以下に収納

ヤンジャン

【キングダム】
蒙驁将軍が凡将というのはどうにも信じられない。堅実で格下相手には絶対に負けない、というのはそれはそれで得難い将才な気もする。しかも、いいなあ、負け続けたが故に常に不利な状況は想定済みで、手当ても行き届いている、と。


【ハチワンダイバー】
谷生の将棋に呑まれてしまったそよ。魅入られた、と言ってもいいか。復讐も憎悪も将棋の虚ろにかき消される。谷生と同じ眼になってしまった。
こうなってしまうと、谷生に将棋で勝つという以上に、谷生の将棋観そのものを上回る凄まじい将棋を見せて、そよを魅了しなおさないといけないのか。


【ノノノノ】
……編集部^^ 扉絵の酷いこと酷いこと。まだ死んでないのに、死んでも君を忘れない、的な煽り文句。お前ら、意地でも岸谷殺すつもりだなw
肝心の岸谷は腹からの出血に加えて、吐血まで。ちょっ、縫った傷が開いただけじゃないのか!
崖を這い上がり頭から流血しながら、誰か岸谷を止めろーと絶叫する皇帝がカッコいいんだが、なんか全部の流れが岸谷、最期の飛翔、という方向に向かっていて、恐ろしいまでの殺意が渦巻いているんだが(笑 誰の殺意だよ!
……まあこの作品って、煽ったら煽った分身も蓋もない展開に持ってく傾向があるので、正直…ねえ?

モーニング

【天才柳沢教授の生活】
おおっ、お父さん、そこで怒るのを堪え、ホメるのか! 子供と遊ぶと決断しながら、仕事の連絡を切れず携帯の電源を切れなかった自分の未練がましさをこそ反省し、携帯を投げ捨ててしまった息子の勇気を褒める。難しい判断だけれど、父親としては褒め称えるべき所業。胸が熱くなる。

【宇宙兄弟】
そういえば、マルチタスク――一度にいろんな作業をいっぺんに行う、って六太の得意だったはずなんですよね。それが上手く出来ないというのは、六太はやはりシャロンの事もあって焦りがあるんかなあ。他の候補生たちよりも爺さんの訓練法が厳しいんだ、という事実が控えてそうでもありそうだけど。
そして、教官の爺さんは六太を最後の教え子として、引退するつもりなのだという。またひとつ、六太に託される想いが……。


【GIANT KILLING】
達海が自信タップリで相手を呑んで掛かっているのはいつもの事なんだけれど、これまでの相手は常に格上だったんですよね。それが、今回の山形、佐倉監督は順位もJ2から上がってきたばかりという立場も格下で、佐倉監督自体達海を尊敬しその上でなんとか倒してやろうと思っている。この試合に関してはむしろ「ジャイアントキリング」たらんとしてるのは山形の方、という逆転現象。初っ端から相手の手の読み合いが火花を散らす。監督同士の戦略勝負が際立ってきた、面白い!!

【新白河探訪記】
まさかの、【天才柳沢教授の生活】の山下和美先生による【新白河原人】の守村大邸来訪の様子の漫画化。山下さんのデザインでも、守村先生かっけえなあ。何気に毎回、巻末のコラムは楽しく読んでるので、この探訪漫画は面白かった。