まもるべきもの
支配魔獣を撃破。
奇妙なことに、どの魔獣たちも何かに怯えた挙動をとっていた。

ギルドのルグラン爺さんに報告。
アガットによると百日戦役前後に同じように魔獣がおびえて暴れまわったことがあったらしい。

外からいきなり爆音が。表に出てみると、ボースマーケットの屋根の上に…で、でかい。どでかいドラゴンが。街中で見ると建物と大きさが比較できるから、その大きさがよくわかる。
これが、リベールのどこかにいると言われていた伝説の古代竜か。
驚くエステルたちの前に、あのロランス大尉が登場。自らを執行者No.供攘帝】レオンハルトと名乗り、古代竜の出現が結社の仕業と肯定する。帝国の名前なのね。オリビエが名前の意味を教えてくれる。レオンハルト=獅子の果敢。レーヴェというのは、獅子という意味なのか。
火を噴き街を焼こうとする古代竜を制し、レーヴェは竜に騎乗し街から飛び去っていく。
アガット、激高し一人で竜の追跡に向かってしまう。SCに入ってから落ち着いたと思ったのに、こいつ全然落ち着いてないじゃないか!(苦笑
追いかけようとしたものの、そこに、マーケットから出てきた人が助けを求めてくる。
街に被害は及ばなかったものの、竜の着地したボースマーケットは壊滅。天井が崩落していて、瓦礫の下敷きになってしまった人が何人か出ているらしい。
災害時の救出活動も遊撃士の任務の一つ。エステル、てきぱきと役割分担をきめ、救助活動を開始。
ぐあっ、そういえば市長達もちょうどマーケットに来てたんだ。メイベルをかばったリラががれきの下敷きになってるじゃないか。呼びかけても返事しない。こりゃ危険だ。
ジンさんの力でなんとか瓦礫から引き出したものの、かなりの重傷の模様。
急遽ハーケン門から王国軍の部隊が派遣されることになり、ギルドで今後の対策を練っていたところで、ラヴェンヌ村から一報が届く。
なんと、ボースから飛び去った竜はラヴェンヌ村を襲撃したというのだ。あろうことか、竜は村の宝ともいうべき果樹園を焼き払って飛び去ったという。竜を追っていたアガットもそこに現れ、消火活動を手伝っているそうだ。
すぐに急行しようとするエステルに、ティータが強く同行を主張する。ティータの場合、強く主張してもどこか遠慮がちなところが残ってるのが、またかわいいなあこいつぅ(デレデレ
やっぱりアガットが心配らしい。
パーティーはエステル・ティータ・オリビエ・クローゼで

ボースは、メイベル市長の要請で飲食店やホテルなどで避難者の受け入れを行っている。もちろん、市長邸でも。商業活動が停止してしまうことを憂慮して、マーケットの商人たちは避難先でも営業してくれているので、買い物に困ることはなさそう。さすがは天下のマーケットで店を出してる商人たち、動揺してる市民たちと違って、みんな肝が据わってます。逞しい。
市長邸を訪れ、けがをしたリラさんのお見舞いに。命の別状こそないらしいが、未だに意識が戻らない状態。心配である。
片腕ともいうべきリラさんがああなっても、市長の仕事は放り出せない。この危機にやるべきことは山ほどある。気丈にふるまうメイベルだけど、かなり精神的に追い詰められてるみたいで、むしろリラさんより心配な状態である。それでも、的確に迅速に対応を進めてるあたり、この人の政治家としての非凡さが窺い知ることができる。
リベール王国は、為政者がみんな有能なんだよなあ。小国ながら周りから一目置かれているのはオーブメント関係の技術力だけではないことがよくわかる。

西ボース街道を通り、竜に襲われたラヴェンヌ村へ。
ラヴェンヌ村は果樹園が焼き払われていた。こりゃ、ひどい有様だ。戦争から十年かけて再建した果樹園の焼失。村人たちがそれぞれの人生をかけて 一瞬で灰燼に。沈痛な音楽とともに、打ちひしがれている果樹園に携わっていた村人たちの悔しさ、無力感がひしひしと伝わってくる。
そんな彼らをいたわり、気遣い、心配する家族や他の村人たちの心遣いも、逆にこの村が受けた大きすぎるダメージが垣間見えて、このへんの演出、強力だなあ。
また、この事件を通じて十年前に百日戦役でラヴェンヌ村が受けた戦火の痛みも、伝わってくるんですよね。ここらへん、実にうまい。あの時もこんな感じだったんだろうな、というのが如実に伝わってくる。

アガットは竜を追いかけて北へ消えた。
ふと山道に向かう前に立ち寄った村の墓地で、アガットの妹の名前が刻まれた墓碑を発見。
ああ、やはりそうなのか。エステルたちがアガットの妹のことを口にした時の村長の態度から、もう確信はしていたけど、これで間違いないことがわかった。
墓碑銘を見たのはエステルだけ。ティータは気づかず、今はアガットを追うことを優先。
山道に一番近い民家、ずっとカギがかかってるんだけどあれってアガットの家なのか?

ラヴェンヌ廃坑 レーヴェから何か波動が発せられ、荒れ狂っていた竜が大人しくなる。何か、竜を制御する機械を持っているということか。今度の実験は竜の制御実験?

そこに、アガット登場。
王国軍特務部隊隊長ロランス大尉を名乗っていたときから、レーヴェとアガットは何度も剣を交えた間柄。
また事前の調査によってレーヴェはアガットの事情も知っているらしい。また、交わした剣を通じて彼の内面も仲間たちよりもよく見通していたのだろう。アガットを自分と似ていると評する。
レーヴェもおそらく、ヨシュアと同じあの滅びた村の出身。何か大切なものを失い、その喪失を剣に向けたという意味では、二人はよく似ているのかもしれない。
だが、だが、己が人を捨て修羅とならんとすべく剣をふるっているのと比べて、アガットは己が空虚を満たすために剣をふるっているとレーヴェはどこか残念そうに語った。ぽっかりあいた空虚を怒りで埋めようとし、激情を鉄塊に載せて暴れることで、虚ろを誤魔化そうとしている。だが、自らを欺瞞するものは、決して前へは進むことができないのだ、とレーヴェはアガットに宣告する。
反論できず、ただ怒り狂いレーヴェの言葉を封じようと剣を振り回すアガットを、憐れむように一瞥し、レーヴェは一刀でアガットを斬り伏せる。
根元から折られるアガットの象徴、重剣。それでも折れた剣で立ち向かおうとするアガットを、切り捨てようとするレーヴェ。
エステルたちが到着したのは、ちょうどその時。一目散に飛び出したのはティータ!
今まさに、アガットを切り捨てようとするレーヴェの前に、敢然と立ちふさがる

遅れて助けに入ろうとするエステルたちを、レーヴェは竜を制御して邪魔をする。その間に二人に迫るレーヴェ。
手にした導力砲なのでは、傷つけることすらできない相手。逃げろというアガット、どけと促すレーヴェ。
だが、ティータはどかない。動かない。自分の武器なんかが通用しないのは誰よりもよくわかってる。それでも、彼女はどくわけにはいかないのだ。
手にした武器を放り捨て、大きく、後ろにいる人を敵から見えなくするくらいに大きく精一杯に両手を広げて、彼女は叫ぶ。

「大好きで、大切な人だから、絶対にどきません!!」



この娘は、この娘は……(私、だだ泣き)

レーヴェも、彼女の意気に感じいったのかどこか言葉に微苦笑を滲ませながら剣を引くレーヴェ。同時に、まるで見越していたように邪魔も入った、と口ずさむ。
突然竜を襲う砲撃。上空から砲炎をまき散らしながら降下してくる黒い影。王国軍のエンブレム? リベール王国軍飛行艦隊の警備艇だ。登場しているのは、モルガン将軍!? 将軍、自ら御出馬ですか!


「欺瞞を抱えている限り、お前は何者にもなれない。大切な者を守ることもな!」

レーヴェは容赦のない敵でありながら、エステルたちに対して、どこか導き手のような言動を垣間見せることがある。彼は自分の進む道への信念とはまた別に、エステルたちに何かを見出しているのだろうか。

飛行艇の砲撃や王国軍の総攻撃をもろともせず、レーヴェを乗せて飛び去っていく古代竜レグナート。

竜が飛び去ってのち。
モルガン将軍とこの後の事を協議するエステルたち。モルガン将軍は、遊撃士たちに竜の件からは手を引け、と告げる。遊撃士が嫌いだからという理由では勿論なく、この件の規模はもはや事件の域を越え、戦争の領域へと達している。警備艇の砲撃すらものともせず、空を自在に飛び回る巨大な存在を前に、遊撃士たちができることは少ない。餅は餅屋に任せてお前たちは今回は手を引いて、結社の拠点探しの方に力を入れてほしい、と。
お互いの能力を考慮した上での妥当で正しい提案だが、まだ手当のあとも生々しい包帯まみれのアガットが現れ、モルガン将軍に食ってかかる。
胸倉を掴みあげ、王国軍の足並みの遅さを罵り、肝心な時にはお前らは間に合わないんだ、と叫ぶ。その叫びには、どこか今のことではない過去の残影が去来していた。だから自分がやるんだ、と言い聞かせるように喚き散らしていたアガットは、突然糸が切れたように気を失い、モルガン将軍に抱きとめられる。
気力体力が尽きて、意識を失ったアガットを見つめるモルガン将軍には、どこか感慨と悲哀が入り混じった様子が見受けられた。

ラヴェンヌ村に戻り、将軍と村長から百日戦役の頃の話を聞く。
先の百日戦役の折、王国軍と帝国軍の戦闘の流れ弾で、村人が何人か亡くなり、その中にミーシャ。アガットの妹がいたのだという。やはり、妹は亡くなってたのか。
葬儀に軍の代表として参列した将軍は、深い悲しみを怒りで覆い隠すような悲壮な目をしている少年の姿をずっと覚えていたらしい。彼にとっても、ラヴェンヌを襲った戦禍は痛恨事だったんだろうなあ。

アガットは妹の死を自分の責任と感じ、村を飛び出してずっとどうやって償うべきか道を探しているらしい。それは、カシウスに導かれて遊撃士になった今でも見つかっていない命題だということか。

話を聞いたエステルは、改めてモルガン将軍に竜対策への参加を請う。アガットの過去、将軍の想い、それらを聞いた上で、彼女の考えも固まったようだ。
軍にはない遊撃士の強み。遊撃士の可能性。妻を亡くしたカシウスが遊撃士になったように、彼がアガットを遊撃士に導き、彼がその道を歩み始めたのは遊撃士の可能性、大切な人を守る力。それが、遊撃士にはあるんじゃないだろうか、と。
ヨシュアという大きな支えを失ったエステルだけど、一人で歩みだしたその後の軌跡は、決して無駄じゃなかったんだなあ。最近、ともにエステルの器の大きさを見せつけられることが多くなった。まさに大器だ。

エステルの言葉に動かされたモルガン将軍、検討を約束しハーケン門で開かれる対策会議に向かう。
アガットは村で静養させることに。頑丈な男だが、怪我の具合からみて二、三日は安静にさせておいた方がいいだろうとのこと。
アガットの家で、昔の兄妹の写真を発見。もみあげが一緒だ(笑
でも、この娘も可愛いなあ。ティータとは別に似ても似つかない。だから、容姿でアガットに妹の影を垣間見せたのではないのは明らか。たぶん、もっと内面的な相似なんだろうなあ。とはいえ、性格とかもあんまり似てないみたいだけど。

ティータも看病のために残ることに。エステルたちは王国軍からの連絡を待つためにボースのギルドに帰還する。

ボースでメイベル市長とアガットの因縁を聞く。アガット、前ボース市長のメイベルの父親になぜラヴェンヌ村を見捨てたのかと食ってかかっていたらしい。怒りの持って行き場所を探してたんだろうな。この頃のアガットはとにかく周りにあたり散らしてたみたい。
あまりな物言いに頭にきたメイベルは、アガットを一発平手でひっぱたいていたそうな(笑 メイベルは今日までアガットの妹があの戦争で亡くなっていたのを知らなかったそうなので、今までその時の事を引きずって微妙な関係になっていたみたいだ。
アガットも大事なことは口にしないからなあ。

王国軍、飛行艦隊を使って竜の捕獲作戦に乗り出すことを決定。エステルたちは、オブザーバーとして軍艦に乗り込むことに。
本来なら遊撃士はお呼びでないんだろうけど、モルガン将軍はちゃんとこちらのことも考えてくれたみたいだ。
話が終わって、解散といったところでメイベル市長が立ち眩みを起こす。だいぶお疲れのご様子。リラさんはいまだ目を覚まさないそうなので、一人で激務に立ち向かっているのだ。たぶん、昨夜は一睡もしてないんだろうし。それでも、十年前の戦時の父親と比べたら大したことはしていないと、毅然と政務に戻るメイベル市長。
この人がいる限り、ボースは大丈夫だな。あとは婿が誰になるか、というのが気になるところだけど(笑
リラさんがメイドじゃなくて男の執事なら、色々妄想できたんだろうけどw


夢。夢を見ていた。それは妹の夢。彼の前からいなくなる、ほんの数日前の彼女の姿。

目を覚ましたアガットは、ティータの後ろ姿に妹の姿を垣間見る。
部屋着のティータは髪を降ろしてるんですね。起き上がろうとするアガットをティータが体を張って制止する。
アガット、ちゃんとティータのことを大切に思ってるのな。たぶん、他のやつが言うんだったら言うこと聞かないだろうに、ティータの言うことだとわりと素直に言うことを聞いて、ベッドに入る。
アガットの無事を確認し、安心してか緊張の糸が切れてつい泣き出してしまうティータ。
困惑しながらも、右往左往せずに抱きしめてやるアガットは、何気に男前だなあ(笑
年下の女の子の扱い方がわかってるとも言うんだろうけど、案外そつがない。
しばらく抱いてやっていると、落ち着いたのか泣きやむティータ。泣いてしまったことに照れるティータと話すうちに、話題は亡くなったミーシャのことに。
語られるミーシャの死の真相。アガットの後悔。
彼女はアガットのための誕生日プレゼントを取りに戻って焼夷弾に見舞われて死んだという。形見となったアクセサリーの石の部分だけ、アガットはずっと手放せずに持ち歩いている。その石を見ていれば、自分への怒りを忘れずにいられた、と嘲るようにアガットは言う。半端者、結局自分は負け犬なのだ、と自虐にひたるアガット。

そんなアガットを、ティータはミーシャならこう言うと前置きして、
絶叫するように叱りつける。

もう、ここ感動。泣いた。ティータ、いい女すぎ。こんな女に見込まれちゃあ、前に進まにゃ男が廃る。
もちろん、ここで愚図るほどアガットは落ちぶれちゃいない。
今までの情けない自分を飲み込んだ上で、それでもおぼつかない足取りで進んできた今いるこの道は決して間違いではなかったと、ティータのためにも証明しないと。
自嘲と照れを交えながらもしっかりと前を向くアガット、あんたもイイ男だよ。


こちらも何かを吹っ切ったように復興の陣頭指揮を執るメイベル市長。リラが目を覚ました時、恥ずかしい姿は見せられないもんね。
夜が明けてすぐに復旧工事が開始される。この迅速さは異常。ボースの二大商人である関西弁のトリノのおっさんとそのライバルのボルドーさんが、ボースの危機に協力して支援に立ち上がった結果である。
ボースの市民たちも動揺から立ち直って、さっそく復旧工事の手伝いに駆け回ってる。この人たち、強いわあ。
ラヴェンヌ村への援助物資もすでに送られ。アリシア女王陛下も、早朝から竜への対策と被害地への支援を約束する声明を発表。対応は迅速だ。


竜捕獲作戦のために搭乗する飛行艇をボース国際空港で待つエステルたち。
現れたのは、先鋭的な船体のラインも美しい純白の眩きを持つ飛行艇。
なんと最新鋭飛行艇アルセイユじゃないか!
アリシア女王は国民の注目も大きい最新鋭飛行艇を投入することで、動揺する国民に安心感を与えるつもりらしい。ナイアルとドロシーも同乗。今回の作戦を現場で取材させるつもりか、世論対策だな。
作戦は、王国軍飛行艇の五分の二にあたる十二隻を投入し、王国全土を舞台にした大作戦に。こりゃ、すごいスケールだ。