お父さん、お父さん(涙

まさかここで、神楽と父親の交流をじっくり描いてくるとは思わなかった。もっと瀕死の状態に追い込まれて、性急に白叡を受け継ぐ羽目になると思っていただけに。
黄泉との戦いを優勢に進めながらも、追い詰めたところで神楽を庇い、重傷を負う神楽パパ。そこはいったん、桐ちゃんと室長が割って入り、さらに黄泉の殺生石とのシンクロにノイズが走ったために、黄泉が撤退して仕切り直しに。

ここで、対策室と黄泉との決戦と平行して、親子の交流が描かれるんですよね、ここ、上手かった。娘を想う不器用な父親の気持ち、それを受け止める娘の気持ち。最期の時間だからこそ、お互い素直に気持ちが伝わっていく。親父殿、やっぱり優しい父親だった。あの「強くなれ」とたびたび神楽に告げていたあの言葉。あれは、声優さんの妙技だったよなあ。あの声の響きには徹底した厳しさと同時に、冷たさとは真逆の温かさが感じられたもの。
そんな印象を肯定する、親父殿の告解。娘に短命の宿命を背負わせてしまう苦悩。その果てが、あの言葉であり、これまでの態度だったのだ、と。
結局、黄泉を斬れだの、おしつけがましいことは何も言わず、退魔師としての覚悟の在り様を説き、神楽に支えを残して逝く親父殿。
そして、決意の眼差しで屋敷を後にする神楽の背には、白叡の紋。そして、耳には殺生石の欠片。
そして……マイケル師匠、そこで貴方に出られると、その、なんだ……orz


一方の黄泉との決戦は、紀之が完全に心折れてしまい参戦しない中、岩端さんとナブー兄弟、そして桐ちゃんと室長の五人が、黄泉とラングレンと戦うことに。
車いすの室長がとんでもねえ!!
あのギミック、物凄い原作テイストなんですけど!!
いつも桐ちゃんに押してもらってたくせに、その車椅子高速自走可能だったのですか!! しかも、ガトリングガン装備。タイヤにはヤッパと第一話のナツキのバイクにあったように、タイヤに呪紋が刻まれている、と。
室長、以前にも身内を処断していたんですねえ。しかも、話のそぶりからすると、婚約者か旦那さんが魔道に堕ちて、それを自らあやめた、と。
もしかしたら、足を不自由にしたのはその時なのかも。男性と映る写真の室長は、普通に立っていらっしゃったしな。
奮闘虚しく、仕留めたと思ったところで奮迅の中から出てくる黄泉の絶望感と言ったら……。
ラングレンとの戦いで、岩端さんは片目を失い、ナブーの片割れは岩崎さんを庇って死亡。
結局、予定調和のように原作未登場の連中が逝ったか。

次回は、神楽と黄泉の最後の戦い、ってことになるんだろうけど。
希望としては、何年か後の、髪を伸ばした神楽や、剣ちゃん。悪霊化した黄泉など、喰霊本編をにおわすような描写がラストに挟まれるような展開を望むところ。願わくば、そのまま第二期も、ね。

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