【ONE PIECE】
エドワード・ニューゲート 通称「白ひげ」。此処に死して巨星墜つ。
この偉大な男の死に様をどう描くのか、色々と想像をめぐらしていたけれど、やはりというべきか、尾田栄一郎は生半可ではない。
白ひげがあの【海賊王】と同格の、生きた伝説であった事を改めて思い出さされた。間違いなく、歴史を作った男の一人だと言うのを思い知らされた。
「ひとつなぎの大秘宝(ワンピース)は実在する」

世界が映像を通じて見守る中で、あの大海賊時代を招くきっかけとなったゴール・D・ロジャーが処刑される際に遺した言葉を再現するかのように、この男もまた世界に衝撃を残して逝くことになったのか。
白ひげ海賊団と海軍本部との戦争がはじまった時、どちらが勝っても負けても歴史が変わる、という言葉が踊ったが、白ひげの死はその存在の消滅と彼の遺した言葉を以て、このロジャーが作った大海賊時代をさらにもう一段階進める事になったのではないだろうか。
男は財宝も名誉も自由すらも求めなかった。彼が求めたのはただ一つ。白ひげ海賊団は彼の夢そのものであり、彼は最後までその夢の為に戦い、夢の為に散ったのだった。
大往生である。

その死の間際で彼の回想が遺した謎。いや、これまで連綿と噂されつづけていたあの「D」の称号。あれは単なるたまたま多くのキャラクターについていた名前ではなく、事実として世界の根幹にまつわる何かを秘めている、という事に言及してくれたのは大きかった。
物語は、この白ひげと海軍本部との大戦争という表の激動とは別に、水面下でまた大きく動いている、そんな気配がひしひしと伝わってくる。
ティーチの動きは、その氷山の一角として表に出てきたものなんではないだろうか。

彼の目的はレベル6の最悪にして最凶たる囚人たちを脱獄させ、味方にする事であり、七武海入りもそれだけのためのものに過ぎなかった、とティーチは自分で明言したわけだが、まだ彼の目的の根幹についてはまるで触れていないんですよね。ヤミヤミの実を食べることも、自分の海賊団を形成することも、こうして海軍本部に姿を表すのも、なにか一貫した目的によるものだというのはわかるのだが。
しかし、このティーチという男はまったく謎である。大物なのか小物なのか、この期に及んですらわからない。目的のために手段を選ばず、何年も何年も爪を隠し牙を隠しじっと耐え忍び待ち続け機会を窺い続けるという、途方もない気が遠くなるような我慢が出来るにも関わらず、すぐに油断し気を抜き優位を覆されると言う迂闊さ。この男、登場する度にいろんなヤツにボコボコにされてるんですよね。ルフィーに最初に会った時もぶっ飛ばされてたし、マゼランには毒でやられてるし、今回だって白ひげに圧倒されている。毎回毎回負け続けているわけだ。にも関わらず、世界はこの男の思惑通りに転がっていっている。彼は着実に目的を達し、邪魔者を排除し、思うがままに世界を蹂躙して行っているのだ。
なんなんだろう、この男は。なんかいやだ。キモチワルイ。

海軍本部はほぼ壊滅。大将・赤犬は死んだか、もしくはしばらくは再起不能だろう。見る限り、中将以上の主要戦力もかなりやられているっぽい。英雄ガープも、色々な意味で傷つきすぎた。
海軍の戦力はガタ落ちと言っていいかもしれない。
それでも、敗れたのは白ひげ海賊団だ。助けに来たエースは殺され、白ひげのオヤジは死に、仲間を多く喪って、目的を達せられないまま海賊団は敗走したのだから。

これから、どうなるんだろう。次回、何が描かれるんだろう。なんだか途方にくれてきた。


【詭弁学派、四ツ谷先輩の怪談。】
注目の新連載、第二回。さすがに第一話の完成度やインパクトには及ばないものの、それでもまだクオリティは高いなあ。
とはいえ、犯人の目星がついてしまうのが少々早すぎるかなあ。早いと言うよりも、特に根拠なく怪しい人が出てきてくれたって感じだし。怪談については本番は次回の解決編なのだろうけど、うーん、次回次第か結局。


【ぬらりひょんの孫】
ああ、やっぱりここから修行編に入ってしまうのか。定番とはいえ、ここで話の流れを一旦断ってしまうのはイタイなあ。なにしろ、敵の本拠地に乗り込んでから、だし。
あと、大将ばっかり強くなっても、手下連中も一緒に強くなってくれないとあと続かないぞ。
ぬらりひょんとしての限界には納得。あの妖怪の特性からして、確かにそこまでだもんなあ。ただ、そこから発想を発展させて欲しかったというのもあるけど。それとも、今度の概念はそういう方向なのか?


【めだかボックス】
うわああああ、大変だぁぁぁ! なんだかもう、もろもろに大変だーーー!!
誰かこの変態をなんとかしろーーー!!
あの「だめだこいつはやくなんとかしないと」という名言を、本当に「はやくなんとかしないと!」という焦燥感に駆られて思い浮かべてしまったのは未だかつてない事だったよ。

というわけで、めだかちゃんのお兄さんであるところの黒神真黒お兄さんが、覚悟していたものを軽く四周ほど上回る物凄い変態だった件について。
くぅっ、前回の変態発言でその器のデカさを分かった気になっていたのがばかみたいに思えるくらい、今週の展開は凄まじかった。凄まじかったと言うか、およそ地球上のものではなかった!
なに? いったいなんなの、この地球外知的変態バトルは!?

ひ、久々にめだかボックスの恐ろしさを味わいまくったぜ。


【HUNTER×HUNTER】
得体の知れないワールドがこっちでもアレしてる……。


【PSYREN-サイレン-】
甘酢ッペーーーー! ちょっ、おまえらいつのまにそんないい雰囲気になってるんですか!?
雨宮さん、あんたそんなに可愛い女の子だったの? あのヤバいものがほとばしりまくったお病みになられた危ない女が、一皮めくればこれですか。
それに対する夜科は、なにこの男前。やっばいなあ、そこらのフラフラした腰の定まらない主人公とは格の違うこの安定感。動揺しまくって不安定な女の子に対して、照れながらもさらっと支えられる、頼れる男前。ほ、惚れるわ、これは。かっこいい、夜科アゲハかっこいい。