【電脳コイル】

Ａパートの人間関係の衝突には、あまり興味を引かれず流し見状態。ヤサコもイサコも、それぞれコミュニケーションの考え方や構築の仕方はありがちな定番ものだし、それを魅せる演出も特に言及するようなものはなし。
ただ、Ｂパートに入ってからのクラスのガキ大将がイサコに仕掛けた制裁戦争が凄かった。
これが本物の電脳戦というやつか！！
リアルではない、アニメーションという枠組みを最大限活かしきった、思わずこれを作った人のその発想、想像力に憧れてしまうような、凄まじい描写に、もう呆気。
いや、これは凄いわ。マジすごい。
というか、これで内実は小学生同士の喧嘩、というあたり実に狂ってる。
でも、小学生の喧嘩らしくもあって。
武器を買うにもカネが掛かってるし、ダメージを食らうとパケット料金で実際に現金持ってかれるっぽいので、ただの喧嘩よりやたらと悲壮感高いし。何円、じゃなくてお年玉何年分！！　という表現に言い換えてるところが、逆に小学生であるキャラたちの懐の痛みがダイレクトに伝わってきて……悲惨だ、マジ悲惨だ。お年玉四年分がパーッて（涙

いやいやいや、伊達に今期アニメ最後にして遅れてきた大本命、と呼ばれているわけではないようで。
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