近年、ダート戦線は非常に熱い! 何頭ものスターホースが出て、しのぎを削りあうことで、かつてのマイナー感は、いつの間にかだいぶ薄れた感じがあるなあ。
そして、例年にも増して今年のフェブラリーステークスは燃え上がっている。なんと、今年はいつにない規模で、芝コースの一流馬たちが参戦しているのだ。
スプリンターズを制した芝のスプリント王ローレルゲレイロをはじめ、マイル戦線の雄たるスーパーホーネット。名伯楽藤沢調教師の秘蔵っ子レッドスパーダ。去年の三歳クラシックの主役の一角を担ったリーチザクラウン。どの馬も、芝の第一線で戦ってきた一流馬である。
話によると、みなダート戦線へと鞍替えしたわけではなく、この時期、芝の番組表が手薄なためというところらしい。ダートから芝に鞍替えするケースよりも、芝からダートに出張するのはかなり簡単らしいという点も見逃せない。なんにせよ、来年以降もこうしたケースは増えてきそうだ。
ただ、そう簡単に芝の実績をダートに活かせるかと言うと、もちろん簡単な話ではないはず。木曜に振った雨も、幸いこの数日の天候の良さもあってかうまく乾いて、ダートコースは良馬場になっているみたいだし。

迎え撃つダートの本職たち。勿論、大本命は去年の暮れにJCダートにて異次元のスピードを見せ付けたエスポワールシチー。ほんとにダートで走ってんのか、というくらいの速さで最初から最後まで先頭を突っ走っちゃったからなあ。こういっては過大になるかもしれないけど、サイレンススズカの幻影を見た、というくらいの強さ、といえば分かってもらえるだろうか。

そして、対抗は負傷から帰ってきた内田騎手がまたがるサクセスブロッケン。ヴァーミリアン、カネヒキリたち超絶級古豪たちと真っ向から渡り合い、ついに彼らを下して世代交代を突きつけたのが、まさに去年のこのフェブラリーS。それから2009年は彼の覇道が始まるのかと思いきや、そこから8ヶ月の長期休養。復帰後三レースは勝ちきれないまま、どうにもしわいレースを続けていたのですが、前走、暮れの東京大賞典で見事に勝利を勝ち取り、復活を宣言。
いつの間にか主役の座をエスポワールシチーに奪われていた彼が、やはり挑戦状をたたきつける一番手でしょう。
他の有力馬は、浦和記念、川崎記念と連続三着のテスタマッタ。根岸Sで11番人気を覆してあっと言わせたグロリアスノアに、他にはスーニくらいかなあ。

予想は、とりあえずエスポワールは不動で揺るがず。この馬の強さは別次元。今回はローレルゲレイロやリーチザクラウンと、前に行きたがる馬が居て、いつものように先頭を突っ走れるかどうかは分からないけれど、ポッとでの芝の馬たちにやられる馬ではないでしょう。逆に、こいつが芝に行っても軽々とG1戦線で上位争いできそうなくらいだし。
ただ、芝組の中で不気味なのが、レッドスパーダ。どうも、藤沢師は前々からこの馬をダートで使うことを企んでたっぽいんだよなあ。ほかと違って、確かな勝算があって、という気配がある。鞍上の横山騎手も、先週ようやく重賞の連勝記録とまったけど、それで確変が終わったという風ではないし。勝たないにしても、ねえ。
対抗馬みたいにあげたサクセスブロッケンだけど、どうも去年の秋冬は不甲斐ないレースが続いていたからなあ。前走の復活が本物か、まだ信じ切れてない部分がある。

なので、予想はエスポワール◎ レッドスパーダ○ サクセスブロッケン▲ であとはグロリアスノア、リーチザクラウン、スーニ、トーセンブライト、テスタマッタ、ダイショウジェットあたりに流していく感じで。

……そろそろ、今年初勝利をゲットしたい。切実に(苦笑


結果


エスポワール、つえええ! 掛け値なしに、つえええ!!
いやいや、これは想像以上。ホントにダートのサイレンススズカじゃねえか。最後の五十メートルくらい、もう流してたんじゃないですか。
すさまじい勢いで直線飛ばした二着のテスタマッタ、食い下がったサクセスブロッケン、決して弱くは無かったですよ。それを、相手にもしないとは。こりゃあ、国内に敵無しだわ。
というわけで、ドバイには胸を張って出張できることになりましたけど、出るレースがなあ。あっち、今ダートじゃなくてオールウェザーという素材を敷いたコースになってるんですよね。これが、話によるとけっこう芝馬の方が走るとかなんとか。

対抗にしていたサクセスブロッケンは、これエスポに突っかかったのが逆にダメージになっちゃったかなあ。テスタマッタにまくられて三着かー。馬券的に、痛い。痛い。
話題の芝の強豪馬たちは、軒並み全滅。壊滅。撃滅。いやあ、ここまでダメだとは。騎手のコメントだと、みんなダートは別に問題じゃない、みたいなこといってるけど、問題だろう。ダメでしょう。
これで一定の結果が出たなら、来年以降も芝馬の参加が増えたんでしょうが、こりゃあみんな考えるだろうなあ。