感じていないんですよね、彼女。自分のそれがどう言い繕っても犯罪以外のなにものでもないと認識しているし、それを自虐し恥じ入っている。それをやめることの出来ない自分の異常性を自覚していて、それを嫌悪している。
分かっちゃいるけど止められない、という言葉はどの時代のどんな人間にも相通じる一つの真理である。
だから、彼女は紛れもなく正気だ。正気のまま逸脱してしまっている。そうさせるほどに、彼女の飼っている愛は深い。
そして、それはそのまま裏返しでもう一人の彼女、吾道翠香にも当てはまる。いや、彼女の愛の深さはより一層常軌を逸している。
人を、人間の領域を、踏み外していると言っていいほどの逸脱だ。
そして、その逸脱した全てを彼女は宮代空也という人として半壊した少年を庇護するために費やしていた。愛は与えるものだとするのなら、彼女は自分の全てを捧げていたと言っていい。
翠香も、そして紅もストーカーという自分本位で我欲を抑えきれずに逆らえずに暴走させた行為に自分自身引きずり回されながら、しかし究極自分の幸せよりも空也の幸せをこそ優先する娘たちだったのだ。
宮代空也という人間は、人間として半壊している。物語の最初の方では身体こそ弱いものの精神は健全でちゃんとした真っ当な人間に見える。しかし、後半に差し掛かり、空也の才能と彼が体験してきた破滅が彼という人間を徹底的に壊してしまっていた事が明らかになってくる。
彼は半ば、彼岸に足を突っ込んでいる人間だ。まともに生きているのが不思議になるほど、彼の心はボロボロでナニカに取り憑かれたように絵に自分自身を刻み込んでいる。いつ、現実世界から消えてしまっても不思議でないほど、朧で空虚でふわりと浮かんで大気の中に溶け込んでしまいそうな希薄な存在だった。
そんな彼を現世にとどめていたのは、間違いなく翠香の存在だろう。いや、存在そのものではなく、彼女の献身が、形振り構わず自分自身を決定的に不可逆に、ただ空也の為にだけ生きる存在に自己改造し、自己鍛造して支えたからこそ、彼は生きてこられた。辛うじて。
このままなら、いずれ遠からずこの翠香でも支えきれなく消えゆく彼を掴めなくなっていただろう。破綻は、崩壊は、時間の問題だった。
母親に愛情を踏みじられてそれを因果として父親を文字通り喪った空也は、愛を喪った。愛情に恐怖するようになった、愛を感じ取れなくなった、愛情を虚しいものとしか認識できなくなった彼にとって、世界はもう温度のない冷たい棺でしかなかった。それでも世界を、周りの人たちを愛していた彼は、絵を通して自分自身を焚べることで、自分の生命を切り取って与えること愛の価値を証明する他なかったのだ。
こうしてみるとよく分かる。宮代空也という人間にとって、並の愛ではまるで足りなかったのだ。
人の身で抱えきれないほどの、人ならざるものにならないと抱えきれないほどの、深い深い奈落のような愛。底のない深淵のような愛でなければ、到底彼を繋ぎ止める事も守ることも出来なかったのだろう。そして、彼には奪い取れるようなものは何も残っていなかった、空っぽだった。だから、注ぎ込まなければならなかった、奪うよりも与えなければならなかった。自分たちの異常性をも燃料として焚べて、熱を与えなければ凍ってしまうほどに、彼はもう限界だったのだ。
そして、彼女達ほどの昏く消せない質量のある炎のような愛情でなければ、劇薬めいたショックを与える事は出来なかっただろう。
そうした愛情の発露が、むき出しの人間性の描写が、こみ上げて身体からも心からも溢れ出してしまった感情の表現が、ビリビリと痺れるほどに生々しく鮮烈な物語でした。妄執の愛というべき、女達の情動。泣きじゃくる紅の姿は、心は、みっともない程無様でありながら、これ以上無く綺麗に見えた光景でした。
ああ、良いものを観た。
素晴らしく心奪われ、引き込まれるラブストーリーで、愛の讃歌でありました。面白かった!



『レベル』があるなら上げるでしょ? モブキャラに転生した俺はゲーム知識を活かし、ひたすらレベルを上げ続ける ★★★   



【『レベル』があるなら上げるでしょ? モブキャラに転生した俺はゲーム知識を活かし、ひたすらレベルを上げ続ける】 珠城 真/八重樫 南 富士見ファンタジア文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

レベル上げが大好きな俺は、ゲームのモブキャラに転生してしまった。モブキャラに転生してしまったんだから、ゲーム攻略は二の次。プレイヤー時代の知識を活かし、効率の良いやり方でレベルアップに励んでやる!

レベルを上げて強くなることが好きなんじゃなくて、レベル上げという行為そのものにハマってしまったのか、この主人公・桜井は。
つまり、筋肉を鍛え上げることではなく筋トレすることそのものにハマったり、ソシャゲなんかで素材を得てキャラを強化するためじゃなく、周回そのものが楽しくなってしまった、というようなものですか。
その結果として筋肉が美しく仕上がったり腕力が上がったり、キャラが強くなったり、というのはあくまで結果であってそこまで興味あるものではない、と。
桜井の場合は、効率的にレベルが上がるために実は剣聖だったオッサンに修行つけてもらう事が大事で、その結果として使えるようになった剣聖の奥義なんかはそんなに重要視するものではなかったんだなあ。
キャラビルドとしても、桜井の強化はイビツなんですよね。あくまでレベル上げしやすいように強化されて行っているだけで、戦う強さとしては酷くバランスを欠いたものになっている。だから、レベル差は圧倒的に桜井が上だったにも関わらず、不意打ち気味だったとはいえ檜垣にあっさり打ちのめされてしまっているし。
だからといって、それで方針を変えたりするわけではなく、彼の中ではあくまでレベルを上げるという行為そのものが人生の中で最優先であって、それ以外の事は優先順位が下、というか興味関心そのものがないと言っていい。
かなり、人としてはダメ、というか終わってるのではないだろうか。
一応最初の方は他人に迷惑をかけないように、という心がけはあったものの、途中からそれすらも優先度が下がっていっているし。これは直向きというのではなく、取り憑かれているというべきなのだろう。両親からも勘当に近い扱いを受けているし。いや、子供としてマトモな接し方を家族ともしていなかったようだし。
このあまりにもレベル上げしか考えていない自分本位な生き方は、あまりに無分別であるが故に檜垣という激烈な敵対者を生み出してしまった事に代表されるように、逆に彼自身のレベル上げを阻害する邪魔を多く生むことになってしまう。
仮にも社会の中で生きるからには、あまりに自分本位すぎるとその行動を掣肘するような動きが自然と社会の中から発生してしまうのだろう。まあ、檜垣は檜垣で大いに問題あり。というか、彼女は彼女で気に入らない、我慢できないという理由だけで桜井の事を抹殺しにかかるという、ぶっちゃけ殺人犯以外の何者でもない行為をやらかしてしまっている危険人物なのだが。
桜井も檜垣も、自分たちが陥ってしまった陥穽についてお互い自分のレベル上げを邪魔する、或いは自分の人生の目標を踏みにじる相手を排除すべく殺し合って、実際死んでしまっても気付かないし治らないし、死後の世界で第二ラウンドはじめてしまうほどのアレだったわけで、そこでアイリスという冥府の管理者の1人に叱られ教え諭されるまで全く気付かなかったんだよなあ。
このアイリスのお説教が、なかなか突き刺さる内容だったんですよね。普通、お説教なんて上から目線で相手の立場なんか考慮していなくて、たとえ正しい事でも上っ面で滑って心に届かないものなんだけど、彼女のお説教というのはかなりグサグサくるもので、思わずそうだよなあ、とかなるほどと深くうなずいてしまうものであり、その上で相手の価値観に合わせて今までの自分の行為ややり方がどれだけ自分自身に不利益を与えていたのかを指摘してくれるもので、これはさすがの桜井も無視出来なかったんですよね。
それこそ、あなたのやり方生き方は敵を生みすぎてレベル上げのやり方として非効率的である、と言われたようなもんでしたしねえ。
檜垣の方への指摘もそうなんだけれど、二人へのアイリスの痛烈な非難と鋭い指摘と適切な改善方法というのは、それだけ作者がこの桜井と檜垣というキャラクターをちゃんと細かいところまで解体して掌握しきっていないとなかなか出てこない言葉だと思うんですよね。何となくとか勢いで書いてるだけじゃ出てこない分析でもあったのです。それこそ自分のキャラを掘り下げて掘り下げて、具体的に言語化できるまでに解釈しきるほどでないと。
そして、そこまで詳細に掌握しているからこそ、登場人物の在り方を次の段階に進める、それは成長でも変化でもいいのですけれど、そのキャラの根幹を変えないままに、もう一つ上積み出来るとも言えるんですね。
実際、桜井という人物はこれ以降もその価値観の最上位はレベル上げであることはゆるぎません。彼にとって大事なことはレベル上げ。それ以外は二の次なのですけれど、彼なりに反省して人との接し方を考えるようになります。
また、アイリスに叱られなかった桜井の行く先の一つとして、自分本位の塊のような人間として今回のボスキャラを対比として出してくることで、ああはなりたくないという形で桜井の在り方の方向性を修正していったように思えるんですね。
まあそれでも、それで人に好かれるようなキャラになったかというと、まだまだだと思うのですが。というか、こいつがヒロインに好かれる事があるんだろうか。檜垣とは和解出来たと言っても、親しむには程遠いというか未だにやっぱり嫌いという感情はこびりついているだろうし。アイリスはその世話好きの性格から、厄介な桜井と檜垣の面倒を見なければという気持ちを抱いているけれど、それを好意と呼べるのか。まあホントいい人なので知人友人としての好意は多分に持ってくれているのだろうけど。
いやほんと、問題児どころじゃないハズレた人物ばかりの中でアイリスは全くもって人間の出来た人だったなあ……いや、問題児は桜井と檜垣とラスボスだけでそれ以外の人は概ねちゃんとした人だったような気もするけど。メイン級の登場人物の大半がアレだったので、それだけアイリスのマトモさが目立つし清涼だし癒やしだった気がします。それ以上にしっかりした人でちゃんと悪い所を叱れる人で、叱ったあとで放置せずに熱心に世話焼いてくれるような人だったので。
アイリスがいれば、桜井たちも道を踏み外さないでしょうけれど、さりとてどうやったってマトモにはならない人間なだけに、さて次回以降があるとしてどういう道を歩んでいくのか。

クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です ★★★☆   



【クラスで一番の彼女、実はボッチの俺の彼女です】 七星 蛍/万冬 しま 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

私たちの関係は、みんなには内緒。甘酸っぱいドキドキのカレカノラブコメ!

「青春」なんて面倒くさい、自称・選択ボッチの篠宮誠司と、学年トップの成績で現役モデルの高嶺の花・神崎琴音。教室の中では絶対に交わらない2人は、クラスの誰も知らない秘密を持っている。
――この2人、実は皆に隠れた恋人同士なのだ。
頼り方を知らない甘え下手な彼氏と甘えたがりな彼女は、2人きりになった途端、素直な自分になることができる。
文芸部の部室で一緒にお昼を食べたり、豪雨を言い訳に家でお泊まりデートしたり、体育館裏でこっそり抱き合ったり……。

クラスでは遠いのに、2人だとこんなにも近い距離。
もどかしくて焦れったい、内緒のカレカノラブコメディ!
いや、良いよこれ、イイんじゃない!?
この二人、篠宮と神崎琴音の二人って普通のカップルなんですよ。ほんと、この年頃の高校生の彼氏彼女。お互いの事が好きで、一緒に過ごすのが楽しくて、居心地が良くて、まだまだ付き合いはじめて時間も経っていないからお互いの知らない面や趣味嗜好を知っていくのが嬉しくて仕方なくて。まさに彼氏彼女の関係を謳歌していて、浮かれている真っ盛り。かと言って、浮かれて暴走したりもせず、一方的に突っ走ったりもせず、等身大の自分のまま距離感として手を繋いで肩を寄せ合っているような穏やかな甘酸っぱさなんですよね。
これがいいんだ。
なんかタイトル的にも身分違いの秘密の恋、みたいに見えるんだけど、篠宮もボッチとは言え別にコミュ障というわけじゃなく、独りで居るのが平気で楽だからそうしているだけで孤立しているという訳じゃないし、神埼の方も学校の人気者とは言え化け物じみたスペックしてる訳でもカリスマがあるわけでもなく、メンタルお化けというわけでもない。美人で明るくて社交的だけど、普通の女の子だ。だから、二人の様子見ていても普通の彼氏彼女なんですよね。どちらかに比重が偏っているようなバランスの悪いカップルなんかじゃなく。
学校の友達には内緒にしている関係、というのもさほど珍しいものではないだろう。周囲の人間関係に煩わされないように、こっそり付き合っているというケースは良く聞くじゃないですか。彼らの場合、二人の関係は篠宮の妹には知られていて、琴音が篠宮の家に遊びに行く事もあって妹ちゃんとはもう別枠で連絡取り合ってるような仲良しですし、学校でも実のところそこまで神経を尖らせて真剣に隠しているようには見えない。昼休みのたびに、部室で一緒にお昼食べているし、みんなの見ている前では話したりしないけれど、携帯でメッセージは送り合っているし、何かあったら人気のない所で会ったりもしている。学校の行き帰りも、相応の頻度で一緒にしてますしねえ。
こうやってこっそりバレないようにという素振りで仲睦まじくするのが、楽しいというのもあるのだろう。わかります。
当然、他の同級生とあんまり交流を持っていない男子と、琴音が付き合っていると知れ渡ると彼女の広い交友関係から色々と面倒くさい事になるので隠している、という意図もわかるんですけどね。
公の関係になってしまうと、否応なく篠宮の方も琴音の人気者故の交友関係の方に関わることを要求されることになるでしょうし。そうすると、二人だけの関係に集中している訳にいかなくなるだろうし、煩わしいおつきあいも増える事になってしまうだろう。
それが原因で、今の気負いなく等身大で付き合えている関係に余計な負担が増えてしまうのは嫌だろうしねえ。二人の関係を内緒にしておきたいというのは、篠宮の方の希望みたいだけれど、琴音の方の気遣いも多分にあると思われる。ただ、篠宮からするといざ自身の煩わしさか琴音との関係か、と問われたら特に迷うことなく琴音の方を選ぶだろう事は、琴音が見舞われたトラブルで彼が積極的に介入した事からも自明のことだろう。
自分が見舞われたトラブルのお陰で篠宮まで面倒事に巻き込まれる事を嫌った琴音は、自分から距離を置こうとしていたけど、それは篠宮に気遣いすぎというか、あらすじでは篠宮の方が頼り方を知らないとか書いてあるけど、こうして見ると琴音の方が知らないしこういうときこそ甘えればいいのに、と思ってしまう。いや、本当に篠宮の事好きだからこそ、というのが伝わってくるのでありますけど。篠宮の方も、琴音が好きだからこそ此処ぞというときにはあれだけ身を挺して積極的に動き回れるのだろうし。自分が部活のイケメン男子と話していて、それがお似合いに見えた事で嫉妬してしまった、なんて篠宮から正直に吐露された時の琴音の、あの相好を崩すドコロじゃないはしゃぎようは可愛かったしなあ。お互いにホント夢中なんですよねえ。いい雰囲気のカップルなんだよなあ。

だからこそ、中学時代の篠宮の後輩であり、今年改めて入学してきた姫島はご愁傷様ですとしか言いようがない。これ、必死に勉強して篠宮のこと追いかけてきたんだろうしなあ。篠宮と琴音が関係を秘密にしているおかげで、後輩ちゃんは篠宮のことフリーだと思ってるんですよね。おまけに、ボッチだし周りに人もいないし、まさかこの先輩のことを好きになる人がいるわけないだろうと油断じゃないけど、余裕を持っているようにも見える。
まさか、出遅れているどころか既に試合終了しているなんてことは夢にも思うまい。かわいそうに。
ただ、このままだと付き合っているの内緒にしている事自体が、拗れる要因になりそうなんだよなあ。琴音の方は、むしろ人気者であるが故にある種キッパリと交際申し込まれても断れる立ち位置で、なあなあで変に距離感詰められてきたりというのも少ないでしょうし。まあ、今回のようにやたら悪質な手段で絡まれたりする事もあるわけですが。

何にせよ、篠宮と琴音のカップルはまさに等身大の普通の高校生カップルさが、むしろ新鮮で地に足がついているが故の派手じゃないけど力強い仲睦まじさ、甘酸っぱさを感じられて、良かった、実に良かったです。

インフィニット・デンドログラム- 14.<物理最強> ★★★★   



 インフィニット・デンドログラム- 14.<物理最強>】 海道左近/タイキ HJ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

対するは、<最強>

二国間による講和会議も決裂し、戦闘状態へと移行する両陣営。
レイvs<.物理最強>【獣王】ベヘモット。
アズライトvs【衝神】クラウディア
シュウvs【怪獣女王】レヴィアタン
お互いに譲れないもののため、各々全ての力をかけて衝突するこの戦いの行方は果たして――。
レイがゲームを始めて以来、最も過酷な戦いの幕が今上がる!
大人気VRMMOバトルファンタジー、決死の第14巻! !

クラウディアの抱えていた真実、そういう事だったのか。いや場合によっては、兄貴と合体とか融合なんていう可能性も想像していたんですよね。アズライトなどの回想からして、クラウディアの双子の兄というのは実在してアズライトと交遊もあったようですし。それが、現状一つの身体に同居しているのを示唆するような描写が続いたとなるとねえ。
ドライフ皇国はただでさえ、機械帝国! って感じで生体改造とかもガシガシやっている以上、二人の人間の精神を移植して、とかもっと物理的に合体融合して、みたいなのもやっても不思議でない印象がありましたし。【衝神】と【機皇】の二重取得とか、どう考えても普通の人間じゃないじゃないですか。
さすがにそこまでの最悪の予想通りとはなってなくて安心した、というべきかむしろクラウディア一人でこれ賄っていたと考えるとこれはこれで最悪なんじゃ、と思わないでもない。
いや、それもう天才すぎるを通り越して、バケモノじゃないですかー。ともあれ、アズライトへの愛は紛うことなき彼女独りのものだったわけですな。アズライトに一目惚れしてしまったが故に、今の性格を瞬時に構築してしまった、とか凄いは凄いんだけど、重いわー!
ただ、アズライトはその重さに平然と耐えれてしまう、というか重いとか感じないタイプだよなあ。きっぱりと友情までで線引きしちゃってますが。
二人の決闘は辛うじてアズライトに軍配があがりましたけれど、終わってみるとクラウディア、このときの全力ではあったけれど、まだ余力はあったんだよなあ。というか、月夜先輩の治療でパーフェクトクラウディアになってしまったのでは。
対獣王戦は、まさにこれぞジャイアントキリングというような、圧倒的強者の攻略戦になっていて燃えました。ここまで差があると、もはや詰将棋並に一手一手最善を尽くし、振り絞れるだけの全力を発揮して、ミスも無駄も一切なくして、ようやく届かないはずの頂きに指を引っ掛ける、くらいなんですよね。いやほんとに、まさに一手一手を時間を凝縮したようななかで打っていくんですよね。それも場当たり的にその時効果あるものではなく、先々のための積み重ねであり、伏線であり、埋伏であり、仕掛けであり。後々になって決定的な効果を発する手を瞬間瞬間打ち放っていく。一方で、その場その場も凌がないと、まさに瞬殺されてしまいますから、綱渡りの綱を全員で全力疾走するようなものだよなあ。
しかし、これぞジャイアントキリング、という見どころたっぷりの熱い戦いでありました。
てか、地味に月影先輩の影に潜る能力、これ自分だけでなく味方のユニットも、というあたりで実質MVPだったんじゃないでしょうか。これのお陰で、圧倒的弱者側だったこっちが主導権を握り続けられたようなものですし。
ここに来て、ネメシスによってレイのあの不屈の名前の由来ともなった、諦めず体中ボロボロになりながらも決して倒れず屈せず不可能に手を届かせるあの意志力の根源が語られていましたけれど、やっぱりあの「後味が悪い」というセリフは決め台詞なんかじゃなくて、本音も本音、精神の負荷をこぼしたものでもあったんですなあ。ネメシスがあれだけ深くレイの内面のことを理解している、というのも実に恋女房らしくて良いのですけれど、この娘はこうしてみると献身の娘よなあ。

そして、皆がディスペナも加味して、全員の力でなんとか獣王の身に致命の一撃を届けたところで、最後に月夜先輩の出番である。月夜先輩も、最善と全力を尽くしました。尽くしてしまいました。この人、頑張るとクソ外道の卑しんぼムーブになってしまうの、どうにかできませんかねw
獣王も自分事よりもクラウディアのことで追い詰められているの、あからさまだったのも悪いんですけれど、実際問題イーブンか月夜先輩の方が分が悪い状況だったと思うのですけれど、そこから平然と倍プッシュするこの強欲さ。いや、そこで素直に言い分を聞くのではなくさらに奪えるものは奪ってしまう強かさはまさにタフネゴシエーターなんですけど、ちゃっかり自分の懐にも利益を忍ばせるこの守銭奴っぷりたるや! こういう所カルト教団の教祖というより悪徳商人だぎゃ。いや、正しく現代のカルト教団の教祖らしい、というべきなんだろうか、これ。みんなの力で勝ち取った判定勝ちだったにも関わらず、自分だけこっそり金巻き上げるあたりが流石としか言いようがない。

しかし、辛うじて判定勝ちを勝ち取れましたけど、そのままやってたらアウトでしたでしょうし、獣王もこの戦いでは随分と自分に制約をつけていましたし、それ以前に本来ならば獣王はレヴィアタンとセット、コンビで戦ってこそ、なわけですから、実際問題半分の力で戦ってたようなもんだよなあ、これ。
改めて交渉で、今度こそ戦争で決着。それもティアン抜きのマスターだけで、という形になりましたけど、まだまだクライフ皇国余力あり、ですよねえ。まあまだ王国側も今回参戦出来なかったマスターも結構居ますから、挽回の余地はあるのでしょうけど。
と、その前にまだ王都強襲の方が正式に決着ついていないみたいですし、むしろあっちでの出来事の方がこの世界にとっては本命みたいなんですよね。管理者側にえらい不穏な動きを、この王都襲来に合わせて見せてきていますし。次回にもまだ動乱続く、か。


皇女殿下の召喚士 2 ★★★☆   



【皇女殿下の召喚士 2】 長野 文三郎/はるのいぶき ヒーロー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
「異界からの召喚」というギフトを手に入れたレオは、召喚した不思議なアイテムを用いて活躍し、皇女フィリシアのプリンセスガードという役職についた。恋仲のフィリシアとの婚約を皇帝に認めてもらうため、辺境のカルバンシアの地を開拓していく。ある日、故郷の友人から召喚した果物が収穫できそうだという手紙が届き、レオたちは里帰りも兼ねてラゴウ村に向かうことになる。旧友たちはレオの変化に驚きつつ、秘密のお楽しみを共有したりして、楽しいひと時を過ごす。そして、レオが召喚したマスクメロンの種はしっかり実を付けていた。その味と効能の高さを実感し、皇帝に献上しようと決めるのだが―。

皇帝陛下がアグレッシブでパワフルで精力的すぎるw そりゃ、こんなスケジュールで働きまくってたら帝国発展するし、その上でこれだけハッスルしてたら子供もわんさかできますわい。
ヒロインのフィリシア様からして皇女は皇女でも第十八皇女ですからね。これだけ下の方だと、政治的にもそれほど重要な立ち位置じゃないので、だからこそレオにも婚約者となるチャンスがあったわけですけど。
でもフィルが末妹の方、というわけでもなさそうなんだよなあ。現役でなおあれだけ励んでるとなると、多分フィルで真ん中かちょっと上の方になるんじゃないだろうか。それだけ皇族が増えるとなると、お金も掛かりそうだし権力争いもえらいことになりそうだけれど、フィルの姉のメダリアのように成人の儀で宮廷から離れる子供も少なくないようなので、変に権力を持たせる事無く皇帝陛下がうまいこと皇室を統制しているのがなんとなくわかる。
後継者の皇太子もしっかりと定めているみたいだし。この皇太子も、直接登場はしていないもののかなり優秀かつ温厚な人物みたいで、さらっとレオが皇太子のことを尊敬しているとのたまっているのは印象的だった。
レオ自身、皇帝陛下のお気に入りであり、功績も多々あって目をみはるような出世を果たしているある意味皇帝の子飼いみたいなところのある新貴族だけれど、この様子だと皇太子とも良い関係でいそうなんですよね。まあ、彼自身性格の良さと同時に立ち回りも上手くて人好きする性格なので敵を作りにくい人物なのですけれど。アリスがハーレムルートハーレムルートと拳を振り上げているように、彼を慕う女性も多いのですけれどそれに負けないくらい男友達も多いですしね。
何気にこの2巻の新登場キャラでヒロインはいなくて、異国の同じプリンセスガードのイケメン騎士と意気投合して仲良くなってるくらいですし。田舎の親友たちとは今なお得難い交流を続けていますし、その中からまさかの出世、貴族にまでなる人も出てきてますし、メダリア姉さまの恋人であるレレベル準爵ともかなり親密な友達付き合いしてますしねえ。
こういう男相手の関係も疎かにしてなくて、気持ちの通じ合った人間関係を欠かしていない主人公というのはやっぱり好感を抱いてしまいます。
ヒロイン相手の方も順調で、フィルとはついに一線を越えてしまうほど仲睦まじいですし、陛下から押し付けられた殺し愛がモットーなアニタの方も、ある意味再度落としなおして図らずも真っ当な愛情の方も獲得してしまいましたし。レオの方は別に節操がないわけじゃなく、フィルに対して一途なのですけれど、皇帝陛下の肝いりとかアリスがマメに唆して攻略ルートにレオを蹴り込むので、どんどん各ヒロインのルートが進展していっているという風情で。その中でも初めの方から片思い風味に恋情を募らせているレベッカがいじましくてねえ。レオとフィルの関係を一番近くで見ていてわかっているからこそ、無理には踏み込まないのだけれど、あれだけ好き好き光線出してたらねえ。アリスも煽るし。このオートマタ娘、本当に煽るよなあ。それでいて、わりと自分自身も遠慮せずにグイグイ押し込んでいきますし。
この未来型オートマタメイドのイイ性格したアグレッシブさが、ただでさえテンポのよいこの作品の回転力をアップさせている気がします。どんどん回転させて勢いつけてるもんなあ。
何にせよ人間関係にギスギスしたところがなく、どの方面でも思わず微笑んでしまいそうな温かい関係や篤い友情、淡い愛情が育まれててて、心地の良いお話でした。その上で軽快でリズムテンポ良くてグイグイ引っ張っていってくれますし、うん楽しかった。


転生したらスライムだった件 17 ★★★★   



【転生したらスライムだった件 17】 伏瀬/みっつばー GCノベルズ

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

本編では見られないあのキャラたちの活躍が詰まった『転スラ』初の短編集!

魔国連邦の幹部では珍しくも人間であるミョルマイルが西方諸国で暗躍する
――『ミョルマイルの野望』

愛する人の残滓を求め世界を旅するヴェルグリンドが関わった、とある国の物語
――『遠い記憶』

帝国再建に向けて動き出すカリギュリオは、己の過去とも向き合い始める
――『激動の日々』

魔王ギィ・クリムゾンのメイドにして原初の青レイン。そんな彼女も周りが異常ならボヤキたくもなるよね
――『青い悪魔のひとり言』

他、特別収録の1本を加えた『転スラ』本編とは違った視点で描かれる珠玉のSS集!
短編集ということで個々のキャラクターにスポットを当てて、というのは想像できたのだけれど、そのキャラのチョイスがまたぞろメイン級から遠く遠く離れてるあたり、大好きですわー。
特に特筆すべきが帝国の将軍だったカリギュリオ。この人なんてホントちょい役だし、小悪党のヤラレ役以外何者でもないにも関わらず、短編の主人公として描かれてここまで掘り下げてもらえるとか。
元々本作って最初期のベスターに代表されるように、この手の本来なら適当に使い捨てられるような別に強くもないし立派な人物でもない俗物の小悪党でも、結構大切に扱われて汚名返上するような立ち回りをして、ベスターのように後々まで重要人物として活躍することが多いんですよね。他にも何人も居ますし。
それも圧倒的な力にやられて感服して改心しました、という単純な心変わりじゃなくて、俗物だったそれぞれにも実際は人生の積み重ねがあり秘めたる思いがあり、時として道を外れていたりしたとしても、そこに至るまでには努力や奮起があり、それだけ頑張れる背景があり、としっかりと人物像を作り込んだ上で、心変わりというよりも敗北を気に初心を取り戻すような形で、それぞれが一番心輝いていた時期に立ち戻るような、そんな再出発を見せてくれるのでこういう小悪党たちの躍進はほんと嬉しくなるんですよね。
このカリギュリオも、将軍へと出世するまでの紆余曲折の人生には挫折と苦渋が刻み込まれていたのである。ただの野心家じゃなかったんですよね。そして、ただ利用し合うだけだった同僚と本当の意味で同志になり、友情が結ばれ、そこから過去に失ってしまった一番大切だったものを取り戻していく流れは、ちょっとした感動ですらありました。ああいうおっさん同志の多くを語らぬ心配りの友情はやっぱりいいよなあ。そして一番大切なものに裏切られた傷心を乗り越えて、真実に向き合ってもう一度それを取り戻そうとするおっさんの勇気、あれこそ勇気でありますよ。
カリギュリオのこれからに幸あれ、と心から思える短編でありました。

ミョルマイルも最初から強欲商人に見えてその心根が善人そのもの、という登場シーンから好きだったのですけど、この人を早々に取り込んで魔国の最重要人物に取り立てたのは、ただ強いだけが基準じゃない国造りの土台になってて、何気にキープレイヤーだったと思うんですよね。
そのミョルマイルの表舞台裏舞台もひっくるめての大活躍。実質、裏社会も牛耳るはめになったのか。その立場その仕事からどんどん金が懐に入ってくるにも関わらず、それどころじゃない忙しさに仕事の楽しさに、とこの人も人生謳歌してるよなあ。しかしテスタロッサ、もっと豪腕で交渉取りまとめているのかと思ったけれど、本当に繊手を持って丁寧にやってるんだなあ。これはほんと、他の悪魔には出来ない仕事だわ。いや、マジで彼女以外に出来るやついないんじゃないの? 他、色んな意味でバカばっかりだし。ギィのところのレインも澄ました顔して中身おばか、というのがこの短編で明らかになってしまいましたし。ミザリーの方はまだだいぶしっかりしてるんだろうか、これ見ていると。

ヴェルグリンドの話は、ルドラの魂の欠片を追いかけていろんな世界を駆け巡っていた頃のお話。世界が妖魔の謀略によって破滅しかけていて人類滅亡のピンチというさなかにヴェルグリンドが現れるという完全に異世界転移無双のお話じゃないですかー。まさかの近藤少佐のいた世界。あの人、地球の戦中の頃の人間、というわけじゃなかったのか。
ヴェルグリンドがもう圧倒的なんだけれど、彼女が無双する話というわけでもなく、彼女が色々と導くのだけれど基本的に現地の人間たちが頑張るお話になっていて、ヴェルグリンドこれ普通に救世の女神様じゃないですか。ルドラ以外どうでもいい、という態度を見せつつ結構世話好きというか親切にあれこれと手配りしてくれるし助言やフォローや、彼らが手が届かない所では手助けして、といたれりつくせりだったような。ヴェルグリンドも丸くなったものである。
いや、異世界のお話で実質別作品みたいになっているのだけれど、だからこその面白さがあった。この世界でも覚醒した連中は、頑張って転スラの世界まで来るつもりもあるみたいだし、彼らの再登場があったらそれはそれで楽しみ。

しかし、これだけちょい役のキャラですらこういう短編かけるのだから、それこそ登場キャラの分だけ主人公にして話を書けるんじゃないだろうか。長編の続きではなかったですけれど、満足度の高い短編集でありました。


Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 02 ★★★★   



【Dジェネシス ダンジョンが出来て3年 02】 之 貫紀/ttl KADOKAWA

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

2018年。ダンジョン攻略が当たり前になった世界。
元社畜の脱サラリーマン芳村は不幸?な事故によって最強スキルを手に入れる。
のんびり生活を求めて金稼ぎのためにダンジョン探索をするが
気づけば国際レベルの要注意人物に!
憧れのスローライフが遠のくなか、幻のスキル「異界言語理解」採取を依頼され
ついに芳村はダンジョンの深層に潜入。しかし、それが世界にさらなる波紋を生む結果に!?
うおお、なんじゃあのでっかい犬わ、と表紙見てビビってたら本編にちゃんと登場しましたよ、ワンコ。ワンコーズ。いや犬じゃなくてヘルハウンドですが。三好命名のアルスルズ。このカヴァスを筆頭にしたワンコたちが実にかわいいのだ。デカイけど可愛いのだ。言葉は喋らないけど此方の言葉はちゃんと解して意思疎通できるし、反応がまた知性と愛嬌とウィットに富んでいてなんていうんだろう、キュート? そうキュートなんですよ。でもただマスコットなだけではなく、力が強いのは当然として凄く頭がいいんですよね。頭がいいなんて頭悪そうな言い方はあれかしら。一つの命令というかこれしといて、というお願いに対してただ従順に言われた通りに従うのではなく、ちゃんと自分達で色々と試行錯誤してよりうまくその命令をこなせるように工夫したり、なんなら新しい魔術を生み出してより洗練されたやり方でやってくれる。今回は大雑把に番犬しておいて、という類……には収まらないか、狙われている前提での身辺警護を彼らに頼んだのだけれど、言われた以上の緊密さで完璧にガードしてくれたんですよね。こういう賢さはほんと頼もしいし、賢さそのものが愛嬌に繋がっている。いやもうこのワンコたち凄く好きですわー。
検証のために彼らの個体を一度殺したりして再召喚とかしたら三好怒るかなー、とか平然と動物実験的な思考を当然のように脳内で繰り広げている芳村さん、マジ鬼畜です。いや、実際言わないだけまだマシなのでしょうけれど。

いやしかし、これアルスルズがちょっと強力すぎる。こんなんがガードしてたら無敵じゃないですか。ダンジョンの話じゃなく、実世界の方でも。
今回芳村たちDパワーズは、国際情勢のバランスを覆すような重要なファクターを内包したスキル「異世界言語理解」というスキルオーブをオークションにかけると表沙汰にしたお陰で、世界各国から狙われるはめに。ただでさえ、色々と今までの常識からするとあり得ないスキルの売買方法を行ったために目をつけられていたのに、今回は各国本気になって自国の情報機関の実働部隊の精鋭を動かすことに。お陰で、芳村たちがダンジョンに潜ればぞろぞろと尾行の部隊が後をつけてくるわ、Dパワーズの事務所周辺は世界中の情報機関の関係者で大渋滞を引き起こすわ、というとんでもない状況に。
さらにさらに、この一件で特にババを引くことになるロシアはより短絡的な方法、いわゆる暗殺処理という行動に打って出たおかげで、芳村たちは日本の街中で命を狙われるはめに。
いやこれ、何気にロシアが予想以上に強引な手に打ってでたために芳村たちが想定した状況を上回っちゃってたんですよね。アルスルズがいなかったら、実際アウトだったんじゃないだろうか、という場面が幾つか。
にして、これはいくら何でも日本のダンジョン協会(JDA)の判断がお粗末すぎる、と思ったんですが斎賀課長の暗躍があったとは。本来なら彼程度の立場でそこまで考える責任はないはずなのですが、自分の組織の益、自分が所属するセクションの益ではなく日本の国益を考えての暗躍であり、ある意味国の方針そのものの行方を導く行動なわけで、それを部下に命令するとか上司に進言するというやり方ではなく、ちょっとした行動で本来彼の指示などでは動かないはずの上司や、Dパワーズの言動を誘導して望む形に持っていったわけですから、さり気なくとんでもない事してるよなあ、この人。しかも独断w いや別に表立って彼は何もしていないのですし、咎めだてられる理由も一切ないわけですから、何も問題ないですよねとしれっとしているあたり、相当の食わせ者だぞこの人。

ダンジョン探索のお話でありながら、舞台はあくまで現代社会。ダンジョンの中ではなく、社会の中のお話になっているのがまた面白いんですね。ダンジョンでやったことがダイレクトに現代社会に影響を与え、各国の動向を激化させ、国際情勢を揺り動かす。直接国に関わっていない人でも、国家の中枢に影響を及ぼすような教団や富豪など、キープレイヤーとなる人物がどんどん関わってくる。
あくまで本舞台はダンジョンの外、というのが他のダンジョン探索ものと異なる部分でそそられる面白さなんですよね。それらを嬉々としてかき回す芳村と三好のコンビ。ほんと、いい面の皮の厚さしてますわ、ふたりとも。世界の大国を向こうに回してビビって萎縮することもなく、振り回しているわけですから。あれだけ凄まじい大金を稼ぐに至っているのに、その金に振り回されてもいませんしね。あくまで彼らの目的は実験、検証、実証、というところにあってお金は手段、だからというのもあるんだろうけど、人物として変人であり真っ当であるがゆえ、なんでしょうね。
あの最後の、モニカという国に縛られることになる少女への芳村の助言なんざ、その最たるものでしたし。
しかし今回目次みたら、プロローグとエピローグの間に第三章「異世界言語理解」という項目だけがどーんと一つだけ並べてあって、目次の意味殆どなくw しかし中身も濃く勢いもたっぷりでページも厚いたった一章でありました。
なんか特典小説もあるらしく、それもかなりの分量らしいので後ほど読んでみたいと思います。2020年11月一杯までしか見られないみたいだから、後回しにしすぎるとやばいぞ。
あと電子書籍版では、その特典小説へのURLは巻末近くにQRコードと共に記載されているのでお見逃しのないよう。


ナイツ&マジック 10 ★★★★   



【ナイツ&マジック 10】 天酒之瓢/黒銀 ヒーロー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

第10弾の舞台は、空に浮かぶ広大な大地。噂に導かれ冒険心からやって来たエムリスとアーキッドは、辿り着くなり争いに巻き込まれてしまいます。混迷を深める空飛ぶ大地に、彼が現れます。
銀の光に蒼き刃。新婚旅行中の銀鳳騎士団団長、エルネスティ・エチェバルリアが。
空飛ぶ大地の戦いは活発化してゆきます。空には史上最強の対飛空船戦闘艦である飛竜戦艦。大地からは絶えたはずの超巨大魔獣、竜の姿が現れます。人とハルピュイア、飛竜と魔獣。
大地の支配者の座を巡り激戦が繰り広げられる中、エルネスティの眼前に思いもよらぬ因縁が現れます。
「できるならばあなたとは戦いたくなかったですが……。勝つか負けるか。
トイボックスマーク2、最期まで全て魅せて差し上げなさい!」
戦いの決着へと向けて、覚悟を乗せた蒼き騎士が空を翔ける――!

このあらすじの文章、なんでこんな自動翻訳みたいなんだ?
ともあれ、久々二年ぶりですか。アディがついにエルを落したというインパクトがすごすぎて、細かいところ忘れていたのですが、そう言えばエルたちが帰還した時にはもうエムリス王子とキッドは国飛び出しちゃってて、エルたちが帰ってきていたの知らなかったんだ。
前回の記事でも触れていましたけど、ほんとキッドが真っ当な主人公やってるんですよね。彼の誠実さと勇敢さと優しさのお陰でハルピュイアの氏族の一つと信頼を得られ、ハルピュイアと昔から友誼を結んでいたというシュメフリーク王国とも協力関係を結ぶことが出来たのですから。おまけに、ハルピュイアの娘さん二人にも懐かれちゃって。一人はお子様なのでどこまで女の子のそれなのかわからないですけれど、もう一人のホーガラはちゃんとした淑女ですし、気が強くて戦士としての誇りを持つ女性でありつつ、めっちゃキッドの事意識してて、アディが現れた時に妹と知らないが故にやたらとキッドとの関係を警戒して問い詰めてきた様子とか見ると、完全に乙女心全開でしたし。
いや、ほんとどうするんだ? エレオノーラ女王陛下がいるのに、いるのに!
まあそこは当人同士で何とか決着つけてもらうとして、いやまだホーガラに関してはキッドがまだまだ追い打ち止めかけそうな予感もあるんですよね。今、ホーガラは戦士として打ちのめされて密かにメンタル追い詰められてる最中で、それにキッドだけが気づきかけているという状況ですし。完全にフラグ、フラグw

ともあれ、あの飛竜戦艦が再び出現。とはいえ、前にこれを運用していたジャロウデク王国とは別口だったんですよね。ってか、そのジャロウデク王国の面々も久々に登場してきているし。あの【狂剣】グスターボが再登場してくれるとは思わなかった上に色んな意味で活躍してくれたのは嬉しかった。敵キャラとはいえ、あれほど個性的で特徴的でド派手なやつもイなかったもんなあ。ある意味イカレっぷりに関してはエルくんに匹敵するものがありますし。今回のエルくんとグスターボの遭遇戦からの激闘と、その後のあっさりさっきまで殺し合ってたのがなかったみたいにくつろいだお茶会してた様子なんか見てると、この二人明らかに同類だし! ここまでエルくんと同じ世界というか感覚で居られるキャラって、まず居なかったもんなあ。ほぼアディだけじゃない。
なんにせよ、ジャロウデク王国の派遣部隊、というか収奪出張部隊? グスターボたちに関しては少数部隊なんだけれど、それに飛竜戦艦を運用し大規模な飛行艦隊を持ち込んでいる北の強国パーヴェルツィークが浮遊大陸争奪戦に本格参戦したことで、これまで暴れに暴れていたイレブンフラッグスが一方的に叩かれ始め、いずれにせよ幾つもの勢力が首を突っ込んできた混迷の空になってきたのである。
エムリス王子とキッドたちは浮遊大陸に冒険しにきたのであって、資源収奪に来たわけではなく、シュメフリーク王国も原住民であるハルピュイアとの友誼優先なのですけど、他の勢力は浮遊大陸で発見された飛行艦の燃料である源素晶石の大鉱脈の奪い合い、ということで資源収奪戦争の様相を呈したわけである。
とはいえ、一方的に奪うばかりだったイレブンフラッグスと違って、パーヴェルツィークは強権的ではあってもハルピュイアに対しても一定の配慮はあったし、話し合いもできそうな余地はあったのですけど。
ってか、エルくんが絡まない間はわりと真面目に国同士の駆け引きとか信義のせめぎ合いとか真っ当なやり取りが進んでたんだよなあw エムリス王子も破天荒で大雑把なキャラなんだけれど、王子としてマトモでもあり義を見てせざるは勇なきなりの英雄でもあり、とキッドと合わせて実にちゃんと話を進めてくれてたんですけどねえ。
いや、別にエルくんがぶち壊しにしたというわけではないのだけれど。作中でもちらっと触れられているけど、エルくんって勝手にむちゃくちゃするのではなく、ちゃんと言質取ったり根回ししっかりしてフリーハンドを握った上で、誰も想像していない斜め上のレベルでむちゃくちゃやり始めるだけであって、ぶち壊しにはしないんですよね。いざ動き出すと、雰囲気とかこれまでの流れとか全部ぶち壊すけど。
というわけで、均衡をぶち壊したのは浮遊大陸に乗り込んできた各国の派遣隊ではなく、元から浮遊大陸に存在した謎の存在……というわけでもなかったのか、これ。まさかのエルくん因縁の相手が、それもごく最近因縁できましたばっかり、という相手の再登場である。しかも、交渉中に横からぶん殴ってくる形で。
そんな、みんなの尽力で整えられた舞台を盛大にぶち壊されたら、大混乱に陥ってしまったら、もうエルくんがどれだけ自由にやりたい放題やっても止めるやついないじゃないですかー。止める理由がないというか、免罪符を与えてしまったというべきか、エルくんを解き放ってしまったというべきか。
そして実に実に可愛そうなことに、その自由に解き放たれてしまったエルくんの機体には、交渉相手だったパーヴェルツィークの総司令官であり姫でもあったフリーデクント姫が助けられたついでに同乗するはめに。
あのエルくんの機体に同乗するはめに!!
死ぬる!
それまでは、峻厳にして英明、冷静沈着の氷の姫、という感じだったフリーデクント姫が典型的エルくんに巻き込まれ、えらい目にあってしまう人たちのパターン入りました。しかも、遠くから見ているだけじゃなくて、自分自身彼の機体に乗り込んでしまっているわけですからね。
死ぬる。
こうして一般人がエルくんの機体に乗っていると、彼がどれだけ意味不明な戦闘機動をして戦場を飛び回っているのかがその悲鳴とともによく伝わってくるのです。ってか、一人だけ出てる漫画が違うw
目まぐるしく全く予想できないというかわけわからない動きをするエルくんの機体に振り回されて、あぎゃーーとなってる姫様が同乗してくれているお陰か、いつもより尚更エルくんのはちゃめちゃっぷりが体感できるんですよね。
映像作品でもない、ただ文章として描かれているアクションを文字で追っているだけなのに、なんだかエルくんの機体トイ・ボックス2の動きが目で追いきれずに、辛うじて見える残像を必死で追いかけているような気分になってくるんですよね。うぉぉ、あっち飛んだ、いやこっち? どこ行った? なんでそこにいるの!? とまあそんな感じで。本を読んでて光景がありありと目に浮かぶ、という事はまあまあありますけど、ここまで動きが激しくて意識引っ張られて持ってかれて引きずり回されるのはちょっとなかなか経験ありませんでしたわ。凄かった、面白かった、読むジェットコースター体験である。
そして、エルくんにまったくお荷物が乗っている、という意識も配慮もないあたりがこの美少年め。どれだけぶん回しても平気でほんとにまったく気にしてないですからね。それでいて、姫様を助けるためという緊急避難の理由付けはしっかりしているし、当人からもちゃんとこういう行動とりますよー、と事前に許可と言質はとっているあたり、悪辣なのである。実際、どれだけむちゃくちゃされても、たしかに姫が事前に許し、また自身が彼に頼んだ行動でもあるわけですから、やめてーとは言えないんですよね。言わせないようにして好き勝手してやがる。そこまでしろとは言ってない、とどれだけ言っても暖簾に腕押しw
ただ機体の動きだけなら、肉体的にダメージ受けて精神的にPTSDになるくらいでまだ済んだのでしょうけれど、さらにそこからいきなり攻めてきた敵の正体と直面ですよ。しかもエルくんのお知り合い。同乗してるから否応なくお互いの会話が耳に飛び込んできて、そのあまりの突拍子の無さにむちゃくちゃさにデタラメさと伝説神話に至ろうかという規模の話に、姫様白目w
わけがわからない、意味がわからない、聞かなきゃよかった、もう質問とかするのやめようかな、と姫様がどんどん死んだ目になっていく姿に、なんかもう笑うしかなく。
全部終わったあとは、はい名物の遠い目をしたエルくん被害者の会新規加入者の出来上がりーである。こうなると、もう同情と共感で同志みたいな感覚になる不思議。確か、つい先程まで交渉決裂寸前で相容れぬ敵として目の前に立ちふさがりそうな雰囲気だったのに、雰囲気さん見事に消し飛ばされてしまいました、ご愁傷様です。

いやでもこれで実際パーヴェルツィークとの全面対決は避けられそう。でもそうなると、飛竜戦艦の製作者であるあいつはどうなるんだろう。一応、この戦いでシリーズ通してのラスボスが定まった感もありますし、あれとの本格対決になっていくのでしょうけど。今回はエルくん、実験機のトイ・ボックス2という、あれ実戦用じゃねえだろうという仕様の機体でしたから、本番はイカルガを持ってきてからでしょうしね。
次はさすがに2年は長いのでもう少し短い間隔で出してほしいなあ。


2020年9月読了ライトノベルのおすすめ  

読んだ本の数:28冊 うち漫画:1冊

ラブコメ三昧!! いや【隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた 】と【虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん】の二作は秀逸ながら少し前に出た作品なので今月発売じゃないのですけど。あと【カノジョの妹とキスをした。】は全然コメディってないのですけど。
でもほぼ別次元の領域な【継母の連れ子が元カノだった】と、短編であらゆるラブコメの極地を網羅してみせた【川上稔 短編集】の二編があまりに圧倒的で、今月はラブコメ三昧!という気分でありました。
骨太の本格戦記【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 3】【亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~】や本格ファンタジー【Babel】、本格SFアクション映画な【デッド・エンド・リローデッド】と読み応え歯ごたえ充分な作品も目白押しで、満腹感あるひとつきでありました。



★★★★★(五ツ星) 1冊

継母の連れ子が元カノだった 5.あなたはこの世にただ一人】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫( 2020/9/1)

【継母の連れ子が元カノだった 5.あなたはこの世にただ一人】 紙城 境介/たかやKi 角川スニーカー文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

ついに自分の想いを定めた結女のターンと思いきや、まさかの東頭いさなリターンズ。
ひとりの登場人物である東頭いさなという特異なキャラクターを、ここまで見事に掘り下げて解体し切り、その人物像を明確化してのけた渾身の一作であり、改めて周囲の人間関係が再設定することで水斗と結女の新しい関係をはじめる舞台が整えられた。まさに新展開に向けての踏ん切りの回でもありました。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 2冊

カノジョの妹とキスをした。2】 海空りく/ さばみぞれ GA文庫(2020/9/11)
Babel II 魔法大国からの断罪】 古宮 九時/ 森沢 晴行 電撃の新文芸(2020/9/17)


【カノジョの妹とキスをした。2】 海空りく/ さばみぞれ GA文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

うぉぉ、すごい展開になってきた。ただの浮気もの、不貞ものなら浮気をした男を糾弾すればいい。だが、ひたすらに純愛を貫き誘惑をはねのけながら、愛するが故に愛する人に愛を否定され拒まれて、なお愛を貫けというのか。誠実であるがゆえに苦しむ主人公にとって、それは許しであり救いであるのだとすれば、苦しいばかりの純愛に意味はあるのか。まさに衝撃の問題作。


【Babel II 魔法大国からの断罪】 古宮 九時/ 森沢 晴行 電撃の新文芸

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら

道中いろいろと事件に遭遇しながらも、なんとか魔法大国ファルサスに到着したシズクたち。ここで元の世界に帰るための方法を探そうとしたら、なぜか目通りした国王ラルスに世界の敵宣言されて命を狙われるはめに。覚えのない疑いを晴らすためにシズクがとった方法とは。
そしてタイトルに直結する異世界にまつわる言葉の謎。風雲急を告げる第二巻でありました。


★★★★(四ツ星) 7冊

デッド・エンド・リローデッド 2.不倶戴天のトゥーム・レイダー】 オギャ本バブ美/ NiΘ HJ文庫(2020/9/1)
隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた 2】 荒三水/さばみぞれ モンスター文庫(2020/6/30)
川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 1】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫(2020/9/10)
川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 2】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫(2020/9/10)
虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん plan.2】 蓮見景夏/こーやふ オーバーラップ文庫(2019/4/25)
やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 3】 芝村 裕吏/片桐 雛太 MF文庫J(2020/9/25)
亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス(2020/9/25)


【デッド・エンド・リローデッド 2.不倶戴天のトゥーム・レイダー】 オギャ本バブ美/ NiΘ HJ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた 2】 荒三水/さばみぞれ モンスター文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 1】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【川上稔 短編集 パワーワードのラブコメが、ハッピーエンドで五本入り 2】 川上稔/さとやす(TENKY) 電撃文庫

Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【虐殺スペック赤三月さんと低スペック九木野瀬くん plan.2】 蓮見景夏/こーやふ オーバーラップ文庫

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【やがて僕は大軍師と呼ばれるらしい 3】 芝村 裕吏/片桐 雛太 MF文庫J

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



【亡びの国の征服者 2 ~魔王は世界を征服するようです~】 不手折家/ toi8 オーバーラップノベルス

Amazon Kindle BOOK☆WALKER
感想はこちら



以下に、読書メーター読録と一言感想


続きを読む

悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ ★★★   



【悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~】 七夕 さとり/Tea カドカワBOOKS

Amazon Kindle BOOK☆WALKER

RPG系乙女ゲームに悪役令嬢ユミエラとして転生した私。でも実はユミエラは、本編ではショボいが、エンディング後には裏ボスとして再登場し勇者と渡り合うキャラで――つまり超絶ハイスペック! ついゲーマー魂に火がついて鍛えた結果、学園入学時点で私はレベル99に達してしまっていた。
ゲームのストーリーには関わらず目立たず平穏に過ごすつもりが、入学早々レベルがバレて、ヒロインや攻略対象達には魔王と疑われてしまい……!?

パトリック、作中の印象だともっと大柄でガタイ良さそうな大人びた男性なんだけど、デザインだと普通に優男だなあ。
生まれたときから両親の顔も知らずに育ったユミエラ。一度も会いにも来ない両親に対して寂しいとも思わず、自分に向けられる悪意にも敵意にも無頓着なユミエラは感情がないわけじゃないのだけれど、どうにも淡々としている。感情の抑揚が少なく、どんな言葉をぶつけても暖簾に腕押しな彼女。これで行動も大人しかったら、存在感の薄い子かいじめられっ子ルート、或いは孤高の美少女というところなのだけれど、彼女の無頓着さは常識の方にも大いに発揮されていて、平穏に暮らしたいとか思っていながらレベル99の力加減をあんまり考慮せず、普通の人からするとわけのわからない規模の力をポンポンと炸裂させ、それはないだろうという行動を悩みもせずに行ってしまう。結果、だいたい盛大にやらかすことになるのだけれど、それでやっちまったと焦ったり後悔したりもせず「……まあいいか」くらいの適当さで流しちゃう子なのだ。
おかげで周囲の人間はユミエラの事をいつなにをしでかすか分からない導火線に火がついたまま自由気ままにその辺を転がりまわる爆弾岩みたいに畏怖されることになる。魔王呼ばわりされても仕方ないよね? これで目立たないで平穏に、のつもりがわりとあるあたりその時点で常識がない。まあ出来てないなあという自覚があるあたりはマシなのかもしれないけど。

ただまあ、こうして見ているとユミエラって他人にも世界にも対して興味がないのだろう。無関心ゆえに、何を言われても気にしないし、動じないし、結局どうでもいいのだ。一人であることを寂しいなんて思わないし、自分が他人からどう思われていてもわりとどうでもいい。彼女の淡々とした態度があんまり乾いていたり冷たい感じがしないのは、それなりにお一人様でレベル上げしたりやれる事を楽しんでいるからなのだろう。別に、世界がつまらないとか退屈している、という風に現状に飽いていたり絶望していたりするわけじゃないのだ。だが、他人と繋がることだけは最初から諦めている。期待していない。そして関心を抱いていない。自分の異常性については、ちゃんと自覚しているのだ。まあ治す気もさらさらないし、どこが他人と違うのかについても比べるつもりもないし、だからこそ常識はずれのことをやり続けるのだろうけど。

しかし、そんな他人との壁を埋めるつもりがないユミエラに、何故だか近づいてくる人間が学園に通うようになってからちらほらと出始めるようになった。その筆頭がパトリックだ。
彼の存在を意識しだすことによって、初めて他人との人間関係、そして世界との関わり方について彼女は考え始めることになる。
パトリックとの関係について、しばらくしてよく一緒に居るようになってからも、彼との関係が友人関係ではなく、知り合いレベルだと発言してパトリックをへこませていたのは、あれユミエラが鈍感だとかではなくて、それだけ自分が他人から距離を置かれる存在であるという自覚が深くに根ざしていたからなのではないだろうか。人間関係そのものに関心や興味がないからどうでもいい、と思っていたのだろうけれど、自分が普通の人間から受け入れられる存在ではないのだという思いはあったはずなんですよね。自然とフィルターがかかってしまう。
だから、パトリックがどれほど好意をぶつけてきてくれても、それをうまく理解できないし、自分自身に隔意ある解釈で納得してしまう。パトリックの苦労が忍ばれる。
でも、他人からの好意は理解できなくても、自分の中から生じて湧き上がってきた感情、好きという思いには目を逸らさず受け止めるユミエラは、傍目のアレっぷりとは裏腹に純真で素直な娘なのだろう。単純明快シンプルな生き方考え方をしている、とも言える。
何気に、同じ貴族令嬢でアホの娘を極めているエレノーラと同類なんじゃないだろうか、ユミエラって。
エレノーラの方も、ユミエラの突拍子の無さの影に隠れているけれど、この娘はこの娘でだいぶぶっ飛んでいるんですよね。アホの娘すぎるが故にユミエラの異質さ、異常性、普通の人間との差異について全く理解していなくて、だからこそ一度打ち解けてしまったら無邪気に無防備にじゃれついてくる。ユミエラがどれほど途方も無い事を仕出かしても、エレノーラはそれがどれだけ大事だったり常識はずれなのか理解してないので、ほいほいと受け入れてしまうのである。この娘はこの娘で作中でも随一の大物な気がするなあ。作中でも随一の常識人であるが故に、ユミエラのしでかすことに毎回目を回しているパトリックの苦労が忍ばれる。あれだけヒーヒー言いながらも、直向きにユミエラについていくパトリック、こいつはこいつで充分大物だと思うのだけど。

ともあれ、パトリックとの交流やエレノーラに懐かれ纏わりつかれて、国王夫妻や学園長からは(生)暖かく見守られ、という学園に入るまでは経験したことがなかった人との交わり、好意を向けられるようになったユミエラは、徐々に人の心を学んでいく、とまで言ったらさすがに過言でしょうか。
でも、いざ面倒くさいことになったら国を出奔して自由に生きたいように生きればいいさ、というある意味自分の一人の世界を生きていた彼女が、他人との関係を意識し感じることになったそんな折に、自分と同じような黒髪故に差別されイジメられる男の子と出会ったことで、世界に蔓延る一方的な差別意識に自分なりに出来ることがあるんじゃないか、と模索をはじめる。世界に対して自分が出来ることを考え始めるのである。
自分以外のことに対して関心を持たず、興味を持たず、最初から諦めて期待をしていなかった彼女が、自分から世界に関わり始めた。誰かを好きになって、その人から好きになって貰いたいと思うようになった。
能力的には最初からカンストしていたユミエラだけど、こうしてみるとちゃんと彼女の成長物語にもなっていたんだなあ。

 
10月26日
【とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲 16】
冬川 基
(電撃コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【はたらく魔王さま! 17】
和ヶ原 聡司/柊 暁生
(電撃コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【とある科学の超電磁砲外伝 アストラル・バディ 4】
乃木 康仁
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【比羅坂日菜子がエロかわいいことを俺だけが知っている。3】
紺矢 ユキオ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンはもう十分に強い 5】
サラマンダ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【治癒魔法の間違った使い方 ~戦場を駆ける回復要員~ 7】
九我山 レキ/くろかた
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【聖剣学院の魔剣使い 2】
蛍幻 飛鳥/志瑞祐
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 14】
常深アオサ/羊太郎
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【七つの魔剣が支配する 3】
えすの サカエ/宇野 朴人
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【やり直し令嬢は竜帝陛下を攻略中 1】
柚 アンコ/永瀬 さらさ
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【東方Project人妖名鑑 常世編】
ZUN
(KADOKAWA)

Amazon Kindle B☆W

【月刊少年シリウス 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年エース 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【コンプエース 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月25日
【現代社会で乙女ゲームの悪役令嬢をするのはちょっと大変 1】
二日市とふろう
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【黒の召喚士 13.竜王の加護】
迷井豆腐
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ひとりぼっちの異世界攻略 life.5】
五示正司
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【月50万もらっても生き甲斐のない隣のお姉さんに30万で雇われて「おかえり」って言うお仕事が楽しい 2】
黄波戸井ショウリ
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【最凶の支援職【話術士】である俺は世界最強クランを従える 2】
じゃき
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【D級冒険者の俺、なぜか勇者パーティーに勧誘されたあげく、王女につきまとわれてる 1】
白青虎猫
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【婚約破棄されてから聖女の力が覚醒したようです 1】
少年ユウシャ
(オーバーラップ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【Doggy House Hound 1.猟犬継承】
ポチ吉
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【猫だってアイテムを収集すれば最強になれます!2】
川崎AG
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【不死者の弟子 2 〜邪神の不興を買って奈落に落とされた俺の英雄譚〜】
猫子
(オーバーラップノベルス)

Amazon Kindle B☆W

10月24日
【探偵くんと鋭い山田さん 2 俺を挟んで両隣の双子姉妹が勝手に推理してくる】
玩具堂(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【今はまだ「幼馴染の妹」ですけど。3.3年分の「ありがとう」だよ、先輩】
涼暮 皐
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【七人の魔剣姫とゼロの騎士団】
川田 両悟
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【ようこそ実力至上主義の教室へ 2年生編 3】
衣笠彰梧
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【僕のカノジョ先生 8】
鏡 遊
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? 10】
三河 ごーすと
(MF文庫J)

Amazon Kindle B☆W

【春菜ちゃん、がんばる? 3 フェアリーテイル・クロニクル】
埴輪星人
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【バフ持ち転生貴族の辺境領地開発記 2】
すずの木くろ
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【洞窟王からはじめる楽園ライフ 〜万能の採掘スキルで最強に!?〜 2】
苗原一
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【異世界もふもふカフェ 2 〜テイマー、もふもふ猫を求めて隣国へ〜】
ぷにちゃん
(MFブックス)

Amazon Kindle B☆W

【異常心理犯罪捜査官・氷膳莉花 怪物のささやき】
久住四季
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【王立士官学校の秘密の少女 イスカンダル王国物語】
森山光太郎
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【宮廷医の娘 2】
冬馬倫
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【座敷童子の代理人 8】
仁科裕貴
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【大凶ちゃんと太陽くん #誰かじゃなくて君がいい】
星奏なつめ
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【レッドスワンの混沌 赤羽高校サッカー部】
綾崎隼
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【愛に殺された僕たちは】
野宮有
(メディアワークス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界ゆるっとサバイバル生活 2 〜学校の皆と異世界の無人島に転移したけど俺だけ楽勝です】
絢乃
(ブレイブ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【仲が悪すぎる幼馴染が、俺が5年以上ハマっているFPSゲームのフレンドだった件について。2】
田中ドリル
(ブレイブ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ロード・エルメロイII世の事件簿 6】
東 冬/TENGEN/三田誠
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Apocrypha 9】
石田あきら/東出祐一郎
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【HGに恋するふたり2】
工藤 マコト
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム GROUND ZERO コロニーの落ちた地で 4】
才谷 ウメタロウ
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Grand Order コミックアラカルト PLUS! SP 対決編!】
アンソロジー
(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙2】
日鳥/支倉凍砂
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【リアリスト魔王による聖域なき異世界改革 3】
鈴木 マナツ/羽田 遼亮
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【リビルドワールド 3】
綾村 切人/ナフセ
(電撃コミックスNEXT)

Amazon Kindle B☆W

【ダストボックス2.5 5】
高津カリノ
(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【不器用な先輩。2】
工藤マコト
(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【月刊ビッグガンガン 2020 Vol.11】

Amazon Kindle B☆W

【月刊アクション2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【アフタヌーン 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月23日
【クロウ・レコード Infinite Dendrogram Aot 3】
La−na/海道左近
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【異世界おじさん 5】
殆ど死んでいる
(MFC)

Amazon Kindle B☆W

【うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。6】
ほた。/CHIROLU
(MFC)

Amazon Kindle B☆W

【ガールズ&パンツァー 劇場版Variante 6】
伊能 高史
(MFコミックス フラッパーシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 6】
ありかん/細音 啓
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【私の傷は死んでも消さない 2】
緋鍵 龍彦
(MFコミックス アライブシリーズ)

Amazon Kindle B☆W

【風太郎不戦日記 2】
山田 風太郎/勝田 文
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【コウノドリ 32】
鈴ノ木ユウ
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【マリアージュ〜神の雫 最終章〜 24】
オキモト・シュウ/亜樹直
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【望郷太郎 3】
山田芳裕
(モーニング KC)

Amazon Kindle B☆W

【ヴィンランド・サガ 24】
幸村誠
(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【とりぱん 27】
とりのなん子
(ワイドKC)

Amazon Kindle B☆W

【「不屈の冒険魂」雑用積み上げ最強へ。超エリート神官道】
漂鳥
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【スキルトレーダー【技能交換】 〜辺境でわらしべ長者やってます〜】
伏(龍)
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【『ショップ』スキルさえあれば、ダンジョン化した世界でも楽勝だ 〜迫害された少年の最強ざまぁライフ〜】
十本スイ
(ダッシュエックス文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ロード・エルメロイII世の事件簿 8.「case. 冠位決議(上)」】
三田 誠
(角川文庫)

Amazon

【わが家は祇園の拝み屋さん 13 秋の祭りと白狐の依頼】
望月 麻衣
(角川文庫)

Amazon Kindle B☆W

【水神様がお呼びです あやかし異類婚姻譚】
佐々木匙
(角川文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ファンタジーをほとんど知らない女子高生による異世界転移生活 4】
コウ
(モーニングスターブックス)

Amazon Kindle

10月22日
【すのはら荘の管理人さん 6】
ねこうめ
(4コマKINGSぱれっとコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【月刊ガンガンJOKER 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【まんが4コマぱれっと 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年マールの転生冒険記 1~優しいお姉さん冒険者が、僕を守ってくれます! ~】
月ノ宮マクラ
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【槍使いと、黒猫。12】
健康
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【異世界はスマートフォンとともに。22】
冬原パトラ
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

【新米オッサン冒険者、最強パーティに死ぬほど鍛えられて無敵になる。6】
岸馬きらく
(HJ NOVELS)

Amazon Kindle B☆W

10月21日
【理系が恋に落ちたので証明してみた。9】
山本アリフレッド
(メテオCOMICS)

Amazon Kindle B☆W

【魔女と猟犬】
カミツキレイニー
(ガガガ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【世界最強の魔王ですが誰も討伐しにきてくれないので、勇者育成機関に潜入することにしました。4】
両道 渡
(ガガガブックス)

Amazon Kindle B☆W

【元将軍のアンデッドナイト 5】
猫子
(ガガガブックス)

Amazon Kindle B☆W

10月20日
【不遇職の弓使いだけど何とか無難にやってます 2】
洗濯紐
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【特級ギルドへようこそ!5〜看板娘の愛されエルフはみんなの心を和ませる〜】
阿井りいあ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【フェンリル母さんとあったかご飯〜異世界もふもふ生活〜5】
はらくろ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【ギルド追放された雑用係の下剋上2〜超万能な生活スキルで世界最強〜】
夜桜ユノ
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【アナザー・フロンティア・オンライン2〜生産系スキルを極めたらチートなNPCを雇えるようになりました〜】
ぺんぎん
(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【銀河連合日本 Age after Project Enterprise】
松本保羽
(星海社FICTIONS)

Amazon

【髭と猫耳】
周藤蓮
(星海社FICTIONS)

Amazon

 【ゴミ箱診療科のミステリー・カルテ】
津田 彷徨
(星海社FICTIONS)

Amazon

【エスカレーション】
倉田 悠子
(星海社FICTIONS)

Amazon

【少年マガジンR 2020年11号】

Kindle B☆W

10月19日
【まんがタイムきららMAX 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

 【月刊ヤングキングアワーズGH 2020年12月号】

Amazon Kindle B☆W

10月17日
【月刊サンデーGX 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【少年マガジンエッジ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ウルトラジャンプ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ロクでなし魔術講師と追想日誌 7】
羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 10】
細音啓(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【人生∞周目の精霊使い 無限の歴史で修行した元・凡人は世界を覆す】
師走トオル(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【人工痴能と始める人生デバッグ入門 ドスケベAIが俺に童貞捨てさせようとしてくる】
霧山よん(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【たとえば俺が、チャンピオンから王女のヒモにジョブチェンジしたとして。2】
藍藤唯(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王が如く 絶対強者の極道魔王、正体を隠して学園を極める】
なめこ印(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界で最強の装備は、全裸でした どうか私に全裸を教えてくださいっ! 全裸ではなく《世界》だ!】
初美陽一(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【神々に育てられしもの、最強となる 4】
羽田遼亮(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【一億年ボタンを連打した俺は、気付いたら最強になっていた 5 〜落第剣士の学院無双〜】
月島秀一(富士見ファンタジア文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ステラエアサービス 曙光行路】
有馬桓次郎(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

【四畳半開拓日記 04】
七菜なな(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

【異世界最強の大魔王、転生し冒険者になる 2】
月夜涙(電撃の新文芸)

Amazon Kindle B☆W

10月16日
【ジョジョリオン 24】
荒木飛呂彦(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【【推しの子】2】
赤坂アカ/横槍メンゴ(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【片喰と黄金 4】
北野詠一(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【セーブ&ロードのできる宿屋さん ~カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです~ 4】
稲荷竜/竹内じゅんや(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【メイド・イン・ひっこみゅ~ず 5】
サンカクヘッド(ヤングジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【薬屋のひとりごと~猫猫の後宮謎解き手帳~ 9】
倉田三ノ路/日向夏(サンデーGXコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【葬送のフリーレン 2】
山田鐘人/アベツカサ(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【双亡亭壊すべし 19】
藤田和日郎(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【MAO 6】
高橋留美子(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【トニカクカワイイ 13】
畑健二郎(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【よふかしのうた 5】
コトヤマ(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【魔王城でおやすみ 16】
熊之股鍵次(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【switch 10】
波切敦(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【シャングリラ・フロンティア 1】
硬梨菜/不二涼介(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【それでも歩は寄せてくる 5】
山本崇一朗(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【DAYS 40】
安田剛士(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ネクロマンス 4】
堂本裕貴(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ブルーロック 11】
金城宗幸/ノ村優介(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【はぐるまどらいぶ。(2) レアスキルで世界を駆け抜ける】
紺藤けい/かばやきだれ (ジャルダンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【信長の庶子 五】
壬生一郎(ヒストリアノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【劇場版・鬼滅の刃 無限列車編ノベライズ】
矢島綾/吾峠呼世晴(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

10月15日
【冒険者になりたいと都に出て行った娘がSランクになってた 9】
門司柿家(アース・スターノベル)

Amazon Kindle B☆W

【高遠動物病院へようこそ!3】
谷崎泉(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【平安後宮の薄紅姫 二 宮廷去りし皇后宮と伊勢物語】
遠藤遼(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【花は桜よりも華のごとく】
河合ゆうみ(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【彩柏寺の神様見習いたち 元保育士・小森新、あやかし保育に再就職しました!】
時田とおる(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【白澤さんの妖しいお料理処 四千年の想いを秘めた肉じゃが】
夕鷺かのう(富士見L文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔物の国と裁縫使い 〜凍える国の裁縫師、伝説の狼に懐かれる〜 2】
今際之キワミ(サーガフォレスト)

Amazon Kindle B☆W

【四度目は嫌な死属性魔術師 7】
デンスケ(サーガフォレスト)

Amazon Kindle B☆W

【王太子殿下は後宮に占い師をご所望です】
夢見るライオン(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王の右腕になったので原作改悪します 2】
木村(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【なんちゃってシンデレラ 王国騒乱編 お伽話のつづき、はじめました。6】
汐邑雛(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【身代わり聖女は、皇帝陛下の求婚にうなづかない】
汐邑雛(ビーズログ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【九重家献立暦】
白川紺子(講談社タイガ)

Amazon Kindle B☆W

【死者と言葉を交わすなかれ】
森川智喜(講談社タイガ)

Amazon Kindle B☆W

10月14日
【ゴブリンスレイヤー 13】
蝸牛くも(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 16】
大森藤ノ(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【家族なら、いっしょに住んでも問題ないよね? 2】
高木幸一(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【踊る星降るレネシクル 7】
裕時悠示(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【厳しい女上司が高校生に戻ったら俺にデレデレする理由 〜両片思いのやり直し高校生生活】
徳山銀次郎(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【僕の軍師は、スカートが短すぎる 〜サラリーマンとJK、ひとつ屋根の下】
七条剛(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【きみって私のこと好きなんでしょ? 2 とりあえずデートでもしてみる?】
望公太(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【きれいなお姉さんに養われたくない男の子なんているの? 3】
柚本悠斗(GA文庫)

Amazon Kindle B☆W

【エリスの聖杯 3】
常磐くじら(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【魔女の旅々 14】
白石定規(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【魔女の旅々 14 ドラマCD付き特装版】
白石定規(GAノベル)

Amazon

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 14】
森田季節(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました 14 ドラマCD付き特装版】
森田季節(GAノベル)

Amazon

【ラスボス、やめてみた 2 〜主人公に倒されたふりして自由に生きてみた】
坂木持丸(GAノベル)

Amazon Kindle B☆W

【パリピ孔明 3】
四葉夕卜/小川亮(ヤンマガKCスペシャル)

Amazon Kindle B☆W


10月13日
【昔勇者で今は骨 2】
内々けやき/佐伯庸介(リュウコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ちはやふる 45】
末次由紀(BE LOVE KC)

Amazon Kindle B☆W

【カードキャプターさくら クリアカード編 9】
CLAMP(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

10月12日
【新九郎、奔る! 5】
ゆうきまさみ(ビッグコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー 10】
蝸牛くも/黒瀬浩介(ビッグガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー外伝 イヤーワン 6】
蝸牛くも/栄田健人(ヤングガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ゴブリンスレイヤー外伝2 鍔鳴の太刀《ダイ・カタナ》2】
蝸牛くも/青木翔吾(ガンガンコミックスUP!)

Amazon Kindle B☆W

【戦×恋(ヴァルラヴ)11】
朝倉亮介(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【無能なナナ 7】
るーすぼーい/古屋庵(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【英雄教室 10】
新木伸/岸田こあら(ガンガンコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【死神坊ちゃんと黒メイド 10】
イノウエ(サンデーうぇぶりSSC)

Amazon Kindle B☆W

【つぐももフルカラーコミック つぐもも蜜】
浜田よしかづ(アクションコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【オヤジが美少女になってた話 2】
赤信号わたる(アクションコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【人狼への転生、魔王の副官 はじまりの章 6】
瑚澄遊智/漂月(アース・スター コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【カルデアこぼればなし 染宮すずめFate/Grand Order作品集】
染宮すずめ(星海社COMICS)

Amazon Kindle

【月刊少年ガンガン 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【まんがタイムきららフォワード 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ゲッサン 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

10月10日
【狼は眠らない 3】
支援BIS/新川権兵衛(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【蜘蛛ですが、なにか? 9】
かかし朝浩/馬場翁(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【蜘蛛ですが、なにか? 蜘蛛子四姉妹の日常 2】
グラタン鳥/馬場翁(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【Fate/Grand Order 平安HEROES ぴよ作品集】
ぴよ(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【モルフェウス・ロード 1】
よかぜ(BLADEコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【続・魔法科高校の劣等生 メイジアン・カンパニー】
佐島勤(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王学院の不適合者 8 〜史上最強の魔王の始祖、転生して子孫たちの学校へ通う〜】
秋(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【幼なじみが絶対に負けないラブコメ 5】
二丸修一(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【安達としまむら 9】
入間人間(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【アポカリプス・ウィッチ 3 飽食時代の【最強】たちへ】
鎌池和馬(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【オーバーライト――クリスマス・ウォーズの炎】
池田明季哉(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【女子高生同士がまた恋に落ちるかもしれない話。2】
杜奏みなや(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔力を統べる、破壊の王と全能少女 2 〜魔術を扱えないハズレ特性の俺は無刀流で無双する〜】
手水鉢直樹(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【バケモノたちが嘯く頃に バケモノ姫の家庭教師】
竜騎士07(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【君が、仲間を殺した数 〜魔塔に挑む者たちの咎〜】
有象利路(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【午後九時、ベランダ越しの女神先輩は僕だけのもの】
岩田洋季(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【ねえ、もっかい寝よ?】
田中環状線(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界の底辺料理人は絶頂調味料で成り上がる! 〜魔王攻略の鍵は人造精霊少女たちとの秘密の交わり!?〜】
アサクラネル(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【女子高生声優・橋本ゆすらの攻略法】
浅月そら(電撃文庫)

Amazon Kindle B☆W

【追放された転生公爵は、辺境でのんびりと畑を耕したかった 〜来るなというのに領民が沢山来るから内政無双をすることに〜】
うみ(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【勇者の孫の旅先チート 〜最強の船に乗って商売したら千の伝説ができました〜】
長野文三郎(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【加護なし令嬢の小さな村 3 〜さあ、領地運営を始めましょう!〜】
ぷにちゃん(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【鍛冶屋ではじめる異世界スローライフ 3】
たままる(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【【修復】スキルが万能チート化したので、武器屋でも開こうかと思います 5】
星川銀河(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【外れスキル「影が薄い」を持つギルド職員が、実は伝説の暗殺者 5】
ケンノジ(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【父は英雄、母は精霊、娘の私は転生者。6】
松浦(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【魔石グルメ 7 魔物の力を食べたオレは最強!】
結城涼(カドカワBOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【ティアムーン帝国物語5〜断頭台から始まる、姫の転生逆転ストーリー〜】
餅月望(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【地球さんはレベルアップしました!】
生咲日月(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【継続は魔力なり 6〜無能魔法が便利魔法に進化を遂げました〜】
リッキー(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

【最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。3】
ほのぼのる500(TOブックス)

Amazon Kindle B☆W

10月9日
【可愛いだけじゃない式守さん 6】
真木蛍五(KCデラックス)

Amazon Kindle B☆W

【放課後の拷問少女 11】
BOKU(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【世界か彼女か選べない 9】
内山敦司(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【我間乱-修羅 13】
中丸洋介(講談社コミックス)

Amazon Kindle B☆W

【売国機関 4】
カルロ・ゼン/品佳直(バンチコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【最後のレストラン 16】
藤栄道彦(バンチコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【トリニティセブン 7人の魔書使い 24】
サイトウケンジ/奈央晃徳(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【トリニティセブン アナスタシア聖伝 2】
サイトウケンジ/Bcoca(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【この素晴らしい世界に祝福を! 12】
渡真仁/暁なつめ(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【残念女幹部ブラックジェネラルさん 7】
jin(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【KILLING ME/KILLING YOU 3】
成田芋虫(ドラゴンコミックスエイジ)
Amazon Kindle B☆W

【魔王学園の反逆者 1 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~】
溝口ぜらちん/久慈マサムネ(ドラゴンコミックスエイジ)

Amazon Kindle B☆W

【異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術 12】
福田直叶/鶴崎貴大(シリウスKC)

Amazon Kindle B☆W

【無号のシュネルギア 3】
高田裕三(シリウスKC)

Amazon Kindle B☆W

10月7日
【ウィッチクラフトワークス 15】
水薙竜(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【ウチの使い魔がすみません 8】
櫓刃鉄火(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【うちの師匠はしっぽがない 4】
TNSK(アフタヌーンKC)

Amazon Kindle B☆W

【good!アフタヌーン 2020年11号】

Amazon Kindle

【逆転オセロニア 蒼竜騎士と赤竜騎士の軌跡】
高嶺バシク(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【ネカフェ住まいの底辺冒険者 2 美少女ガンマンと行く最強への道】
御手々ぽんた(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【絶対回避のフラグブレイカー 2 ハッピーエンドをつかむための25の法則】
友理潤(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【俺たち青春浪費中、魔法少女と世界を救う。】
佐藤悪糖(レジェンドノベルス)

Amazon Kindle B☆W

10月6日
【ソウナンですか? 7】
さがら梨々/岡本健太郎(ヤンマガKCスペシャル)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングマガジン サード 2020年 Vol.11】

Amazon Kindle B☆W

【殺人事件が起きたので謎解き配信してみました】
越尾圭(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

【大江戸科学捜査 八丁堀のおゆう 妖刀は怪盗を招く】
山本巧次(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

【谷中レトロカメラ店の謎日和 思いをつなぐレンズ】
柊サナカ(宝島社文庫)

Amazon Kindle B☆W

10月5日
【刹那の風景 1 68番目の元勇者と獣人の弟子】
緑青・薄浅黄(ドラゴンノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【悪役令嬢の執事様 破滅フラグは俺が潰させていただきます 2】
緋色の雨(ドラゴンノベルス)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングキングアワーズ 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

10月2日
【鬼滅の刃 22】
吾峠呼世晴(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【ぼくたちは勉強ができない 19】
筒井大志(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【呪術廻戦 13】
芥見下々(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【冒険王ビィト 15】
稲田浩司/三条陸(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【終わりのセラフ 22】
山本ヤマト(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【あやかしトライアングル 1】
矢吹健太朗(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【早乙女姉妹は漫画のためなら!? 8】
山本亮平(ジャンプコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【異世界居酒屋「のぶ」11】
蝉川夏哉/ヴァージニア二等兵(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【帰ってください! 阿久津さん 2】
長岡太一(角川コミックス・エース)

Amazon Kindle B☆W

【ヤングエース 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【ジャンプSQ. 2020年11月号】

Amazon Kindle B☆W

【それでも、好きだと言えない】
赤月カケヤ(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【勇者になりたい魔人の冒険】
箕崎准(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【失恋後、険悪だった幼なじみが砂糖菓子みたいに甘い 〜ビターのちシュガー〜】
七烏未奏(講談社ラノベ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【一般人遠方より帰る。また働かねば!】
勇寛(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【ウイルス転生から始まる異世界感染物語】
結城絡繰(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【奴隷転生 〜その奴隷、最強の元王子につき〜】
カラユミ(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【不遇職【鑑定士】が実は最強だった 〜奈落で鍛えた最強の【神眼】で無双する〜】
茨木野(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【転生貴族の万能開拓 〜【拡大&縮小】スキルを使っていたら最強領地になりました〜】
錬金王(Kラノベブックス)

Amazon Kindle B☆W

【約束のネバーランド ~戦友たちのレコード~】
七緒/白井カイウ(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

【憂国のモリアーティ 虹を視る少女】
埼田要介/竹内良輔(JUMP j BOOKS)

Amazon Kindle B☆W

10月1日
【サイレントウィッチーズ 4 スオムスいらん子中隊ReBOOT!】
築地俊彦/ヤマグチノボル(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【サイレントウィッチーズ 4 スオムスいらん子中隊ReBOOT! プレミアム特装版】
築地俊彦/ヤマグチノボル(角川スニーカー文庫)

Amazon

【天才美少女な幼馴染のくせに、なんで俺の前でだけそんなにスキだらけなんだよ】
五木友人(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【戦翼のシグルドリーヴァ Sakura(上)】
長月達平/戦翼倶楽部(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【魔王学園の反逆者 4 〜人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる〜】
久慈マサムネ(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【あなたを諦めきれない元許嫁じゃダメですか?2】
桜目禅斗(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【会社員とJK、お隣さん歴1年目。】
ナナシまる(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【フリーライフ 〜異世界何でも屋奮闘記〜 9】
気がつけば毛玉(角川スニーカー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【<Infinite Dendrogram>―インフィニット・デンドログラム― 14.<物理最強>】
海道左近(HJ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【常勝魔王のやりなおし 1 〜俺はまだ一割も本気出していないんだが〜】
アカバコウヨウ(HJ文庫)

Amazon Kindle B☆W

【悪役令嬢レベル99 ~私は裏ボスですが魔王ではありません~ その1】
のこみ/七夕さとり(B's-LOG COMICS)

Amazon Kindle B☆W

【本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~ 第二部 「本のためなら巫女になる! 4」】
鈴華/香月美夜(コロナ・コミックス)

Amazon Kindle B☆W

9月30日
【転生したらスライムだった件 17】
伏瀬(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【転生したら剣でした 10】
棚架ユウ(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【エロいスキルで異世界無双 2】
まさなん(GCノベルズ)

Amazon Kindle B☆W

【ナイツ&マジック 10】
天酒之瓢(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【察知されない最強職 7】
三上康明(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界チート魔術師 13】
内田健(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【異世界道楽に飽きたら 4】
三文烏札矢(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【再現使いは帰りたい 5】
赤雪トナ(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【いずれ最強へと至る道 3】
藍澤建(ヒーロー文庫)

Amazon Kindle B☆W

【マジカミ イビルオブテイルコート】
しめさば/Studio MGCM(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【放課後の図書室でお淑やかな彼女の譲れないラブコメ】
九曜(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【賢者の孫 13.雷轟電撃の魔竜討伐】
吉岡剛(ファミ通文庫)

Amazon Kindle B☆W

【古き魔王の物語をっ!】
壱兄さん(エンターブレイン)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダムサンダーボルト 16】
太田垣康男(ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム バンディエラ 2】
加納梨衣(ビッグコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム アグレッサー 13】
万乗大智(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【機動戦士ガンダム アグレッサー 14】
万乗大智(少年サンデーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【プラネット・ウィズ 5】
水上悟志(YKコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【MUJIN -無尽- 8】
岡田屋鉄蔵(YKコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【魔法少女にあこがれて 3】
小野中彰大(バンブーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【アスモデウスはあきらめない 8】
勇人 (バンブーコミックス)

Amazon Kindle B☆W

【コミックライド2020年10月号】

Kindle B☆W


Categories
最新コメント

Archives
記事検索
タグ絞り込み検索