おおっ。朱浬・紫浬姉妹と雪原瑤との過去編かぁ。これは原作に細かい描写のなかったナイスなアニメオリジナル。

一般人にも見えるようになった操は、さっそくクラスの人気者に。ここで微妙に拗ねてるトモが可愛いなあ。杏にもからかわれてたけど、何気にこのあたりの反応で、むしろトモの方が操に対してベッタリだったのが知れてしまう。

んで、アニメオリジナルの過去編。
ハンドラーになる前の瑤が、びっくりするくらい普通に女の子していたのに驚く。ものすごく驚く。昔から女の子にモテモテだったというから、以前から今みたいなヅカ風だったのかと思いきや、容姿や格好はもとよりメンタル面から普通に女の子してたのねえ。
じゃあ、普通に黒崎姉妹とのそれは、百合じゃないかw

そんな彼女が決定的に変わってしまったのは、父親を喪う事件がきっかけだったのか。瑤パパとの会話で、一順目と二順目の世界の話。一順目の世界の遺跡の話が出てくるわけだけど、このへんの会話は覚えておいてもいいかも。
前回のスタビライザも、一順目の遺跡から発掘されたものなのでした。

この一順目の遺跡を守っている機巧護衛機(カスタス・マキーナ)って、結局誰が作ったものなんだっけ。


三年前の小さなトモと操緒。生身の頃の操緒の元気の良さが可愛らしくて仕方無い。操緒の傍若無人さに、トモは完全に振り回されっぱなし。幽霊となった今と比べると、やっぱり昔の方がトモに対してベッタリなように見えるのは気のせいかしら。今が大人しいってわけじゃないけど、昔の方が我儘云って甘えてるように見えるし。まあ、トモはトモで子供の頃の方が「ひーん」と言いながら一生懸命操緒のご機嫌とってるようにも見えますけど。
しかし、中学の制服着て、気が付いてくれないからずっとご機嫌斜めとか。気付いたら途端に機嫌がなおったりとか、かわいいなあ。


で、肝心の飛行機事故なんだけど、結局原因はわかんないんだよね。トモと操緒の方の事故後の描写は無し。一方、黒崎姉妹と瑤の方は、倒れている黒崎姉妹を発見した瑤が、トランク=ヒルベルト・イクストラクタを起動させ、ベリアルドールとして紫浬を取り込むことで助けようとするわけだけど……。
その直前の描写で、朱浬に対して脈を取って諦めたような描写のあと、紫浬が呻いて、紫浬の方はしっかり生きている描写があるんですよね。それを見て、瑤は生きている紫浬を助けようと、トランクを起動させるわけだけど、ここからちょっとわかんなくなるんですよね。
本当に、瑤のアスラマキーナ【白銀】が取り込んだのが紫浬だったのかどうか。
瑤はあれ、紫浬を取り込んだつもりだったみたいだけど、その過程の精神世界だか何だかの描写で、紫浬が取り込まれる世界から、呼び声に導かれて離れていくかのような比喩的描写があるんですよね。
その直後、夏目直貴によって肉体改造を受けるシーンが続くことから、まず間違いなく、今の朱浬を名乗っている女性は紫浬で間違いないはずなんだけどなあ。
明言はされてないんだけど、原作の最新刊での描写を見ている限りではまず間違いないかと。

この回見ていて気づいたんだけど、もしかして今の白銀のベリアルドールとなっている方の黒崎嬢は、ハンドラーである瑤ともコミュニケーションが取れない状態になっているんじゃないだろうか。
操緒や佐伯兄の射影体である哀音が、頻繁に姿をあらわし普通に会話をしているのに対して、白銀の射影体が姿を見せたのは僅かに二度。それも一瞬だけ。しかも、この間トモが風邪ひいて操緒が表に出てこれなくなった時みたいに、全身にノイズが走った状態だったんですよね。
そして瑤のセリフ「スタビライザがあれば、君と話せたのかな、紫浬」。これ、最初はその直前にスタビライザの一件で口論となり、その場から立ち去っていった朱浬と、紫浬が姉妹で話せるようになったのだろうか、と言っているのだと一回目見たときは思ったんだけど。
よくよく見返してみると、どうも瑤自身が自分の射影体である黒崎嬢と、話せるようになったのかな? と自問しているように見えてきたんですよね。
それだと、どうして未だに瑤が自分の射影体を紫浬だと思い込んでいるのかの理由が見えてくる。もし、瑤が自分の射影体と話せる状態なら、朱浬本人が自分を紫浬だと偽ってることになってしまうわけですし。わざわざそんなことする理由ないですしねえ。
あの事故でベリアルドールとして朱浬を白銀に取り込んだあの時点で、朱浬が既に心停止状態にあったことで、アスラマキーナとしての機能には問題なくても、射影体の機能には何らかの不具合が出てしまっている可能性も考えられるのだけれど。


ところで、もうひとつ気になったところが、今回見ていてあったんですよね。
事故後のシーンで、炎上している飛行機の残骸の上に、鳥の影が止まってたんですよ。燃えてる機体の上にですよ?
あれ、ただの鳥なんだろうか。
もしかして、あれ、クロエか? とも思ったんだけど、この二順目の世界にクロエっているんだろうか。いるなら、夏目直貴が連れていても、まあおかしくはない気もするけど。


その夏目直貴。トモの五歳上の兄貴。科學部の創設者で、クロガネをトモに送りつけてきた張本人。シルエットだけとはいえ、登場したのはこれが初か。
事故現場にすぐさま現れ、恐らくは操緒をベリアルドールにし、瀕死の朱浬に機械の四肢を与えた天才・夏目直貴。
ただ、アニメしか見てない人は、どうしてここで直貴の代理と名乗り、朱浬に語りかけてきた声が、嵩月奏のものだったかはわけわかんないんだろうね。
これもまた、大いなる伏線となるはずのものだから、覚えておいて損はないかと。


うーん、こうしてみると、アニメオリジナルの回にも関わらず、積極的に伏線仕込んでるなあ。
現代での瑤がトモに告げたセリフ。君は単に巻き込まれただけと思ってるかもしれないけど〜〜云々のセリフも、のちのちの展開を目の当たりにした時、実に的を射た台詞であったことが知れるはず。瑤本人は、何も知らなかったはずなんだけど。



次回は、ラックイーター、アニア登場? 


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