先日の新人作品総括に続く、年末企画第二弾。
というわけで、今回は2007年度発売のライトノベル系書籍から、わたくし八岐のお気に入りの表紙絵を選抜してみました。
完全に趣味趣向、独断と偏見の領域ですので、技巧的に優れているだの新しい試みだのというのは一切考慮されておりません。
並びに、あくまでこれ、表紙絵だけの選抜なので、カラー口絵や本文中の挿絵も選定の基準理由からは外しております。
その本の表紙絵には特にティンとくるものがなかったものの、書中の絵は素晴らしい、という本は少なからずあるんですよね。最近では榊一郎氏執筆、藤田香氏イラストの【模造王女騒動記フェイク・フェイク】、これは口絵にしても、挿絵にしてもパーフェクトでした。
ほんとなら、口絵挿絵も考慮した<この本のイラストは素敵>みたいな企画にしてもいいんでしょうけど、さすがに改めてこの一年に出版された書籍を見直すというのも至難ですし。
というわけで、表紙絵です。
選んでて意外だったのが、自分の好きな絵師のものが案外抜き出せなかったところですか。となると、今回選んだ表紙絵は、単純に好きだから、というのとは少し違うのかもしれません。
感性に訴えかけてくる。琴線に触れる。ティンとくる。
そういった類のものだと思われます。
もちろん、読んだ物語の内容から連環して素晴らしい、と感じたものもあります。本編の内容とシンクロした絵だからこその感動。そういったのは本編の影響もあるんでしょうし。
ただ、今回はまったくその本の中身を読んでないものからも選んでおります。

わたしは、表紙買いという表紙だけを判断基準にした買い方はあまりしない方なのですが、それでも買うか買うまいか悩んだときや、ふとあらすじや評判が気になったときなど、表紙絵の出来栄えに購入の決断を左右されることは間々あります。
逆に言うと、表紙絵が悲惨なものだったりガッカリするような出来栄えのものだったら、やっぱり買う気は失せてしまうんですよね。やっぱりやめておこう、という気分になってしまう。
だから、やはりライトノベルというジャンルにおいて、私にとっては表紙絵というのは購入動機の重要なファクターの一つなのです。

というわけで、前説が長くなりましたが、以下より本年度発売のライトノベルから、お気に入りの表紙絵を紹介。

順不同。


【岸田メル】

神様のメモ帳 (電撃文庫 す 9-4)
神様のメモ帳 (電撃文庫 す 9-4)

夜明け前と思しき星空。どこか崩れかけた廃墟のようなビル群に、粗大ごみの散乱するゴミ捨て場。夜という時間帯に廃頽とした風景、にも関わらず、どこか浮き上がるような明るさを秘めた背景に、溶け込むように佇む少女の図。なにか魂を惹きつけられるような魅力という意味では、今回選んだ中でもトップクラスの表紙絵。
岸田メルさんは、他にもいろいろ表紙絵を手掛けてらっしゃるけど、これは頭一つ抜けて素晴らしい。


【さめだ小判】

世界平和は一家団欒のあとに 2 (2) (電撃文庫 は 9-2)
世界平和は一家団欒のあとに 2 (2) (電撃文庫 は 9-2)

世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)
世界平和は一家団欒のあとに 3 (3) (電撃文庫 は 9-3)

キャラデザインも好きなんですけど、何と言っても、このアングル。どこか下の方から見上げるような傾いだアングルが、妙に気に入っております。



【尾谷おさむ】

海をみあげて (電撃文庫 ひ 4-2)
海をみあげて (電撃文庫 ひ 4-2)

 実は本買ってない。選んでから、絵師の名前を調べてみたら、なんと【七姫物語】の人ではありませんか。思わずハッとさせられるような透明感は、相変わらずであります。



【三日月かける】

断章のグリム(4) 人魚姫・下
断章のグリム(4) 人魚姫・下
断章のグリム 5 (5) (電撃文庫 こ 6-18)
断章のグリム 5 (5) (電撃文庫 こ 6-18)

感想記事での表紙のサイズを従来の縮小画像から、このサイズに変更するきっかけとなった作品がこの【断章のグリム】であります。
幻想的で淡い色使い。それでいてどこか冴え冴えと底冷えするような印象を与えるこの筆遣いでなければ、【断章のグリム】という独特の作品の世界を表しきれなかったのではないか、というのは言い過ぎか。



【タケシマサトシ】

付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います (2) (電撃文庫 お 9-5)
付喪堂骨董店 2―“不思議”取り扱います (2) (電撃文庫 お 9-5)

付喪堂骨董店 3―“不思議”取り扱います (3) (電撃文庫 お 9-6)
付喪堂骨董店 3―“不思議”取り扱います (3) (電撃文庫 お 9-6)

ヒロインの咲のインパクトが素晴らしい表紙絵なのですが、それを引き立たせているのが、目立たないものの丹念に描かれた背景。タイトルにふさわしい美麗で時間から置き去りにされたような古いアンティークに囲まれているからこそ、咲の幻想的な容姿がまた際立って見えるように思えます。三巻の膝を抱えた咲の絵は、特に好きな一品。



【植田亮】

さよならピアノソナタ (電撃文庫 す 9-6)
さよならピアノソナタ (電撃文庫 す 9-6)

影・光 激突編 (集英社スーパーダッシュ文庫 か 10-4)
影・光 激突編 (集英社スーパーダッシュ文庫 か 10-4)

【さよならピアノソナタ】。重要なシーンの舞台となる、ゴミ捨て場の中のグランドピアノ。ピアノの影や、ピアノに映った夕焼け空のコントラストが好きなんですよね。好みを言わせてもらうと、真冬はカメラ目線じゃなくて、どこか違う方を見ていた方が好きだったかも。

【影・光 激突編】。なに喋ってるんですかね、と色々と想像したくなるような雑踏での立ち話という日常のワンシーンを切りぬいたような構図。師匠、なに怒ってるんですか!? 腰に手を当てつつ、スカートを反対の手で押さえながら、顔を赤らめてむくれてる師匠が凶悪。そしらぬ顔で弟に機嫌良さげに話しかけてる姉ちゃんに、師匠を気にしながら二人の間でそっけなく突っ立ってる光輝という三人の立ち位置も、これがなかなかw


【山本ヤマト】

9S memories (電撃文庫 は 5-10)
9S memories (電撃文庫 は 5-10)

山本ヤマトさんも好きな絵師なんですけど、表紙絵となるとこれだけだったなあ。子供時代の闘真・由宇・麻耶というあり得ない組み合わせ。淡いピンクの色調に、お菓子や玩具に埋もれているというポップな構図が、またいいんですよね。ちっちゃい由宇が反則級に可愛いというのもありますけど。


【竹岡美穂】
イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 174-1 黄昏色の詠使い)
イヴは夜明けに微笑んで (富士見ファンタジア文庫 174-1 黄昏色の詠使い)

アマデウスの詩、謳え敗者の王 (富士見ファンタジア文庫 174-3 黄昏色の詠使い 3)
アマデウスの詩、謳え敗者の王 (富士見ファンタジア文庫 174-3 黄昏色の詠使い 3)

竹岡美穂さんというと、もう一つ【文学少女】シリーズという鉄板のイラストを手掛けてますけど、どちらかというと遠子先輩メインの白を基調とした儚げな絵より、こちらのシリーズの色彩鮮やかで文字や模様が飛び交う音楽会のような絵の方が好きだったりします。特に、クルーエルとネイトの二人の並んだ絵が。どこか、澄んだ音色が聞こえてきそうな絵なんですよね。


【草河遊也】

BLACK BLOOD BROTHERS 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 96-13)
BLACK BLOOD BROTHERS 8 (8) (富士見ファンタジア文庫 96-13)

最近まで気づいてなかったんですけど、これミミコが後ろ手に持ってるのって、ジローさんの帽子とコートですよね。
吸血鬼という夜の一族の物語を描いたこの作品の表紙は、殆どが夜を舞台としたものだったのですが、これだけがらりと青空の下。真白いジャケットに身を包んだミミコ。歩くのは異国の街並み。妙に峻烈なインパクトを残す絵で、選抜。


【村崎久都】

Dクラッカーズ+プラス―世界-after kingdom- (富士見ファンタジア文庫 (96-30))
Dクラッカーズ+プラス―世界-after kingdom- (富士見ファンタジア文庫 (96-30))

一連の新装版。実のところ、白抜きにキャラの立ち絵という特徴の無いもので、あんまり好きじゃなかったんですよね。
でも、これだけは別。成長した景と梓。逆転した身長差や絡め合うマフラー。大人になった梓の女らしい色気のある微笑みなど、ファンからしたら陶酔の逸品。まあ外せませんて。



【武田日向】
GOSICKs 3 (3)
GOSICKs 3 (3)

ゴシックシリーズが、今年もっとたくさん出版されていたならば、そのすべてがズラズラとここに並んでいたんでしょうけれど、今年はこれだけだったのですよね。はぅぅ。


【松竜】

かくてアダムの死を禁ず (富士見ミステリー文庫 66-8 夜想譚グリモアリス 1)
かくてアダムの死を禁ず (富士見ミステリー文庫 66-8 夜想譚グリモアリス 1)

魔女よ蜜なき天火に眠れ (富士見ミステリー文庫)
魔女よ蜜なき天火に眠れ (富士見ミステリー文庫)

アコニット可愛いよ、アコニット。
だがしかし、ゴスロリにミニスカはいただけない、と思うのは私だけか。いや、別にミニスカでも構わないんだけど、このアコニットのスタイルに限ってはふくらはぎぐらいまではスカート丈が欲しかったなあ。趣味です。
三巻、さりげなくアコニットの口にチョコ押し入れてるのって、誓護の指なんですよね。のしかかってる構図といい、エロい。



【睦月アキラ】

.hack//CELL Vol.2 (2) (角川スニーカー文庫 102-66)
.hack//CELL Vol.2 (2) (角川スニーカー文庫 102-66)

これはもう、なにより見た目のインパクト。
挿絵の絵柄としては、あまりに独特すぎて汎用性には欠けますけど、惹きつけられずにはいられない妖しさ、艶やかさ。


【古夏からす】
時載りリンネ!  2.時のゆりかご
時載りリンネ! 2 (2) (角川スニーカー文庫 203-2)

一巻の時はそんなに感じなかったんですが、この二巻の表紙絵は自分にとっては圧巻でした。ただ、立ってるだけなのに、物凄い勢いで【リンネ】なんですよね、この絵。リンネというキャラクターという意味にしても、【時載りリンネ!】という作品そのものにしても、この表紙絵は全部をギュッと凝縮しているような。
白抜きにキャラの立ち絵って、自分はあんまり好きじゃないんですけど、これに関してはこれしかないと納得させられました。


【シコルスキー】

暗闇にヤギを探して 2
暗闇にヤギを探して 2 (2) (MF文庫 J ほ 1-2)

これは、もう太ももまで水に入ってスカートを捲りあげてる、という構図だけで勝ったようなものでしょうww
これ、初めてみた時はうわぁ!って思いましたものね。なにがうわぁ!なのか知りませんけど。


【QP:flapper】
えむえむっ! 2 (2) (MF文庫 J ま 1-5)
えむえむっ! 2 (2) (MF文庫 J ま 1-5)

えむえむっ! (3) (MF文庫J (ま-01-06))
えむえむっ! (3) (MF文庫J (ま-01-06))

可愛い女の子で目を引きたいなら、せめてここまでやってくれ、と引き合いに出して言いたい【えむえむっ】。純然たる萌えの破壊力というのは、こういうのを言うのですよ、こういうのを。


【巳島】

モノケロスの魔杖は穿つ 2
モノケロスの魔杖は穿つ 2 (2) (MF文庫 J い 1-2)

モノケロスの魔杖は穿つ 3 (3) (MF文庫 J い 1-3)
モノケロスの魔杖は穿つ 3 (3) (MF文庫 J い 1-3)

モノケロスの魔杖は穿つ4 (MF文庫 J い 1-4)
モノケロスの魔杖は穿つ4 (MF文庫 J い 1-4)


でっかい剣は正義。
二巻のそれは、もはや律すら霞んでしまってるぐらいでか剣のインパクトが凄い。
三巻と四巻は明度こそ違え、鮮明でありながらどこかボゥとぼやけた色調がえらい好みなんですよね。私の趣味はそこらへんなのかもしれません。
何気にタイトルの【穿つ】の文字に刻まれた銃痕(?)が、格好良くて好きでした。


【佐嶋真実】

鬼切り夜鳥子2 京都ミステリーツアー
鬼切り夜鳥子2 京都ミステリーツアー

鬼切り夜鳥子3 みちのく血煙慕情 (ファミ通文庫 ま 2-1-3)
鬼切り夜鳥子3 みちのく血煙慕情 (ファミ通文庫 ま 2-1-3)

もはや古豪と呼んでもいいんじゃないでしょうか、佐嶋真実さんって。ほんとにライトノベルの黎明期から挿絵やってはるもんなあ。
ものは、なんかもー限界に挑戦したようなギリギリ露出の表紙。エロい。
ちなみに、中の挿絵の露出度は表紙を軽く超えてます。数少ない、先っちょまでしっかり描いてる作品ですw


【緋鍵龍彦】

私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫 あ 3-3-1)
私の愛馬は凶悪です (ファミ通文庫 あ 3-3-1)

男の頭に手を置いて、なんかつやつやツルンとしたヒロインの悦に入った笑みの横にデカデカと【私の愛馬は凶悪です】という凄まじい題目。
参った。たぶん、これは作者買いしてる新井輝さんの作品じゃなくても、思わず手に取ってたと思う。


【伊藤ベン】
鋼鉄の白兎騎士団 5 (5) (ファミ通文庫 ま 1-1-5)
鋼鉄の白兎騎士団 5 (5) (ファミ通文庫 ま 1-1-5)

ジアン可愛いよ、ジアン。


【倉藤倖】
暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫 (さ3-5-2))
暴風ガールズファイト 2 (ファミ通文庫 (さ3-5-2))

我が閣下こと麻生広海さまが、決然と指さして<突撃>なんて発令された日には狂奔して突貫するほかないでしょう!
いや、それにしてもこの<突撃>の文字は見事。これがなかったら、ここまでインパクトある絵にはなってなかった。そして、新ユニフォームの裾やスカートの翻り方の健康的なエロティシズムたるや……たるや(バンバン


【羽々キロ】
天使の飼い方・しつけ方なまけものですのでお早めにお召し上がり (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 3-17)
天使の飼い方・しつけ方なまけものですのでお早めにお召し上がり (集英社スーパーダッシュ文庫 あ 3-17)

これも未読作品。ちょこんと座った堕天使?の愛らしさ、これはなかなか凶悪です。それだけなら、まだ気にならなかったんだけど、床に散らばった黒い羽根が、何かポンとこの絵に強い印象を与えている気がします。
そういえば、地面に落ちずに舞っている羽は白いんですよね。どういった意味なんだろう。


【うき】
EX!2 (GA文庫 (お-01-03))
EX!2 (GA文庫 (お-01-03))

自分、本当にこの手の淡い暗色系の色調好きだなあ。分かりにくいんだけど、あの傘の向こうにいるのはやっぱりアレなんだろうか。
父娘とも兄妹にも見える白衣を着た男性と少女。その仲のよさそうな懐いた姿は、本編の胸を突くような顛末を読むとさらに強烈な印象に。


【ミギー】
カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)
カラクリ荘の異人たち~もしくは賽河原町奇談~ (GA文庫 し 3-1) (GA文庫 し 3-1)

砂の城の殺人 創元推理文庫
砂の城の殺人 創元推理文庫

これもまあ、一目見て参ったとしか言えなくなるタイプの絵師であるミギーさん。これはもう、センスとしか言いようがないです。いわゆる魔術師、魔法使いのたぐい。


【山崎透】
人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)
人類は衰退しました (ガガガ文庫 た 1-1)

人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2)
人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫 た 1-2)

また、これも独特としか言いようがない絵で。前述したように、私は白抜きって好かないんですけど、これは逆に白抜きを逆手に取ったような作りで興味深い。一巻にしても二巻にしても、パッと見でも一度見たら忘れない目を引くような何かがあるし、じっくり見てるとさらなる発見がある、なんか手に提げて持ち歩けそうな妙な絵柄でもあって、とにかく面白い。


【あき】
恋のドレスと硝子のドールハウス (コバルト文庫 あ 16-14 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
恋のドレスと硝子のドールハウス (コバルト文庫 あ 16-14 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

恋のドレスと運命の輪 (コバルト文庫 あ 16-15 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
恋のドレスと運命の輪 (コバルト文庫 あ 16-15 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

あなたに眠る花の香 (コバルト文庫 あ 16-16 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)
あなたに眠る花の香 (コバルト文庫 あ 16-16 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー)

冒頭に、琴線に触れる等の表現を遣いましたけど、まさしくその表現に相応しいのが、このあきさんの表紙絵。この記事のため、未読の作品も含めてザッと既刊の表紙絵を眺めていた際に、釘づけになったのがこの三作でした。
鮮烈な衝撃こそないですけど、ずらっと並んだ表紙群から、これらは目を離せなくなったんですよね。なにか、かもし出す空気が違うというか。
作品それ自体もなかなか評判良いみたいなので、これも運命。シリーズ、揃えて購入してみたいと思います。いやあ、この表紙見てたら、二人の関係とか気になって気になって、何としてでもどんな話か読みたくなってきてしまって。


【船戸明里】
流血女神伝喪の女王 8 (8) (コバルト文庫 す 5-63)
流血女神伝喪の女王 8 (8) (コバルト文庫 す 5-63)

良く見ると、背景の青には雲も何もなくて、これを空と断定する要素なんて何一つないにも関わらず、今の今までこの背景を空と思いこんで他の可能性なんて考えもしなかったんですよね。
流血女神伝シリーズ、全二十五巻の中でも、波乱万丈の人生を歩んできたカリエの最後にふさわしい、屈指の一品でした。


【甘塩コメコ】
学園ソウル・ガーディアンズ!? (ビーズログ文庫 か 4-1)
学園ソウル・ガーディアンズ!? (ビーズログ文庫 か 4-1)

……脇乳(マテ
甘塩コメコさんも、他にも【ミステリクロノ】など色々イラストを担当してらっしゃいますけど、この絵が一番動きが感じられてて好きなんですよね。


【カズアキ】
蝶の大陸―黄金のエミーリア (小学館ルルル文庫 い 2-1)
蝶の大陸―黄金のエミーリア (小学館ルルル文庫 い 2-1)

これも未読なのですが、なんかものすごい目を引いたので。ヒロインと思しき少女の髪や衣装の描き込み、憂いを帯びた表情もさることながら、何気にポイントは左上と右下の青い蝶羽模様ですよね。


【piko】
シャイニング・フォース イクサ(上) ~漆黒の胎動 The indication of the (SOFGARE NOVELS) (SOFGARE NOVELS)
シャイニング・フォース イクサ(上) ~漆黒の胎動 The indication of the (SOFGARE NOVELS) (SOFGARE NOVELS)

pikoさんの代表作といえば、【レンタルマギカ】で間違いないのですが、敢えて此方から。


【toi8】
理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)
理由あって冬に出る (創元推理文庫 M に 1-1)

物語の舞台となる、雑然とした部活棟の雰囲気、空気が一目でわかる、素晴らしい表紙絵。部活棟の混沌振りは作中でも丹念に描写されてるんですけど、まったく見事に再現されている。
あのマフラーまいた眼鏡の少女は誰だ!? というネタでもけっこう話題になっていたように思います。



こうして並べてみると、殆どがカメラ目線、つまり視線をこちらに向けている構図なのが、なにか面白い。例外は流血女王伝とヴィクトリアン・ローズテーラー、BBBくらいですか。
たまたまそういう構図のばかりを選んでしまったのか、それとも今の流行りなのか、はたまた昔からの定番なのか。
今回は本年度発売のものに限定しましたけど、今年に限らず、昔のまで振り返ってみるのも面白いかもしれませんね。