しろくまベルスターズ♪ Xmas Box
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PULLTOP 2009-12-11
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やっぱりルート分岐からほぼ丸一日かかるなあ。休みの日にガリッとやっちゃわないと終わらない。
というわけで、月守りりかルート終了。
この手のゲーム、しばらくご無沙汰だったせいか、ちょっと盛り上がるとすぐボロボロ泣けてきてしまって困ってしまった。涙もろくなってる意識はないんだけどなあ。
まあ、PULLTOPのこっちのチームのシナリオへの共鳴率が高いというのもあるんですが。



自重しろ、このSMカップル!!(笑
参った。【遥かに仰ぎ麗しの】の栖香と同じく、一人でエロシーンの枠買い占めやがったw 
ななみが二枠しか使わなかった時点で嫌な予感したんだよなあ。
お互い異性関係の経験が乏しいことをイイことに、際限なくエッチにハマってしまう若いふたり、というのはまあ仕方ないのだけれど、その嗜好が二人とも変態すぎる! ジェラルドの熟女趣味のレベルの高さにも唸らされたけど、主人公の冬馬くんもこのシナリオでは、M属性からS属性と自由自在にりりか姫を乗りこなし、凄まじいまでの変態っぷりを見せつけられましたよ。だめだ、こいつもレベル高すぎる。伊達にトナカイじゃねえ。

と、自重しない二人のデロデロっぷりに苦笑しながらも、ただサンタクロースがイブの夜にプレゼントを配る、というシチュエーションにこれだけ多様な彩りと熱を盛り込めるとは、ほとほと感心させられる。
特に、ルミナの仕組みはよく考えられてるんだよなあ。あれのおかげでプレゼントを配る行為に凄まじいまでのプロフェッショナル性が付加され、多くの難関を乗り越え達成するスリリングな代物になってるわけだし。
てっきり、ななみシナリオと同じくニュータウンのルミナ真空化という危機で行くのかと思ってたら、まったく違うアプローチできたもんなあ。この発想の多様さには繰り返すけど感嘆させられた。

今のところまだ二人目だけれど、りりかのキャラは一番好きなタイプだなあ。女の子、ヒロインとして、というよりは人間的な好感度、という意味合いの方が強いけど。かわいいかわいい! とはしゃいでしまうタイプではなく、その生き様、心の強さ弱さに魅せられ惹きつけられるタイプか。
これほど気が強くて口が悪く不遜なキャラクターにも関わらず不快感がまったくないのは、その強烈なインパクトと違って人間がちゃんと出来ているからか。意地っ張りのくせに、悪いことは悪い、と認められ、感謝や謝罪はわりと素直に相手に伝えられるんですよね。悪口雑言にしても、相手を傷つけたり罵倒するためのものじゃなく、単に口が悪く言ってる内容は的確で、あんまり嫌味ったらしくない、というのもあるし。
盛んにエリート風を吹かせるのも可愛気で収まってるし、そのかたくなな部分にも、NYに戻りたがっているのにもキチンとした理由があるのが後半行くほどわかってくるし。
その強い部分脆い部分含めて、魅力的なキャラクターだった。
それにしても、主人公の従順さには笑ってしまうけど。年齢、見てくれ、性格にこだわらず、相手の実力の高さ、人間性の確かさをさっさと見ぬいて、自分の未熟さ至らなさを受け入れ、素直にりりかを師匠として敬う冬馬は偉いんだけど、どうもMっ気があると言われても仕方ないよなあ、色々アレな場面を見せられると(苦笑
それでも、そこらのギャルゲの主人公では決して敵わないだろう、彼の人間関係への優柔不断の欠片も無い果断さには頭が下がる。
とはいえ、考えなしにズケズケと相手の内側に踏み込んで行くような無神経さとは縁がないんですよね。それなりに親しい関係になるまではむしろ慎重なくらい。
この距離感の見極めの確かさは大したもの。自分ひとりで抱え込まずに、積極的に以前のパートナーであるジェラルドと情報交換に勤しむ謙虚さもあるんだよなあ。
何にせよ、独りよがりとは程遠い大人なキャラクターだ、というのはななみルートでも強調したところか。

この作品の素晴らしいところは、男のキャラクターもまた魅力的って所だよなあ。その配置も普通の学園モノと違って、頼りになる上司に生真面目だけど可愛い後輩、飄々として人当たりの良い目標となるような先輩、と各種揃ってるし。考えてみれば、かにしのもその辺きっちりしていたか。
飲み友達でもあり、圧倒的な実力を誇る目指すべき頂であり、上から目線でない対等な立場から助言をくれる先輩でもあり、何より同じ女をパートナーとした同輩で、愛した少女をこれまで見守ってきた兄貴分。冬馬の知らないりりかの素顔を知り、同じ敗北を共有し、自身も深い傷を秘めたまま飄々と笑う自由人。ジェラルドのイイ男っぷりはパネェっす。ななみシナリオでも何だかんだと相談に乗って貰ってたもんなあ。同じ男も惚れてしまう、本物のプロフェッショナルで、本物の男前。
カッコ良かったなあ、イタリア人。この男にならりりかをやっても悔いはない、と思わないでも無いんだけど、この人完全熟女趣味だからなあ。レベルが高すぎてついていけんw

りりかとの関係進展は、わりとなし崩しだったのが意外だったかな。こうしてみるとりりかは別にツンデレさんではないんですよね。むしろストレートな方。告白もせずなあなあに親密さを増していったとはいえ、非常に積極的だったし。
チューよりもフェラの方が先というのはどうよ、と思わないでもないけれどw
エリートで天才少女とはいえ、元々は寂れた四国の漁村出身のおじいちゃんっこというのもけっこうツボ。天才といいつつ、とてつもない努力家で、センスの良さはあったとしてもその実力はむしろ研鑽によって積み上げられたものっぽいし。ただ、その技術への傾倒が彼女を色々と追い詰めることになるのだけれど。でも、それを完全否定せず、肯定した上で以前彼女がしくじり傷つき落としてしまったものを拾い上げて上乗せしてくれたのは、やっぱり良かったなあ。
まだ半分の2シナリオだけだけど、何かを否定し踏み越えていくのではなく、間違ったものも歪んでしまったものも全部受け入れた上で、もっと大きな器を用意してそこに全部内包してしまい良い方向へと導いていく手法は、非常に好みと言いたい。

ちなみに、りりかのレトロゲーの話はこれっぽっちもさっぱりわからなかったw
りりかの部屋初公開の時は吹きましたね。全然想像と違いすぎてw