俺、この休出から帰ったらキャラクター人気投票で淡雪に投票するんだ……。

雪ちゃんルートは概ね、御前ルートと展開同じなんですね。ただ、視点が雪ちゃん中心なのと、千早が寄り添うのが雪ちゃんの傍だった、と。

と、その前に話遡って選択肢選びなおしていたら、小物の盗難事件の解決展開がちょっと違ってた! これって五話にあたるんだったっけ。
確か前はエージェント史の発信機によって発見したんでしたっけ。それが今回はケイリの占いという名目で、塞さんの化学、香織理の香料、千早のお菓子、そして薫子の体力、という皆の力を結集して犯人の居場所を特定することに。
ひ、久々に千早のハイスペックをまざまざと見せつけられたー!
やっべえ、あの壁越えのシーンは素で「か、かっこいい……」と頬を染めそうになったわいっ。千早ちゃん、女の子にキャーキャー言われるのも仕方ないよ、それ。男でもキャーキャー言ってしまいそうだもんww
でも、香織理の調合の腕も趣味の域を超えてるよなあ。幾ら香水の調合を得意にしてるっても、生ごみの匂いとかすぐに作れないだろうに。……出来るんだろうか。


さて、話を戻して淡雪ルートである。
淡雪の華道への意気込みに水を差してしまった御前と千早。御前と淡雪の仲違いで、今度は千早は自分から淡雪に話をしに行くことに。積極的に淡雪の方に関わろうとする、ということですね。

なんとか、淡雪を寮に招いて話を聞くことで、蟠りを解消することに成功する。既にここで一度部屋に連れ込むという実績を作っておくんですね(笑
でも、千早が放っておいたせいか、こちらのルートだと御前の様子が危ういんですよね。精神的に細くなってる気がする。その割に、淡雪には千早が必要だ、とこれまで千早に甘えよう甘えようとしていたのが嘘のように、淡雪をプッシュしだす。これまでも、そういう場面はチラチラとあったんだけど、ここでの御前は冗談交じりでなく、どこか真剣に見えるんですよね。
この時点で、家元試験の件で淡雪を傷つけると分かっていたのだろう。それで、千早には淡雪を守って欲しかったんだな、御前は。自分だってつらかろうに。
御前ルートでは、淡雪は御前の家元試験についての独白をきちんと全部聞いてくれるのだけれど、淡雪ルートだと反射的に飛び出していってしまう。ここで御前の意志を十分に消化しきれず、どころか重荷として負の気持ちを背負ったまま母親に思いをぶつけてしまったことは、御前ルートより酷い拗れを、この母娘の間に生むことになってしまう。

ここで淡雪がどうして家元の座を目指すのか。御前ルートでも話してはくれてたんだけれど、概ねの事情以上に、この件に関して淡雪が抱えるものを掘り下げて見せてくれるんですね。
彼女が抱える母親を守りたい、という想い。それに縛られ、自分を戒めがんじがらめにしながら頑張らなくてはならない、強迫観念に追われていること。容姿の異質さに端を発した周囲からの排斥。
その多くは千早に共通する痛みでもあり、千早が諦め逃げ出し、放り出そうとした痛みでもあるわけで、それを頑なにつかみつつ頑張り続ける淡雪の姿、弱くて小さい生き物のくせに強く在ろうとする姿に、千早は大きな共感と敬意、そして強烈な庇護欲をいだいていく。
同時に、御前がどうして淡雪にあんな辛辣な告白をしてしまったのか。それも、掘り下げるんですよね。御前本人のルートよりも、御前の心情がしっかりと物語られている。

結局、御前ルートと同じように、母親と喧嘩して千早の元に家出してくる淡雪なのですが、先は描かれなかった母親とのやりとりが描かれる。これが、もう見てて淡雪、無茶苦茶かわいそうなんですよね。
淡雪に対する千早の態度について、香織理が他の子と比べて肩入れしているとの感想を述べているんですけれど、確かにわりと初期から、千早って淡雪に対しては特に目をかけてる節があるんですよね。可愛がっている、というか、概ね受身な千早が唯一追いかけまわして、嫌がられているのに構おうとしているというか。
千早が一番「可愛がってる」のは淡雪だと思うんだ。
うん、でも彼の気持ちは良くわかるんだよなあ。強がってるし負けん気強いし、実際ハキハキとして背筋がピンと伸びたシャキっとした娘なんだけど、その内面はとても素直で、感情的になってもすぐに自分が悪かったら反省できるし、至らないところを省みる可愛げがある。ピン、と尖ったところが全然刺さって来ないんですよね。
本当は弱くて、だから一生懸命にハリネズミの刺を張り巡らせているのに、いざトゲが刺さりそうになると相手に痛みや傷を与えないように自分を守るためのトゲを引っ込めてしまうような優しさが溢れてる娘なんですよね。
もう、可愛くて仕方ない。この娘は守ってあげないと、と思ってしまう。優雨も、守ってやりたくなるタイプの娘だけど、また全然違うベクトルで庇護欲を掻き立てられるタイプなんだなあ。

このあたりになると、淡雪も千早への警戒心や対抗心が完全にとっぱらわれて、甘えてくること甘えてくること。
前々から御前は淡雪を、千早に甘えるのが上手い、と評していたけれど、本気になるとパねえことになってますよ。
何しろ甘えられてる千早が満更でもなさそうだもんなあ。あの千早がメロメロですよ。
添い寝を乞われて、躊躇いもせずOKだして、
「そんなに喜ぶなんて、まるで子供みたいね☆」
とのたまうくらいにメロメロですwww


そして、最終話「雪の流水階段(カスケイド)」へ。

で、添い寝しててパッドがずれて男だとバレる千早ちゃん、乙。
千早ちゃん、淡雪相手に隙だらけすぎるよ!!

でも、淡雪が逃げ出すとは思わなかったなあ。確かに普通は男だと知ったら、パニックになってこういう反応するのは普通なんだけど、瑞穂ちゃんのころからしてもバレたときにこんなに普通の反応した娘って初めてなんじゃないだろうか。
貴子さんも、もうちょっと落ち着いていたような。あれは状況が状況ではあったんですが。
御前なんか、性別とかどうでもいいって感じだったしなあ(苦笑

この2人のエルダーについては、残るヒロイン、ケイリを除いてみんな千早の性別既に知ってますしね。ケイリだって、千早が男だろうが女だろうが気にするタイプじゃないし。
そういう意味ではやっぱり淡雪のこの反応は唯一なんだろうなあ……。

でも、あとでなんで逃げまわり、千早の事を避けていたのか、淡雪の口から告白されるんですが、この理由がまた無茶苦茶可愛いんだ。もう、抱きしめたくなるくらい健気で愛おしい理由なんですよね。千早ちゃん、悶え死ぬぞ、ほんと。まあ、逃げ回られている間の千早ちゃんってば、笑っちゃうくらいに凹みまくってダウナー入ってたんですけどね。
千早ちゃんって、ネガティブ入りだすととことん凹むよなあ(苦笑
でも、逃げ回っていた理由が、千早の口から本当の事を聞いてしまったら千早が学園から去ってしまうと思ってたから、自分の前からいなくなってしまうと思ってたから。
なんて言われたら、そりゃあもう千早ちゃんの狼が鎌首をもたげるわww

お互いにメロメロ状態の淡雪と千早。こ、こりゃあだめだ。千早、完全にスイッチ入っちゃったっ。
狼だ、狼さんだよ千早ちゃん。それがお主の本性かーーっ!
いやもう、すっげえS。言葉攻め言葉攻め言葉攻め。弄ぶ弄ぶ弄ぶ。もう、食っちゃった、としか言いようがねえエロシーン。
この千早ちゃんは危険だ。こんなの女子寮に住まわせてるなんて、危険過ぎるw

二人がラブラブになったあとの、千早ちゃんがこれまで雪ちゃんと呼んでた淡雪を、呼び捨てで「淡雪」と呼ぶシーンがあるのですが、これが好きだったなあ。言い方がねえ、ものすごくセクシーなんですよ。これまで雪ちゃん、なんて可愛く呼ばれてたのに、こんな風に名前を呼び捨てで耳元で囁かれてみなさいよ。
腰抜けるわッ!
濡れるわッ!
それだけでイッちゃうわっ!

いやまじで、実際ゾクゾクゾクッと鳥肌立ったもんなあ。あれですよ。殺す、って感じですよ。女殺し。
千早ちゃんの声優さん、マジパねえわ。

淡雪も淡雪で、千早のことを呼び捨てで呼ぶようになるんですよね。それがこっちはもう、可愛いんだ。この娘に呼び捨てで名前呼ばれるって、お姉さまと呼ばれるより可愛いですよ? もう、懐かれたッ、て感じですよ?

全力で守ってあげたくなる存在であると同時に、淡雪という少女のその気高い生き様は千早にこれまでの、そしてこれからの自分の生き方を省みるきっかけとなったのでした。
レールが敷かれた人生から、自分の意志で飛び出す勇気。
逃げ出すのではなく、諦めるのではなく、レールの上で戦った上で自分の道を選びとる。
二人が手を取り合って歩む人生は、エピローグは、朝という場面もあって眩しかったなあ。
……淡雪さんが何だか千早ちゃんに世話され慣れた挙句に微妙に私生活にダメダメな症状が出てる感じがして心配は心配なんだけどw
至れり尽くせりでお世話されてたら、そりゃ堕落するよ? まあ、仕事は自分の望むように頑張ってるみたいでいいんだけど。
千早ちゃん、自分なしでは居られなくしてるあたり、魔性の男だなあ(笑