徒然雑記 : 学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 　第１話　「Escape from the DEAD」

さ、さすがにドリルで顔面グリグリは規制入ったか。これを規制なしでまともに見せられたら実際引くだろうし。

というわけで、のちのち合流することになる幼女を除いた、今後行動を共にするチームのメンバーが一同に介するの回。
鞠川先生を庇って奴らに噛まれてしまった石井くんの人気に吹いた（笑　でも、原作でもこのメガネくん結構人気だったんですよね。一番最初に男らしいカッコいい死に方した奴だったし。
アニメでも透徹としたイイ顔してたもんなあ。
それはそれとして、木刀で介錯ってエグいよなあ。即死できりゃいいけど、普通は無理だろうし。それをやっちゃう毒島先輩がどれだけ凄い腕前か、なにより奴らにまだなっていない生きた人間の頭に木刀を振り下ろすことに躊躇いを覚えず狙いを過たないその断固とした意志にこそ戦慄する。
でも、生きた人間を殺したことは、のちのち彼女の精神面に影を落とすことになるのだけれど。奴らをぶん殴るのだけでも抵抗あるのに、生きた人間に手を出すのは精神に負担が大きすぎるもんなあ。それが必要とされる状況ではあっても、つい何時間か前まで普通に学生していた身なんだから。
とはいえ、うっすらと笑みなんぞ浮かべているあたり、毒島冴子という女性の業の深さを上手くさりげない形で表現していて、うまい。
一方、一番役立たずなのは鞠川先生なんだけど……いや、役立たずなんて言っては間違いか。彼女が車運転できなかったら、みんな途中で立ち往生していただろうし、彼女の立ち位置ってメンバーの中ではけっこう重要なんですよね。大人でありながら自己主張せず、みんなのサポートに徹しているあたりとか。さすがに子供たちだけだったら、孝たちって精神的にかなり極まってたはずなんですよね。それが、鞠川先生という大人が居てくれたからこそ、安心出来ると同時に、変にリーダーシップを発揮したりせず、おとなしく言うことを聞いてくれていたというのも大きい。

そして、ある意味もう一人の主人公である平野耕太と高木沙耶の二人の逃亡劇。まさか、コータに檜山さんをあてるとは、これは驚いた。いやでも、ここにベテランを配置するのは締まるもんな。しかし、最近の高校の工具室にはあんなハイテク器具が置いてあるのか。ハイテクってのはおかしいか。インパクトドリルなんかホームセンターにいったらいくらでも売ってるもんな。

なんとか奴らの群れを突破し、合流した六人。あれだけ校内走りまわって、結局中で生きてた人間はあの六人だけだったんだろうか。確か、このあと脱出した連中と行き合うんだったっけ。それでも、殆どやられたって事なんだろうな。
職員室で一息付いていた孝たち。状況を知るためにつけたテレビには、この騒動が床主の街だけでなく、日本中で起こっている事を知る。もはや、安全な場所などどこにもないのだということを……。
これって、ある意味、クリアできないアクションゲームみたいなもんだよなあ。いつかゲームオーバーになるまで戦い続けなきゃいけない、と。そりゃ絶望的だ。

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