今月は振り返ってみると頑張って積み本を消化した感があります。
が、それでも新しい購入本が増えてくるのでイタチごっこなのですた……。

あふぅ。


先月からの繰越分

・『<本の姫>は謳う 1』 多崎礼 C・NOVELS Fantasia

月末発売のスニーカー文庫、コバルト文庫、HJ文庫、ファミ通文庫、ルルル文庫は来月に。なにしろ読んでない以前に、まだ手元に届いてないので。

・『紅 醜悪祭(上)』 片山憲太郎 スーパーダッシュ文庫
・『ジョン平とぼくときみと』 大西科学 GA文庫

……あれ? これだけ? かなり頑張った?



☆☆☆☆☆(五つ星)


ばいばい、アース 2 懐疑者と鍵 (角川文庫 (う20-2))
【ばいばいアース 2.懐疑者と鍵】 冲方丁 角川文庫


ばいばい、アース 3 (3) (角川文庫 う 20-3)
【ばいばい、アース 3 爪先立ちて望みしは】 冲方丁 角川文庫


 冲方丁のデビュー二作目の文庫化。なんと言いますか、何と言えばいいのか。この作品を冲方作品の原点というべきか、それとも集大成というべきか非常に悩まされる。二作目で集大成ってなんだよ、とか言われるかもしれないけど、冲方氏が執筆した作品群をわりと網羅して読んできた身としては、単純に原点と言い切ってしまうにはあまりにも極まってるんですよね。出発点というよりは到達点という方がしっくりくる。


流血女神伝喪の女王 8 (8) (コバルト文庫 す 5-63)
【流血女神伝 喪の女王 8】 須賀しのぶ コバルト文庫



感想


この作品については、ウィキの作品概要がよくこの作品がどういうものか言い表してると思うんですよね。
引用させてもらうと、

主人公である少女、カリエ・フィーダが中世ヨーロッパ風に描かれた大国ルトヴィア、イスラム国家を思わせる新興国家エティカヤ、改革期のロシアがモデルのユリ・スカナ、そして原始の宗教国家ザカールの間で翻弄されながら、科せられた運命に抗いひたむきに走り続ける波乱万丈の物語。
作者の専門分野とも言える中欧近現代史の知識を背景にした、それぞれの国家勢力ごとに文化、経済、政治の様態が詳らかに描かれている少女向きレーベルの作品としては異色の物語だが、これらのリアリティを伴った設定に大地母神・流血女神ザカリアをはじめとする神々の圧倒的存在を絡めることで、「歴史」と「神話」の交点に揺らぐ世界観の創出に成功している。それぞれの勢力が辿る運命を、「歴史の必然」と言う視点だけでなく「抗えない神々の意志」として描く点も興味深い。


この傑作に比類するシリーズといえば、十二国記とか銀英伝とか、そのぐらいしか思いつかないです。翻って言うなれば、それらの作品に対してまったく遜色の無い出来栄えの、まさしく大作。
これほどの作品にも関わらず、どちらかというと知る人ぞ知る、というところであってもう一つ知名度に欠けるのは、なんとも憤懣やる瀬ないのであります。
ほんと、凄いのになあ。

☆☆☆☆(四つ星)


理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)
【理由あって冬に出る】 似鳥鶏 創元推理文庫 



感想



踊る世界、イヴの調律 (富士見ファンタジア文庫 174-4 黄昏色の詠使い 4)
【黄昏色の詠使い 4.踊る世界、イヴの調律】 細音啓/竹岡美穂 富士見ファンタジア文庫


感想



遠まわりする雛
【遠まわりする雛】 米澤穂信