連休中に一気に進める予定だったのですが……ダメだったorz
違うんです、別に忙しかったというわけじゃないんです、違うんです。
いやー、教えていただいた【ゲート】の番外編を読むついでに、ついついネット小説の方を漁ってしまいまして……連休中、PC向かってやるつもりだった予定、ほとんど潰れた!!
自業自得なんだが、眼が疲れた〜〜。

とはいえ、コチラもそれなりには進みました。いえ、四話終わるまでなのですが。

雪ちゃんに引っ張られて、またぞろ華道部にお邪魔することに。雪ちゃん、目の敵ってわけじゃないんだけれど、千早に対抗心燃やしているなあ。でも、敵愾心じゃないので、かわいい限り。
しかし、ここまで本格的にお華をやっている描写を綴られると、実際に活けた華のデザインを見てみたくなってくる。実際に画像で見せてもらった方が、雅楽乃の説明もよくわかるだろうし。
しかし、本格的だなあ。これだけ本格的にお華をやるギャルゲ主人公って他にいないでしょう(苦笑 瑞穂ちゃんも出来るらしいけどね、でも前作でここまで本格的に生け花をやる機会はなかったので、千早の腕前が際立つ。

一度は誤魔化したものの、千歳の事を知っている史には、きちんと事情を話すことに。以前、史は母親と同じように千歳の事を忘れている、と千早が話していたけれど、なるほどそういう理由だったのか。
千早が哀しむ史に、千歳の真似をして慰めてたお陰で、徐々に幼心に千早と千歳を混同してしまっていたわけか。史が微妙に、千早を男性として意識していない所も、もしかして此処に根源があったのかもしれない。

翌日もプールの授業ということで、改めて史と千歳を再会させることに。ううっ、感動の再会。千歳になると、史との関係が一変して見えるのが面白い。史が甘えているように見えるんですよね。そして、千歳はお姉ちゃんらしく史を猫可愛がりしているのがよくわかる。千早と史だと、史はあくまでメイドとしての本分を如何なる時でも忘れないのに、千歳相手だと違うんだなあ。

しかし、千歳の声も千早の中の人なんですよね。凄いなあ。千歳が、千早の真似をしても、ちゃんと千早の喋り方の真似をしている千歳、なんですよね。つまり、男版千早、女版千早、千歳、千早版千歳と四種類使い分けているわけだ。しかも、それぞれ演じている役の時々でまた喜怒哀楽から微妙な感情の機微を見事に声で表現しているわけで、この作品、千早の声の人の演技力がほんと、色々な場面で際立つ。

プールを終えて薫子と教室に戻る途中、ケイリと行き会ったのだが……うわっ、すげえ、ケイリ一発で見抜いた!! ほとんど会話をかわしてすらいないのに!! 見ただけで見抜いた!!
分かる人はわかるんだろうけれど、彼女は別格だなあ。しかも、気づいたにも関わらず、言及せずに助言だけ残して去っていってしまった。おー、やっぱり独特だ、ケイリは。

千歳ちゃんはかわいいなー。かわいいなー。千早のキャラクターがキャラクターだけに、このギャップは萌える。痛いの痛いの飛んでけー、とか想像しただけで笑う、じゃなくて萌えるw

史と合流して食堂でお昼。薫子は早々に旧交の場を辞して離脱。
そこに、優雨の事で相談に訪れた初音に、たまたま行き会った雅楽乃が修身室を相談場所として提供してくれる。
千早がいないところで、雅楽乃と薫子と初音が一緒にいるというのは初めての構図で新鮮だ。なんで雅楽乃、とも思ったけれど、そういえば園芸部関連で雅楽乃も優雨とは親しいんだった。寮の人たちと違って、むしろ雅楽乃は優雨サイドといえる立場なのか。
話に加わった雅楽乃の、初音への提言がまたキツいし容赦がない。
何故、好かれるという対価を求めるのか、なんて上級生相手になかなか言えるもんじゃないぞ。しかも、エルダー候補にもなった生徒会長に向かって。御前と呼ばれるのも伊達じゃないな、この娘は。ケイリとはまた違った意味で、恐ろしく毅然としている。
しかし、彼女の言葉は至言だ。これまで薫子や千早も指摘できなかった部分を、見事に指摘している。生け花の指導でもそうだけれど、この娘、曖昧で表現しにくいところをちゃんと論理的に言葉にして伝える能力に素晴らしく秀でてるんだ。
同時に、雅楽乃には優雨の気持ちを慮れるだけの素養を持っているという事なのね。薫子や千早ではなく、何故彼女だったのか。周囲の期待や視線に添う形で自分のキャラクターを作ってきた雅楽乃にとって、他人から何かを強いられる、という形はたとえそれが親切心からくるものでも敏感なんだろうね。

一方で千歳の方は……優雨にも見抜かれたーー!! 優雨は千早の中身が入れ替わっている、なんて非常識な事でも、ありのままに受け入れる事が出来る子だからなあ。異常を自分の理解できる理屈で片付けてしまう一般人とは、また少し違うんだな。
ここでの千歳の言い訳がハチャメチャで、それを傍からみている史のハラハラっぷりが笑えた。史は情動の少ないクールキャラにも関わらず、周りの騒ぎがあまりに突拍子もない事から、結構動揺するケースが多いよなあ(苦笑
まあ、一旦は誤魔化したけれど、結局優雨にもちゃんとした真実を話すことに。夜のテラスで語り合う千歳と優雨の姿は、どこか現実から浮き上がっていて、幻想的。幽霊の千歳は死んでいるが故に、世界の素晴らしさを、ともにある人達の素晴らしさをとても良く知っている。優雨は病気がちで世界を知らず、他人を知らず、世界に対して失望にも似た諦観を抱いている。
世界の素晴らしさを知らない、遠ざけようとしている優雨には、千歳の語りかけてくる言葉は、どれだけ大きく響いたのだろう。
この世界を、好きに。
知りたい、とつぶやく優雨の声が、これまでとどこか違う、生気の篭った声で、なんだか胸にズンときた。

優雨と別れたあとで、千歳は初音と遭遇。なにやら相談があるみたいで……って、うけちゃうの相談? そんな勝手に相談ウケちゃって、あとでまた何も知らない千早が困るのに(苦笑

翌日、移動教室で初音と一緒に。ついでに、沙世子とも一緒に。雪ちゃんが対抗心は燃やしているけれど敵愾心はない、と先述したけれど、敵愾心丸出しなのがこちらの沙世子さん。
もろに、因縁をつけてきて、千早ちゃん、ムッときた。千歳の振る舞いにケチつけられて怒ったのね。
ちょっとこのシチュエーションは懐かしいなあ。前作では、同じようなシチュで、貴子さんの刺々しい態度に、瑞穂ちゃんは優しく包むように接していたものだけれど、その点千早ちゃんの攻撃的なこと。ぐうの音も出ないほど、完全に言い負かしやがった(笑
このへん、常に温和だった瑞穂ちゃんと違って、千早ちゃんは相手が敵だと認識した場合、容赦がないところが伺える。聖さんをいじめてた相手への対処も、けっこう厳しかったもんなあ。
なんにせよ、沙世子さんの態度はどこか厳島貴子を思い出させて懐かしい。これ、上手いことまかり間違ったら、沙世子さんもばっちりメインヒロインできそうなんだけどなあ。
初音といい、サブヒロインにもメインヒロインを充分担えるキャラクターが揃っているのは贅沢な話だ。

その後、移動中にまたケイリと遭遇。うわあ、ケイリ、千早と千歳が別人というだけでなく、憑依してたことまで見抜いてたのか!
ある意味当事者よりも事情がわかってるんじゃないのか?

それはそれとして、ケイリとの会話は不思議な雰囲気をたたえている。思うと、千早が一番リラックスして話しているのはケイリとの時のような気もしてくる。素の自分をさらけ出す、というのとは少し違うか。それなら、史と一緒にいるときだもんね、、
なにか、千早に安心しているような素振りがあるのだ。上級生がいない中で、ケイリだけは年下にも関わらず、千早を包容力で包むような感覚を醸し出している気がする。

先日から嘆くだけでなく、薫子や千早に積極的に相談を持ちかけていた初音。ついに、優雨との関係の修復に踏み込むか。
千早ではなく、千歳の提案で、初音と共に人形劇で優雨の本音を引き出すことになる。そこで聞き出した優雨の想い。
優雨がいつも外を見ていたのは、母親に窓の外の素晴らしさを伝えられたから。でも、窓の外に広がる劇場に、自分は決して参加できない、世界に対してのお客様。という気持ちがある。
知るということは、理解に繋がる。

理解すれば、どうしたらいいのかも分かってくる。でも、今までの関係を壊しかねない何かを始めるのは非常に勇気のいること。でも、その勇気を持っているのが初音なのね。彼女の断固とした決意、そして一度決意を固めれば、初音には揺るぎがない。
薫子が信頼し、香織理が認める初音の強さは、まさにこれなのか。
香織理が寮に加わった時も、どうやら一悶着あってそれを初音がまとめたんだ。どんなエピだったんだろう。

千歳の提案で、初音と共に人形劇で優雨の本音を引き出すことに。優雨がいつも外を見ていたのは、母親に窓の外の素晴らしさを伝えられたから。でも、窓の外に広がる劇場に、自分は決して参加できない、世界に対してのお客様。という気持ちがある。
それを否定。前向きに。

初音の断固とした決意。一度決意を固めれば、揺ぎ無い初音。彼女が一番強いとされる所以を見る。
香織理が寮に加わった時も、どうやら一悶着会ってそれを初音がまとめたんだなあ。どんなエピだったんだろう。

夜中、十二時を超えたとき、鏡に向かって話しかけていたら、ケイリが教えてくれた通りに、鏡の向こうに千歳が現れる。死んだ姉との対面には、ちょっと涙ぐんでしまった。
千歳さんはかわいいなあ。この娘、ヒロインの中でも可愛さだけならぶっちぎりじゃないのか? もういっそ、千歳ルートなんてのがあってもよかったくらいに。

千歳と優雨がお弁当を食べているときに、千歳が倒れて千早に戻ってしまう。
千早は意識を取り戻したものの、千歳は千早の身体から抜け出て、子供の頃の千歳の立ち絵が。
千歳十歳バージョン、なんて可憐な。
ワケの分からない事態における困った時のケイリさん。さすが、必要なときには颯爽と現れて助けてくれるなあ。
ケイリが大まかな状況を説明してくれたお陰で、色々と理解。やっぱり、千歳さん、力が弱まってたか。

千早の身体の負担は大きいらしく、授業に出たものの身体の調子が悪い。
教室に香織理が現れて、選択肢。ここでまた幾つかルートが別れるのか。
一応、雅楽乃から行くつもりなので、雅楽乃ルートから。

熱で倒れたところを、雅楽乃に介抱される。というか、襲われてるんじゃないのか、これ?w
ぐったりした千早を修身室に連れ込み、実にうれしそうに世話してくれる。それはいいんだが、ほんと楽しそうだな。なんか、いつ襲ってくるかわからない恐ろしさが(笑
まあ本音はどこにあるか知らないけれど、雅楽乃も正気を保っている間は早々危ないことはしてこないけど。御前である以上、どこかにブレーキがかかるんだろうな。それこそが、彼女の抱えているナニカなんだろうけれど。
ここで、「もっと私に甘えていいのよ」と言えてしまう千早ちゃんが色々な意味ですごい。
もっと私に甘えていいのよ、と女の子に言える男になりたい……って、男が言うか、んなセリフ!! 少女漫画のイケメン主人公でも、もっと俺に甘えろよ、とまで言える奴は早々いないぞ? ……いや、わりといらっしゃる?
しかし、雅楽乃に対する千早の接し方はあからさまにお姉さまなんですよね。なにこのものすごい百合百合な空気は(笑


ついに、初音と優雨のすれ違い、ここに問題解決編!
決意を固めた初音が、二人きりで優雨と真正面から向きあって、思いのたけを打ち明ける。
言葉を交わすことで、自分の思いをはっきりと伝え合うことで理解が通じあう。自分の意志を伝え、希望を伝え、親しくなりたいと、あなたの大切な人になりたいと伝え合う。
仲直りであり、はじまりのとき。
そして、千歳の残した言葉もまた、千早によって優雨に伝わる。人と向き合い、世界と向き合う。
この四話、後半に入って千歳と見えだしてから、優雨の変化が素晴らしいんですよね。ただただ儚かった彼女に、生気と意志が吹き込まれることで見違えるようなナニカが芽生え始めてるんですよね。
どこか、引き込まれるような存在感が生まれ始めている。
この娘が上級生になったとき、きっと聖應のクロニクルを引き継ぐ、偉大な先人たちに劣らない存在感を示せるんじゃないだろうか。エルダーになるかはわからないけれど、二つ名持ちには絶対なるぞ、これ。

そして、千歳との最後の対面。プールの授業も終わり、つかの間肉を得て、生者の世界へ飛び込んだ千歳。かつて自分が成し得無かったものを引き継ぐ優雨という後継者も得て、なにより千早がもう大丈夫と確信して、彼女は満足そうに消えて行く。
果たして、成仏したのかは定かではないけれど。千早が本当に幸せを掴むまでは、傍で見守っているんだろうな。まだ、成仏するよー、とは言わずに傍にいるよー、と言ってたし。
前作で綺麗に成仏した一子と違って、もしかしてまだ出番ある?

なんにせよ、強烈なキャラクターだった、千歳さん。
もうキャラ投票終わっちゃったけれど、機会があったら千歳さんにいれてたかもなー。まあ、まだ誰もクリアしてない段階なので、なんとも言えないですが。