今年は去年より遅れて大晦日になってしまった。中旬から忙しくて、やること詰まっちゃってたからなあ。

さて、2010年度の新人作品。新人賞受賞作品だけでなく、とにかく今年デビューした作家さんということで拾い上げました。ただ、元々シナリオライターだったりした人はこの際除外。さらに、徳間デュアル文庫とか幻狼ファンタジーノベルズ、メディアワークス文庫は外させてもらいました。ぶっちゃけ、そっちまでフォロー出来てないので。
んで、私計ですが、把握しただけで今年は新人作品は70タイトル。うち、読めたのは45タイトル。去年は50作は読めたから、多少は減ってる。

ちなみに、評価は完全に主観的な好みによるものなので御容赦御寛恕お願いいたします。


<角川スニーカー文庫>

子ひつじは迷わない 走るひつじが1ぴき】 玩具堂 [第15回スニーカー大賞<大賞>] 《★★★★☆》
“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕】 高木敦史 [第13回角川学園小説大賞<優秀賞>] 《★★★★》
丘ルトロジック 沈丁花桜のカンタータ】 耳目口司 [第15回スニーカー大賞<優秀賞>] 《★★★★☆》
【A&A アンドロイド&エイリアン  未知との遭遇まさかの境遇】 北川拓磨 [第14回スニーカー大賞<奨励賞>] 《★★★》
【ヒマツリ ガール・ミーツ・火猿】 春日部タケル [第15回スニーカー大賞<ザ・スニーカー賞>] 《★★☆》

今年はまた……大賞、優秀賞作品の濃いこと濃いこと。菜々子さんが二作目からさらに化けてる事を考えると、なんとも面白い作品が出揃ったんじゃないだろうか。この中では大賞の子ひつじが一番まともっぽいけれど、それでも怪作ぞろい。どれも、舌なめずりしてしまうほど歯ごたえのある「美味しい」作品でしたよ。


子ひつじは迷わない “菜々子さん”の戯曲 丘ルトロジック


<HJ文庫>

すてっち!】 相内円 [第4回ノベルジャパン大賞<金賞>] 《★★★》
【新感覚バナナ系ファンタジー バナデレ!】 谷口シュンスケ [第4回ノベルジャパン大賞<金賞>] (未読)
【ハガネノツルギ Close Encounter with the Ragnarek】 無嶋樹了 [第4回ノベルジャパン大賞<銀賞>] (未読)
【前略。ねこと天使と同居はじめました。】 緋月薙 [第4回ノベルジャパン大賞<銀賞>] (未読)
笑わない科学者と時詠みの魔法使い】 内堀優一 [第3回ノベルジャパン大賞<奨励賞>] 《★★★★》
【クロス・リンク〜残響少女】 星野彼方 [第2回ノベルジャパン大賞<特別賞>] (未読)
【セイギのミカタ いちご模様は正義の印】 なめこ印 (未読)

ちいっとなあ、食指が動かないのが多すぎるや。【すてぃっち】は手芸部を舞台にした四コマ漫画みたいな掌編連作日常コメディ。これはこれで良作だとは思うんだが。
奨励賞の【笑わない科学者と時詠みの魔法使い】は、人間関係の距離感と機微、感情の揺らめきの過程が非常にロジカルで、なおかつハートフルという良くできた作品だった。


笑わない科学者と時詠みの魔法使い



<ファミ通文庫>

B.A.D. 1 繭墨は今日もチョコレートを食べる】 綾里けいし [第11回エンターブレインえんため大賞<優秀賞>]《★★★★☆》
空色パンデミック 1】 本田誠 [第11回エンターブレインえんため大賞<優秀賞>] 《★★★★★》
ココロコネクト ヒトランダム】 庵田定夏 [第11回エンターブレインえんため大賞<特別賞>] 《★★★★☆》
【U.F.O. 未確認飛行おっぱい】 大橋英高 [第11回エンターブレインえんため大賞<東放学園特別賞>] 《★★》
【ただ、災厄を狩る剣のように ナイツ・オブ・ザ・フリークス first act】 アズサヨシタカ [第10回エンターブレインえんため大賞<最終選考作>] (未読)

今年の新人作品で一番豊作、MVPだったのは間違いなくこのファミ通文庫でしょう。【空色パンデミック】と【ココロコネクト】の2作品がとにかくとんでもなかった。しかも、一発打ち上げるだけでなく、きちんと続編をコンスタントに出し、クオリティも落とさずより傑作性を増しているくらい。新人作という枠を超えて、本年度の代表的なライトノベルに上げる人も少なくないのではないでしょうか。とにかくすごかった。
その二作の影に隠れる形になってますが【B.A.D.】もまた、目を見張るようなグロテスクでダークな物語として異彩を放っており、シリーズ出るたびに評価が鰻登ってます。

B.A.D 空色パンデミック ココロコネクト


<電撃文庫>

幕末魔法士 ―Mage Revolution―】 田名部宗司 [第16回電撃小説大賞<大賞>]  《★★☆》
ヴァンダル画廊街の奇跡】 美奈川護 [第16回電撃小説大賞<金賞>] 《★★★★》
【ご主人さん&メイドさま 父さん母さん、ウチのメイドは頭が高いと怒ります】 榎木津無代 [第16回電撃小説大賞<銀賞>]《★★》
【精恋三国志 1】 奈々愁仁子 [第16回電撃小説大賞<電撃文庫MAGAZINE賞>] 《★★☆》
【A=宇宙少女2×魂の速度】 日野一二三 《★★☆》
【恋する鬼門のプロトコル】 出口きぬごし 《★★》
彼女はつっこまれるのが好き!】 サイトーマサト 《★★★》
官能小説を書く女の子はキライですか?】 辰川光彦 《★★☆》
月光】 間宮夏生 [第16回電撃小説大賞<最終選考作>] 《★★★★★》
【俺と彼女が魔王と勇者で生徒会長】 哀川譲 [第16回電撃小説大賞<最終選考作>] 《★★★★》
平安鬼姫草子―神ながら神さびせす】 黒狐尾花 《★★★★》
ハロー、ジーニアス】 優木カズヒロ 《★★★★》
【理想の彼女のつくりかた 第一稿 のはずがポンコツだなんて、そ、そんなバカなっ!】 高村透 (未読)
【神と奴隷の誕生構文(シンタックス)】 宇野朴人 (未読)
【〜覚醒遺伝子〜 空を継ぐもの】 中村一 (未読)
【ミネルヴァと智慧の樹 始原(ウロボロス)】 浅生楽 (未読)
【はい、こちら探偵部です】 似鳥航一 (未読)
 
ああ、今年はあれがあったのか。盗作騒ぎ。うーん、中身は面白かっただけに、残念な話。
本年度の電撃文庫の新人作には、歴史物が三作もあったのでしたね。それも、幕末、三国志、平安と三者三様という品揃え。なのですが、結局大賞をとった幕末も三国志もこれっきりで続刊出てないんですよね。幕末は、来年の2月にとうとう新刊を出してくるようなので、そこで様子見ですね。平安ものの【平安鬼姫草子】は出たのが10月という時期ですし、ここはゆっくり待ちたいと思います。
結局新人賞作品でコンスタントに刊行を続けたのは【ヴァンダル画廊街】だけですか。テンポよく三冊で完結しましたけど、わりと独特な話だっただけにきっちりと完結させた実力は注目に値します。
今年の新人さんで私が注目しているのは【ヴァンダル画廊街】の美奈川護さんに【ハロー、ジーニアス】の優木カズヒロさん。んでもって、【月光】の間宮夏生さん。特に間宮さんは、【月光】に仰天させられただけに、二作目がいったいどんな塩梅なのか、今からワクワクしております。

ヴァンダル画廊街の奇跡 月光 平安鬼姫草子 ハロー、ジーニアス


<GA文庫>

りーち☆えんげーじ! ―子孫繁栄! 国立栄華学園中等部―】 海堂崇 [第1回GA文庫大賞<編集部特別賞>] 《★★★》
踊る星降るレネシクル】 裕時悠示 [第2回GA文庫大賞<優秀賞>] 《★★★★》
【断罪のイクシード ―白き魔女は放課後とともに―】 海空りく [第2回GA文庫大賞<優秀賞>] 《★★★》
【ゆうれいなんか見えない!】 むらさきゆきや [第1回GA文庫大賞<奨励賞>] (未読)
【ふぁみまっ!】 九辺ケンジ [第2回GA文庫大賞<奨励賞>] (未読)
【かんなぎ家へようこそ!】 冬木冬樹 [第2回GA文庫大賞<奨励賞>] (未読)

前年に「ニャル子さん」という巷を席巻したビックタイトルがあるのでいささか小粒に見えるけれども、概ねコンスタントに続編を出しているので安定していると云えば安定してるのだが、一本はこれは凄い、というのはあって欲しい所。レネシクルも先細ってるしなあ。

踊る星降るレネシクル


<ガガガ文庫>

黄昏世界の絶対逃走】 本岡冬成 [第4回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<優秀賞>] 《★★★★》
【シー・マスト・ダイ】 石川あまね [第4回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<優秀賞>] 《★★★》
【いばらの呪い師 病葉兄妹 対 怪人三日月卿】 大谷久 [第4回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<審査員特別賞>] (未読)
【ななかさんは現実】 鮫島くらげ [第4回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<ガガガ賞>] (未読)
【Wandervogel】 相磯巴 [第4回ライトノベル大賞ガガガ文庫部門<ガガガ賞>] (未読)

相変わらず、ガガガのラインナップはエキセントリックというか、フライハイというか、他のレーベルと比べても一味独特である。それが一つの潮流になれば面白いのだけれど、何故か飛び石みたいに孤立して繋がっていかないんですよね(苦笑

黄昏世界の絶対逃走


<富士見ファンタジア文庫>

神さまのいない日曜日】 入江君人 [第21回ファンタジア大賞<大賞>] 《★★★☆》
【中の下! ランク1. 中の下と言われたオレ】 長岡マキ子 [第21回ファンタジア大賞<金賞>] 《★★☆》
【スノウピー1 スノウピー、見つめる】 山田有 [第1回ネクストファンタジア大賞<銀賞>] 《★★★☆》
【夏海紗音と不思議な世界 1】 直江ヒロト [第21回ファンタジア大賞<読者賞>] 《★★★》
【ヘヴンズ・ダイアリー001】 直江ヒロト [第1回ネクストファンタジア大賞<金賞>] (未読)
【紅のトリニティ】 椎名蓮月 (未読)

出だしこそやや自分的には評価が辛かった【神さまのいない日曜日】だったのですが、真価を発揮したのは新人賞投稿作品という軛を脱した後の二作目以降。大化けしました。なるほど、大賞を受賞するにたるポテンシャルを十分以上に有していたということなのでしょう。
個人的には【スノウピー】もかなり好きな作品となっております。


<一迅社文庫>

今年も、シナリオライターを引っ張ってくるだけで新人さんは居らず。そろそろマズいんじゃないですか? 新人賞は来年か。


<スーパーダッシュ文庫>

ニーナとうさぎと魔法の戦車】 兎月竜之介 [第9回スーパーダッシュ小説新人賞<大賞>] 《★★★》
【オワ・ランデ! ヤレない貴族のオトシ方】 神秋昌史 [第9回スーパーダッシュ小説新人賞<大賞>] 《★★》
【ライトノベルの神さま】 佐々之青々 [第9回スーパーダッシュ小説新人賞<佳作>] (未読)
二年四組 交換日記 腐ったリンゴはくさらない】 朝田雅康 [第9回スーパーダッシュ小説新人賞<佳作>] 《★★★☆》
【宅配コンバット学園】 軽井沢洋一 (未読)
【カノジョとオーダーとやさしい嘘】 夜詩雪 (未読)

老舗だけあって、王道あり捻った作品ありとスーパーダッシュは毎年ジャンルを上手く掴んでいるように感じる。とくに【二年四組 交換日記】などは面白い試みで、意欲作だったんじゃないだろうか。ただ、キラータイトルとなるような際立った作品は残念ながら見受けられなかった。


<MF文庫J>

変態王子と笑わない猫。】 さがら総 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<最優秀賞>] 《★★★★》
喰―kuu―】 内田俊 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<優秀賞>] 《★★☆》
つきツキ!】 後藤祐迅 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 《★★★★》
社会的には死んでも君を!】 壱日千次 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] 《★★★★☆》
【ドラゴンブラッド】 伊上円 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] (未読)
【ふぉっくすている? 1本目】 冬木冬樹 [第6回MF文庫Jライトノベル新人賞<佳作>] (未読)
【斬光のバーンエルラ】 穂村元 《★★☆》

ちょっと不思議な日常ラブコメ、というジャンルにおいては、このMF文庫Jはそろそろ他の追随を許さなくなってきた感もある。よくぞまあ手を変え品を変え、様々な発想と描き方が生まれるもんだ。似たようなのばかり、と言われるのも致し方ない部分はあるとは言え、その似たようなものの中にギラギラとしたものを掘り起こすのもまたMF文庫Jは得意なんですよね。問題は掘り起こした後に改めて均されてしまうものも多々見受けられてる所なんだが。
本年度の期待作品は【変態王子と笑わない猫。】【つきツキ!】【社会的には死んでも君を!】の三作。単純にデビュー作単品で一番好きだったのは【社会的には死んでも君を!】だったのですが、強くプッシュされている最優秀賞の【変態王子と笑わない猫。】のさがらさんは、売り出しに掛かってるだけあって今後の主力級を担いそうな雰囲気だ。

変態王子と笑わない猫。 つきツキ! 社会的には死んでも君を!


<このライトノベルがすごい!文庫>

ランジーン×コード】 大泉貴 [第1回このライトノベルがすごい!大賞<大賞>] 《★☆》
僕たちは監視されている】 里田和登 [第1回このライトノベルがすごい!大賞<金賞>] 《★★☆》
【暴走少女と妄想少年】 木野裕喜 [第1回このライトノベルがすごい!大賞<優秀賞>] 《★★★》
ファンダ・メンダ・マウス】 大間九郎 [第1回このライトノベルがすごい!大賞<栗山千明賞>] 《★★☆》
伝説兄妹!】 おかもと(仮) [第1回このライトノベルがすごい!大賞<特別賞>] 《★★☆》

大々的な宣伝と共に創刊された新レーベル。私も献本いただいて全部読ませていただいたのですが、正直言ってどれも素人臭さが抜け切れておらず、このままだと苦しいんじゃないかという印象を抱きました。幸い、二作目が出た【暴走少女と妄想少年】は、その点見違えて良くなっていたのでちと安心はしたのですが、いずれにしても創刊初期は特にこれだというキラータイトルが三作くらいはないと辛いと思うんですよね。いったいどれだけ手を広げるか、の今後の方針にもよるのでしょうが。


<C★NOVELSファンタジア>

【四界物語1 金翅のファティオータ】 黒川裕子 [第6回C★NOVELS大賞<大賞>] 《★★★》
【風の島の竜使い】 片倉一 [第6回C★NOVELS大賞<特別賞>]

とにかく正当なハイファンタジーを読みたいなら、ここの新人賞作品ですよねえ。ただ、正当な分よっぽどすごい作品でないと印象が薄くなってしまう傾向はあるのではないかと。
まあ、かつての多崎礼さんがすごすぎて、未だにそのイメージを引き摺ってしまってる所もあるんだろうなあ。



相変わらずHJ文庫は苦しそうだなあ。他は概ね順調に戦力補強を行っている印象。こりゃあかんだろう、という所は今年は特に見受けられない。電撃が数に比して目玉となりそうなタイトルを得られなかったっぽいのが気になるくらいか。アレが痛かったんかなあ。
一方で前年から息を吹き返し、大型タイトルを複数手に入れたのがファミ通文庫と角川スニーカー文庫ですか。しかも、どちらもそれらのタイトル、キチンと続刊を刊行、もしくはその予定が組まれているようですし。スニーカーは【シュガーダーク】でやらかしちゃったもんだから心配してたんですけど、【菜々子さん】は無事に続きが出ましたし、【子ひつじ】も【丘ルトロジック】もちゃんと二巻の予定が既に発表されてますからね、まずは良かった、と。


ちなみに、これが去年の同じ記事

電撃文庫の目玉だった川原礫さんは、2タイトル並列でどんどん作品を輩出して今や確実に主力クラス。【ロウきゅーぶ】もだいぶ目立ってるし、順調のようで。まあ、両方とも自分は肌が合わずにフェイドアウトしつつあるのですが。
あとは【ピクシー・ワークス】の南井さんが、それっきりで終わらず、一作だけとは言えらしい作品を出してくれたのは嬉しかった。この調子で、年に一作でもいいから出していって欲しいものです。

富士見ファンタジア文庫で怪作の名を欲しいままにした【蒼穹のカルマ】。勿論一発ネタでは終わるまいと思ったし、実際先年の記事でもこれからが本番と書いてるけど、本気でそれからが本番だったとは正直思っていなかったと思う。まさか、一巻を上回る大怪作になっていくとは(笑
【これはゾンビですか?】は来年早々アニメ化されるみたいですし、マンガの方もイイ感じなので、順調なのではないでしょうか。読んでないけど。
スニーカー文庫は、とにかく鳴り物入りで大売出しと力入りまくっていた【シュガーダーク】がパタリと音沙汰なくなってしまったのが、痛いなんてものじゃなかったのではなかろうかと。テレビCMまで打ってましたもんね、確か。他のタイトルは続刊を重ねているものの、最前線を支えるというタイプじゃないんだよな。そんな中でギラギラと一つ光を放っているのが【サクラダリセット】。第一作から独特の空気を放っていたけれど、巻を重ねるごとにその澄んだ空気感は透明度を増して行っている。

ファミ通文庫の【耳刈ネルリ御入学万歳万歳万々歳】は、何はともあれ三冊も続けて完結させたのを賞賛したい。いや、正直一発ネタだと思ってたし!

MF文庫Jは、最優秀作品の【まよキチ】がこれまた順当にアニメ化路線をひた走っている。いや、読んでないけど。……不思議なんだが、自分これでもわりとライトノベルたくさん読んでいる方だと思うんですが、何故かアニメ化されるタイトルはあんまり読んでないんですよね。なんでだろうw
【まよキチ】に限らず、去年の新人さんは軒並み読み続けるの脱落しちゃったなあ。その中で【竜王女は天に舞う】だけは、未だに愛好中。
スーパーダッシュ文庫はかなり期待していた【逆理の魔女】の続きが結局音沙汰ないままここまで着てしまい、かなりガッカリ。これはもう、作者は本出さないのだろうなと諦めていたのですが、来年二月のラインナップに雪野静のお名前が。タイトルが違うので続きではないのでしょうけど、出てくれて嬉しいですよ。
GA文庫は、去年に引き続き今年も【這いよれ、ニャル子さん】が猛威を振るいまくっている。どころか、フラッシュアニメ化第二弾にさらに本格アニメ化も計画されているとあって、規模は拡大するばかり。実際、面白さの方もどんどん増していってるので、このままGA文庫筆頭として引っ張ってくれていきそう。んで、ごめんなさいと謝りたいのが【織田信奈の野望】。一冊目読んだときはもう評価メタメタだったのですが、二作目以降これがビックリするくらい面白くなりまして、ええ。侮ってました。
良作だった【無限のリンゲージ】は今月に無事に完結。作者は別のシリーズも立ち上げてますし、このまま良作を量産していって欲しいですね。【月見月理解の探偵殺人】もクオリティ落ちないまま順調に続刊中。
ガガガは……うーん、続き出てるは出てるんだが……。HJ文庫も一昨年からすると非常に勢いがなくなってしまってる。一迅社に至っては……。HJなんかは、去年までは当たり率高いとはしゃいでたくらいだったのに。その当たってたと言ってた人達も心なしか萎んできている気がするし。大丈夫か?
新興レーベルは、新人からの陣容充実という意味では苦しそうだなあ。

こうして改めて見てみると、レーベルの主力級にまで躍り上がる人って、全体見ても片手で数えられるほどなんですよね。厳しい話だ。