しろくまベルスターズ♪ Xmas Box
しろくまベルスターズ♪ Xmas Box
PULLTOP 2009-12-11
売り上げランキング :

おすすめ平均 star
starとってもいい!!
star優しく、心温まるお伽噺
star明るく楽しくメルヘンチック、ハートウォーミングなお伽噺に癒される

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


ルート突入からおおよそ七時間。星名ななみルート終了。
あううう、もう後半感動しっぱなし。いいなあ、これ。素晴らしい。冬の夜空にシャンシャンと響くトナカイのベルの音。雪降る空に、輝く光のルミナの彗星。
これは夢を届けるサンタクロースの物語。

ハッピー・ホリデーズ!!


というわけで、心あったまる素敵な物語でした。メリークリスマス♪ メリークリスマス♪
うーん、これは名作だなあ。初々しい恋人たちの物語でもあり、心擦れ違いながらも思いを馳せ合う家族の物語でもあり、夢を追い求め現実に立ち止まりながらも空の向こうを見上げ続ける物語でもあり、ひたむきに自らの仕事に誇りを持ち、懸命に困難に立ち向かう職人の物語でもあり。
若いねえ、若すぎるねえ。睡眠時間を削って仕事に打ち込み、恋に燃え上がり、と。最初はクリスマス以外に仕事しないのかい、なんて暢気な仕事だろうサンタとトナカイってのは、と呆れたり憧れたりしたものだけれど、イブが近づいてくるに連れてのサンタさんたちの就業時間の増加の凄まじいこと凄まじいこと。朝五時半起床の午前二時三時四時起床って、どれだけ修羅場かー!!
朝は早朝訓練、日中は店のお仕事、夜は日が変わるまで飛行訓練と、キツいなんてもんじゃないスケジュール。いやいや、普通死にますって。過労死上等レベルですって。挙句、クリスマス前には配達プランの構築にリクエストの把握など、書類と顔つきあわせての仕事もあって、その上自主練もしてるとなると、とんでもないっすよ。死にますよ。無理ですよ。お手当弾んでくださいよw
その僅かな合間をぬって、睡眠時間削ってイチャイチャしようとするななみん、尊敬します。いやあ、恋する女の子として気合入りまくってますなあ、うん。

第一印象から変わらず、ななみん、いい女でした。ラブラブモード入った時のエロさは、普段とのギャップもあって、えらいエロいのなんの。最初のキスも向こうからだったし、今時は積極的な女の子だねえ、やっぱり。
人形芝居の時の作り声がまたうまくて、さすが声優本職と関心させられました。普段の能天気モードと、発情した時の声の艶っぽさの違いにも感心させられたけど。セリフは日常会話そのものでも、声聞いただけで、うわ、こいつラブラブモード入った、というのがわかりましたもんね。

主人公も最初から最後まで終始大人というのも新鮮だったなあ。大人と言っても上から目線というわけじゃなく、ひとつの揺ぎ無い芯を体の真ん中に一本ガツンと通っているような男というか。勿論、大人なりの悩み苦しみというのもあり、スランプにへこんだり、自分の立ち位置に迷ったり、と難問に突き当たることしばしば、なんですけど、彼の素晴らしいところは決して自棄にならず、独りよがりにならず、適度に自立し一人で考え、適度にパートナーであるななみを頼り信頼して心の中を打ち明け、と自分ひとりの殻に閉じこもらず、かと言って相手に依存せず、常に対等に相棒であるななみと接し、恋人となっても、トナカイとしての自分と恋人としての自分をきちんと両立させ、両方の立場から支え合っていたところなんですよね。
この辺は、そこらの青臭くガキっぽい主人公どもとは比べ物にならない大人っぽさ。
ふむ、PULLTOPのこっちの制作チームの主人公には多かれ少なかれ、その傾向はありましたけどね。ゆのはなの時といい、遥かに仰ぎ麗しの、の時も。ただ、ゆのはなの時も、かにしのの時も先生とか大人と少女という関係性もあってか、見守る立場に立つ事が多かったのと比べて、今回はサンタとトナカイという仕事のパートナーという立場もあってか、なんか相棒、という感じが非常に強く出ていて、これはこれで良かったなあ。
とはいえ、まだななみルートが終わったばかりなので、他のルートではまたちがった顔が見えてくるかも知れませんが。

街の人との交流も含めて、サンタ同士のチームワーク、大人なトナカイさんずの酒を酌み交わす関係といい、サンタクロースという夢の詰まったプレゼントを配るお仕事がテーマというのもあって、主人公とヒロインの小さな輪に閉じることなく、ぐいぐいと外に外に広がっていく感覚がまた素敵で、改めて夢の一杯詰まった素晴らしい物語でした。
途中、街の中で開発問題とか持ち上がるのですけど、街の問題へのサンタたちのスタンスのバランス感覚も、非常に感心させられたところだったなあ。妙に入れ込んで介入せず、かと言って突き放すのではなく、同じ街に住む住人として街を愛する立場と、御伽話の住人として現実から飛び立ち夢を振りまく立場の両方を尊重しながらの立ち回りは、ななみの家族の問題を含めて、とてもすっきりした着地点だったように思います。

うん、名作だなあ、これは。


それにしても、透くんのショタ可愛さは反則だな。なに、あの男の子w まだ十二、三歳なんだろうけど、就労年齢に達してないのにあんなに働いてていいんだろうか(苦笑