テレビで放映してたので見てしまったり。
思うんだけど、これの前年のゴジラ対メカゴジラといい、去年のこのゴジラ対モスラ対メカゴジラ(だっけ?)といい、物語として抑えるところ抑えてるので、けっこう面白い。
燃えどころを抑えてるというべきか。
前作に引き続き五十嵐首相を演じる中尾彬がやたらと背中に炎を背負った漢なのが燃える(笑)
今回の主人公が戦闘員じゃなくメカゴジラこと機龍の整備員というのが燃える!
メカゴジラの必殺技がドリルなのが燃える! ってか、ここでロボットの王道たるドリルが来るとは思わんかったさ(笑)


何気に、今回のモスラと日本の関係を米軍と日本の関係になぞらえてる節があり、メカゴジラはゴジラを引き寄せるからさっさと捨てなさい。あとはモスラがやってくれるから、と豪語する小美人に対して、モスラに護ってもらうだけで何もしないでいいのか云々と途中論争が巻き起こったり、機龍廃絶派のえらいさん方が、モスラに任せちまえばいいじゃないか的無責任な言い草をするんだけど、その理由が機龍の操縦員を務めてる息子を危険な目にあわせたくないからというもので、ここらへん主義の左右関係なしに自衛隊にあんまり戦場に行って欲しくないという日本人の気分の多くを占めるだろう理由が盛り込まれてるところに、わりと角が立たないような鋭いようなところから指摘してくるなーとちょっと関心。
でも、結局自分の国を守るのをモスラにだけやらせてはおけん、助けないとと出撃するんだけどね(苦笑)

戦闘シーンも確かに苦しいっちゃ苦しいんだけど、ミサイルの演出は素直になかなかいいかもと思ったし、火力に任せて撃って撃って撃ちまくるメカゴジラの砲撃重視の戦い方は派手で楽しかったし。
支離滅裂で起承転結もなってないものが多い邦画の娯楽ものとしては、なかなか見ごたえのある作品に仕上がってたんじゃないだろうか。

AI萌えの人には、ラスト間際で主人公に向かって機龍内部のパネルに表示されるあの文字にはジーンと来るんじゃないだろうか。
私はちょっとぐっときたね。
主人公の整備員がメカフェチで、何度も機龍に対する愛情を強調してメカゴジラと主人公の繋がりをちゃんと見せてたからこそ、ぐっときたんだろうけど。
こういうところも、けっこうきっちり描いてたってことですなあ。

……ところで、今月公開のラストゴジラ、物凄い評判なんですけど。
すっげえ楽しみにしてたんだけど……