混迷の大地
出現した浮遊都市輝く環を前にして、イの一番にお宝だーと騒いで輝く環に乗り込もうとするカプア空賊団のドルン兄貴。あんた、まだ幼かったジョゼットとかと違って、昔は一応ちゃんと帝国で貴族やってたはずなのに、今じゃ完璧に空賊根性に染まってるなあ(笑
だけど、案の定輝く環が発生させた導力停止現象に捕まって、山猫号墜落。
…でも、落ちていきかたまで軽いなあ。こいつらの場合全然死にそうにないので、放っておこう。

輝く環の導力停止現象は、リベール王国全土を覆い尽くしてしまった。各都市はパニック寸前。
既に導力は通信、交通、国防など、インフラを含めて国民の生活レベルにまで及んでいるので、これが停止すると国家機能そのものの停止に繋がってしまいますからね。
リベールは気候が安定してるからまだいいけど、季節は冬に近づいているので暖房までが停止してしまったのは先々危険かも。
まだリベールは治安が良く民度も高いので、混乱で済んでいるけど事態が長引くと暴動に発展しかねない。
実際、ボースでは民衆が市長邸やギルドに押し掛けたみたいだし。
ボースはつい先日、竜の襲撃を受けたところでもあったし、不安が募ってたんだろうなあ。
エステルたちが最初に向かったのがボースなのですけど、竜の襲撃があった直後も明るさを失わず活気にあふれていたあのボース市が、今回の事態には勢いを失って沈んだ雰囲気に包まれている。
何があってもめげない元気な商人の街ボース、という印象を以前に刷り込まれていただけに、今回の様子は余計に事態の深刻さを伺わせて、うまいなあと感心させられるばかりである。

さて、エステルたちが四輪の塔の異変を確かめて回っている最中、ラッセル博士はツァイスから呼び寄せたレイ博士たちと何かを開発していたのだけれど、ここに至ってその発明品を公開。
装置の名は、零力場発生器。その効果は、ゴスペルの発する導力停止現象を中和する波動を発生させるもの。
まさしく、こんなこともあろうかと、という真田さんばりの備えである。
と言っても、この装置の開発を依頼したのはやはりカシウス准将のようで、さすが先の先を読んでいる伝説の男。

とはいえ、急場の開発でもあることだし、結局完成したのは一六個のみ。それも、効果範囲も小さくこの事態を一気に打開できるようなものではない。
ラッセル博士の提案で、完成した零力場発生器は、王国軍と遊撃士協会に配られることに。これをレイストン要塞やハーケン門、各地の関所、ギルド支部など要衝に配置することで通信機の機能を回復。途絶した連絡網を復活させることに。まず、この局面で一番大切なのは情報というわけですか。
王国軍への配布は、ユリア大尉率いる親衛隊が請け負い、王都へは女王陛下と大司教と対応を練るためにクローゼとケビンが向かうので、彼女らに任せ、ギルド支部への配布はエステルたちが担当することに。

定期便の運航が停止してしまっているため、各地への移動は歩く以外になく、まずはボースからロレントに向かうことにする。
その前に、川蝉亭に寄ったら、アルセイユの観測士エコーさんと遭遇。なんでも、ボートで食料の調達に来たらしい。そういえば、アルセイユはヴァレリア湖に着水したまま動けなくなってるんだったっけ。川蝉亭から見える位置に着水してるみたいなので、湖でも北の位置に着水してるのね。

ここの釣り場で、ヴァレリア湖の主と呼ばれるダイナトラードを釣り上げる。そしたら、以前釣り手帳をくれたロイドさんが、悔しがりながら特級釣師認定証というものをくれた。なんでも、王都の師団本部でこれを見せるといいことがあるらしい。王都についたら寄ってみようか。

掲示板に依頼のあった手配魔獣や琥珀の塔屋上に巣食っていた次元獣を倒したりしながら、現在ロレントに向かっている途中。

帝国との国境を守るハーケン門守備部隊は、完全に臨戦態勢。リベール王国が他国に優位を保つ飛行艦隊、オーブメント技術機構が、完全停止しているわけだから、帝国側がこれをチャンスと見て再び侵攻してくるんじゃないか、と疑うのも無理はない。
けど、帝国側もこちらに侵入したらオーブメントが使えなくなるわけだし、攻めるのは難しいんじゃないのか? 自慢の導力機甲部隊だって動かなくなるはずだし。
それに、不戦条約を締結した直後に侵攻なんざやらかした日には、国際的信用は底の底まで失墜しそうなものだし。