美琴、ジャッジメントの仕事を体験するの巻き。
いや、今回は素直にジャッジメントの堅実かつ地味な地元密着、と言ったら変かしら、な活動の内容に感心させられた。
普段黒子の活動などに見る派手な治安維持活動という花形仕事ばかりがジャッジメントの仕事みたいに、無意識に考えていたけれど、道案内や街の清掃、落し物の捜索といった地道な奉仕活動こそがジャッジメントの本分であるようだ。感心すべきは、これらの活動を行うジャッジメントというのは、学生による自主的な参加によって成り立っている所だろう。学生主体の学園都市とはいえ、ここに住む学生の社会奉仕の理念の高さには驚かされるというものである。
と、同時に異様に治安が悪いのも、この学園都市の特徴なのだろうか。美琴はしょっちゅう不良に絡まれているし、強盗などの犯罪行為も多発している。今回だって肩がぶつかった程度で鼻白むほど一方的な暴力が振るわれていたし。
ジャッジメントなる組織が存在しているのは、学生の社会活動への参加意欲の高さと同時に、学生の手を借りなければ治安維持も侭ならないほど治安が悪い、とも考えられるわけで、俗世の何十年も科学技術では先を行っている未来都市にも関わらず、いびつさは否めない。

なんにせよ、今回は美琴の奮闘振りを楽しむ回だった。重ねて感心させられたのは、身の上を隠してジャッジメントの仕事に参加していた美琴が、ラストでその隠された能力を大盤振る舞いして事件を解決! という安易な展開にならず、最後まで特に能力をフル活用する必要もなく、事件にもならない、でも人のためになる地道な活動に奔走し切った事である。悪人をやっつけるのではなく、小さな子供がなくしたかばんを、水浸しになって取り戻す。レベル5のレールガンとしてふさわしい格好ではないかもしれないけれど、御坂美琴という少女としてはすこぶる格好の良い顛末であり、美琴の正体を知った固法先輩が発したお褒めの言葉も、彼女の能力ではなく美琴の人柄と頑張りそのものに向けられてて、カタルシスこそないもののこれはこれで痛快と呼べる気分だった。

そんな仄々とした一日の裏側で起こっていたグラビトン事件の凶悪化。名も無きジャッジメントたちの勇姿と、その彼らの中に犠牲者が出てしまう展開に、いやおう無く緊張感が高まり、次回へと盛り上げてくれる。
繰り返しになるけど、ジャッジメントやってる学生たちの意識の高さは凄いなあ。このコンビニ内でのジャッジメントたちの、キビキビとした動きや、最優先で一般生徒を守る姿で本当にかっこよかった。

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