終わりよければ……。
逆に言えば、終わりが締まらないと……なわけで。
自分としては、あのエピローグはどうにも肩透かしでした。出来れば、ああいう安易な問題の解決法はして欲しくなかった。
あれだと、渦中での殿子の葛藤や悲壮な決意、想いの決壊が価値をなくしてしまうんじゃないだろうか。自分としては、ああいうハッピーエンドなら曽根崎心中でも良かったんだw
とまでは言わなくても、あれならいっそ問題は解決しないままでも良かったと思う。巨大な力を前に、抗う姿を見せてくれて、それでエンドと放り出してくれても、それはそれでよかった。

これは文句を言っても仕方の無いところなんだろうけど、話として盛り上がるのって実のところ、その端折ったところのはずなんだよなあ。二人の愛を引き裂こうとする無情な力を前に、それでも離れまいとする二人。それを助けようと尽力してくれる友人たち。絶望的に思えた抵抗の果てに、やがて見えてくる希望の光。幾度も幾度もその光は潰えそうになりながらも、最後には……。ってなところが盛り上がりどころじゃないかしら?
まあ、仕方ないんだろうけどね。

とりあえずまだ本校ルートは殿子シナリオだけだけど、分校ルートと比べると、どうにも差があるかなあという印象。
というか、青い(苦笑
メインキャラの思考パターンも、文章も、脇に回ったキャラの言動挙動も、青い。
独白も青い。

それに、殿子にしても、みやびーにしても、分校ルートの時と比べて雰囲気が……いや、オーラが足りてないよ、オーラが。奏も美綺にしても、それはそう。非常にキャラクターの色素が薄い。暁先生も。

オーラですよ、オーラ。【み・や・びーーーっ!】、だったオーラが【みやびー】になってしまってる。
そうですね。たとえば、分校ルートだときっと立ち絵もセリフ前のキャラ表示がなくっても、そいつが喋って動いてたらそのキャラだと一発で看破できそうだけど、本校ルートだと認識はできても確信は出来ない気がする。そういう濃さの話か。

情緒面での切羽詰った感やギリギリ磨り減った感の描写に関しては、唸らされたんで、別に不満というほどではなく、よかったっちゃよかったんだが。
うん、満足はし切れてないのが本音かな。

次はしのしのへ〜