木山先生は間違いなく、とあるシリーズ全般を見ても屈指の色気を持ってますよ。脱げ脱げドンドン。
黒子、自分で自分が変態という自覚はあるんだろうか。木山先生の脱ぎ癖に説教かましている時のナチュラルな言い方を見ると、自分は棚に置いているんだろうなあ。愛は時に見境を亡くすものである。

このレベルアッパー編は、やっぱり佐天が主人公であるな。美琴は確かにレベル1からレベル5にまで自力で伸ばした努力家かもしれないけれど、成功者であることは間違いない。彼女はそれを鼻にかけない好人物であるのだけれど、それ故にこそ能力のある無しに対して無頓着なところもある。無能力者に、彼女が能力なんてどうでもイイこと、と口に出して言ってしまう事は本人の気持ちはどうあれ、持つものによる持たざるものへの傲慢となってしまう。その言葉が悪意からなるものなら、敵意が膨らみ、優しさからくるものなら惨めさが増すばかり。優しさですらない本心からのものであってさえも、心が傷つくことは否めない。
佐天が示した勇気が尊いものだっただけに、その正しい勇気が報われない無力感は容易に心を蝕んでいく。
佐天ちゃんがレベルアッパーの力に魅せられ、惹かれていく過程にあるのは決してほの暗い陰鬱な思いではなく、むしろすがりつくような切実な願いであるからこそ、見ていて辛いものがあったなあ。

この学園都市という街は子供たちだけが一人で連れてこられ、どの子も傍に親や家庭といった庇護してくれる居場所が存在しないんですよね。どの子も傷ついた心を癒せないまま、傷をさらに重ねていく。
治安の悪さや、容易に犯罪に走る子が多いのは、やっぱり子供たちばかり、というのも大きいんだろうなあ。所詮、先生やアンチスキルは家族とはなりえないんだし。