香織理ルートクリア。目指せ、今週中コンプ。


なるほどなあ。淡雪との話が、異端の容姿を持ったもの同士のコンプレックスと定められた将来に向きあう意志を共有する物語だったとしたら、香織理との話は両親との隔たりによって生じたココロのスキマを、克服するため物語だったのか。
千早は、千歳が亡くなり母親が壊れていく中で自分たちを見捨てた父親への怒りを抱いたまま、それを持て余していた。香織理は、自分と母を放置したまま受け入れずにいた父親を恨み、そんな父を愛し続けた母親を理解できず、愛するという想いそのものが未知で不明のものとして消化出来ずにいたわけか。
二人共、お互いに愛するという想いを交わすことで、言葉で表現し切れないその揺らぎを知ることで、それまで計り知ることが出来なかった、両親の愛情の在り方を理解し、自分たちが何に怒り拒絶していたのかを受け入れる事が出来るようになったわけか。
このルートの話は、よかったなあ。イイ話だったように思う。二人共、自分の前に立ちふさがっていた壁を乗り越える話なんだけど、お互いに寄りかからないんですよね。千早も、香織理も、自分の壁と向きあう場面には、一人で立ち向かうんですよ。決着の場に向かう道のりを、途中まで一緒に進み、そしてそれぞれの決戦場に別れて挑んでいく。そして、戦い終わったあと、その帰途で再び合流し、手を取り合って寮へともどっていく。これには、ちょっと感動してしまった。
なんか、自立した大人が二人、って感じで。愛する人を必要とするのは、何かしてもらうため、自分を助けてもらう為じゃない、って感じで。愛するのに対価は必要ない、とでも言うように。

そんな自立した二人が共に歩み、夢を叶えた未来の図が、仲睦まじい家族、というのは素晴らしかったんじゃないだろうか。一番家庭から遠いヒロインに見えた香織理に、まさかこんなエピローグが待っているとは。うん、でも今までで一番素敵な未来像だった。