す、すげえ、これ以上ないくらいに生々しいまでの「森見登美彦」節が、アニメで展開されてる。目を疑うというか、耳を疑うと言うか。
そうだよなあ。「森見登美彦」の小説を映像化しようと思ったら、あの朗々としたしかつめらしさが喜劇的になっている独白調の怒涛の地の文の語りを、そのまま語らせるのが正解だ。
正解だが、実際に語らせると凄まじいことになってる。涼宮ハルヒの憂鬱のキョンや、化物語の阿良々木くんのように、最近は地の文を語らせるパターンが見受けられるようになってきたけれど、この【四畳半神話大系】は、まあ一度でも聞いてもらえればわかるが、単純に量が違う。もう、延々と地の文を喋っているどころか、それでも足りなくてモノすげえ早口。声優さんに限界への挑戦を要求しているかのよう。
化物語のACで、一時間近くしゃべりっぱなしで流石にばてたぜ、みたいな話が出てたけれど、これはそれをさらに上回る勢い。
いやあ、すごかった。

それ以上に、この内容はあまりにも「森見登美彦」で、この人の小説を読んだことのない人は唖然とするんじゃないだろうか。読んだことのある人は手をたたきながら大はしゃぎってか!?
映像的にも、さすがはノイタミネというべきか。こういう絵柄というか、演出はノイタミネ枠じゃないとそうそうできないですよね。そんでもって、この作品はまさにこれがベスト。こういうの以外考えられない。


実は「四畳半神話大系」はまだ未読なんですよね。なんで読んでないんだ? なにかタイミングが悪かったとしか言いようがない。でも、未読がゆえに先の展開がわからないので、コレはコレで楽しい。楽しみすぎる。
話題の明石さんは、予想以上に奇怪けったいで、かなり好み。いや、変だけどさ、【夜は短し歩けよ乙女】の乙女さんよりは浮世離れしていないような。でも、まあ本性がよくわからんからなあ。油断ならない。蛾にとまられて「ぎょええええ!!」と叫んでいるシーンは素晴らしかった(笑
声の坂本真綾さんは、これは大当たりだ。

四畳半神話大系 (角川文庫)
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