改めて一巻の話を見ると、兄貴ホントにいい兄貴だよなあと実感させられる。原作小説だと兄貴視点で、ずーーっと愚痴ってるもんだからあまりそういう印象なかったんですが、アニメで客観的な視点から見ると兄貴の面倒見の良さが良く分かる。あんた、内心は妹のこと嫌いだ嫌いだとのたまいながら、傍から見たら猫可愛がりしているようにしか見えないぞw
オフ会で上手くいかなくて落ち込んでる桐乃を慰めてる所なんか、ほんと優しいもんなあ。そもそも、お願いされたからって普通こっそり見守ったりしないって。まあ、桐乃もそんなの頼む時点で相当アレなんですけどね。嫌だろう普通、兄貴に見られてたら(苦笑

うーん、やっぱり小説の時の印象とアニメで見る印象がだいぶ異なっているのは興味深い。別に内容が違ったりするわけじゃないんですよ。演出やエピソードも概ね原作に沿ってるはずだし、だいたい話の通りのはずなんだけど、主観と客観だとここまで見え方変わるのか。そもそも小説版は意図的に二次元の妹への幻想を徹底的に廃した、兄に対して関心なく興味もなく辛辣で見下したような冷めた妹、という姿で強調的に描いてて、兄貴の方も妹の事を鬱陶しくくそ生意気で可愛くない嫌な妹、という風に見ているように描いているんでしょね。それこそ、ラストの瞬間的な妹のデレを劇的なものにするために。
この絶妙な描写バランスが素晴らしく成功しているが為に一巻は傑作と呼んでいい出来栄えになっていて、逆にそこで素晴らしく成功しすぎてしまった為に、その後2、3巻あたりはバランス調整に手間取ってちと迷走してしまう感じなんですけどね。4巻あたりからすっぱりと一巻の当たりの未練を振り捨てて、バランス値の振り分けを大胆に取替えたからか、またぞろ面白くなってくるんですけどね。
ふむ、そう考えると今のアニメって、ちょうど四巻以降の俺妹の感覚と合致している感じもするなあ。

さて、今後も重要なキャラクター、ぶっちゃけ一時的にメインヒロインにまでなってしまう黒猫と、沙織の登場である。黒猫小さいなあ。声のイメージはちと違ったのだが、聴いてるとすぐに違和感はなくなった。ああ、こうして二人の言い合い聞いてたら確かに仲いいわ、打ち解けてるわ。兄貴視点だと本気でギスギスしているようにしか見えなかったものだが。
そして沙織は、うん、やっぱり気配り上手だ。この人いなかったら、その後の展開もいろいろ違っていて上手く行かなかった事も多かっただろうし、そもそも黒猫と知り合う事もなかったわけで、この人との出会いというのは大きかったんだな、と今になって実感する。

うん、安定して面白い。桐乃の意味ありげな無言の態度にもついついニヤニヤしてしまうし。いいアニメ化だ、うん。
にしても、相変わらず桐乃と黒猫のツイッターはおもしろなあw

俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
俺の妹がこんなに可愛いわけがない 1 【完全生産限定版】 [Blu-ray]
アニプレックス 2010-12-22
売り上げランキング : 37

おすすめ平均 star
star原作見てませんが・・・
star完成度が高い作品
starけっこう面白いよ

Amazonで詳しく見る
by G-Tools