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レスポンス
＞雪蛙さん
さても一週間が経過してしまいましたが、読み終わりました「さよならピアノソナタ」
いやよかった。これはホント楽しめました。しかし一日一冊くらいのペースで読んでやろうと思ってたのに延べ６日くらいかかりましたね、仕事人の悲しさ。学生のころはよかったｗ
これは純粋に（？）文章で楽しむタイプの小説だなぁ、と思いました。いや、もちろんキャラクターも物語も素敵でしたけど。
不思議なことに読んでるうちにその場その場での音楽が頭の中で流れ出すんですよね、いやそのほとんどが知らない（あるいは知ってるかもしれないけど題名聞いただけでは分からない）曲ばかりなんですが（分かったのはスタンドバイミーの、しかも冒頭数小節だけｗ）、とにかくBGMが本当に流れ出すんですよ、分からないのに分からないまま。これ実際になんなのか分かる人が読んだら百倍楽しめるんだろうなぁと誰にともなく羨ましくなりましたｗ
信じがたいことに、これを読んでるとき蛙は小説を読みながら音楽を「読んで」いたのです。音楽を「視覚情報」として受け取っていたってそれなんだよ書いてて意味分からんよ、と思いましたが読み終わって八岐さんの感想読み直したら同じこと書いてる（爆笑
キャラクターたちも非常に魅力的。特に千晶みたいな子が今の世に現存するわけないと固く信じている（マテ ナオミが真冬からのテープを手にとり、「大事だから捨てられない」と気づくと同時に千晶の想いまで悟るシーンなんかもうね。うん、とりあえずナオミのヘタレっぷりには全編通してどうしてくれようかと（ｒｙ 特に最後は、あそこまでやられたら覚悟決めてさっさとプロポーズしろｗ
ただその中にあって唯一無罪判決できるのが誕生日での告白未遂。あれはもう響子先輩の作戦勝ちだなぁ、実に呪いすぎる。なんであのタイミングであんな告白を、と思ってましたがそんな深遠な理由があったとは。男女立場逆転してこれやったら卑劣以外の何者でもないが響子先輩だと許せるのはなぜだろうｗ
４巻で何気に色々かっさらっていったのが哲郎。ナルミを乗せバイクを駆りながらのあのシーンにあわあわ言ってる蛙がいました。なんか今までの駄目っぷりが根こそぎに完膚なきに吹き飛ばされましたよｗ
読中一番何が困ったかって、脳内で思い浮かべる場面場面でキャラがみんな「そして明日の世界より」に摩り替わることですね。イラストが植田亮様であることの弊害。千晶なんてあらゆる意味でそのままだし、真冬は髪色変えてでっかいリボンつけたらやっぱりそのままだし（性格や言動は正反対なのｗ）。
もう続きが出ず、作者さまの言うとおりここからは読み手各々が想像していくしかないわけだけど、あえて言うならあれだ、ナルミと真冬の初夜を見てみたいね♪（核爆
本当に非常に楽しめました。きっかけは間違いなく八岐さんの雑記です（４巻の感想読んだ辺りから手を出すこと脳内でｹﾃｰｲしてましたｗ
ただただ感謝。ではでは。
うん、そうなんですよね。これは映像化、視覚化してもまったく意味がないんじゃないかと思わされるタイプの作品だと思います。杉井さんの作品全般に言えることなんですけど。
感想については、今読み返すと赤面モノです。まともに文章になってないし、読んだ直後の興奮状態を生でぶつけすぎました、お恥ずかしい。ただ、文章で表現しているにも関わらず、音楽を以って伝えているというのは揺ぎ無いこの作品に対する確信です。実際、作者のほかの作品では、この手の独特の感覚はなかったもんなあ。さらに言うと、encore piecesもそうでした。あれは音に携わる人の話で、音は聞こえてこなかったし。
でも、この人の作品は他のも大変お勧めですよ。まーでも神様のメモ長とさくらファミリアとの間には得がたい断絶がありますが、これはこれでｗ
Ａｍａｚｏｎ
Ａｍａｚｏｎ
