……ッ!! そういうことだったのか!! しまった、これはパブリチェンコ博士の偽者の情報が出た段階で一つの可能性として予測しておくべきだったのに、欠片も頭の中になかった。
対価とはそもそも、能力を使った後に支払うものなんだから、ロシアの自宅で長らく対価によって歩けなくなっていたシオンは、既に能力を使用した後だというのは明らかだったのに、てっきり博士の偽者を作るために、対価を支払っていたのだと勘違いしていた。
ロシア当局の偽者の死体の情報の内容をよく吟味すれば、それが木偶人形ではなく人間と寸分たがわぬものだったというのは明らかにされていたんですよね。
しかし、一つ疑問が。スオウには、あの流星核が降って来たトーキョーエクスプロージョンの夜よりも前の記憶もあるはず。もしかしたら、スオウがシオンから貰ったペンダントが流星核などではなく、スオウそのものがそう、という可能性もあるのか。あの夜、シオンが見た光景の1シーンを思い出せば、その想像の枠はかなり広がる。

てっきり、あの懐かしい一期のギャグ回の登場人物だった探偵とコスプレ助手少女の再登場ということで、またも気の抜ける息抜き回かと思ってたらどうしてどうして、あの連中は相変わらずなものの、ちゃんと探偵として役に立ってたじゃないか。依頼人の依頼をまるで聞いちゃいねえけど(w
スオウもあんな格好させられて、恥ずかしいという感情を思い出しなさいよ。とはいえ、スオウとジュライの子供二人旅というのはやっぱり難しいので、北海道の時の様に何らかの大人のフォローが必要になってくるんですよね。そこであの二人を再登場させたのは上手い手法だ。また新しいキャラ出すと、函館の二番煎じになりかねないところだったし。

今回はまた、葉月の方にも焦点を当てて、能力者の肉親の情というものにスポットを当てて来ている。能力者にも親としての情があると同時に、子供の方にも親に対する感情と言うものは消せないものがあるということか。スオウのドキドキの理由がどこにあったかは結局明言されなかったけれど。葉月がこれほど話のメインに関わってくるとは思わなかったなあ。わりと重要なキャラとして最後まで絡むんだろうか。
彼女の面白いところは、組織の便利な歯車として利用されることが多い能力者という存在でありながら、彼女の場合、人間であったときこそが組織の駒であり祖父の都合のいい人形であったのが、能力者になることで逆に人形としての頸木から解き放たれ、一個の存在として立脚できた、というところか。彼女の場合、能力者になることで逆に人間になったということなんだよなあ。また、面白い突っ込み方をしてくるもんだ。

そして、未咲さんはアンバーの秘されたメッセージに気づき、三鷹文書に辿りつく。アンバーは、既に消滅しているにも関わらず、この二期に至っても事態の鍵を握る存在として各所に影響力を及ぼし続けているのか。まったく、えらい女だなあ。
このままだと、未咲さんがアンバーの代わりに全体の調律役としての役割を背負わされそうな雰囲気が濃厚に漂ってきた感もアル。

総括として、今回はジュライが女装させられたりネコに集られてたり、やたらと可愛かった、ということで〆。


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