今年の漫画界を席巻したのは、やはりあの売上記録を新刊が出るたびに更新し続けたワンピース。頂上戦争連載時は、私も毎週雑誌の発売日を心待ちにするという童心に帰れました。
あのワクワク感は凄かったなあ。
ただまあ、単行本の感想は書いてないんで、今年はこちらからは除外しておきます。入れてりゃ2位くらいには入ってましたけど。週刊連載のものも概ね外しで。

というわけで、2010年の漫画ベスト選出、こんな感じで。

一位【惑星のさみだれ】 水上悟志 ヤングキングコミックス



10巻感想

例年の【Landreaall】の牙城をついに打ち崩したのは、文句なしにこの作品。泣きました。連載時も泣きました。単行本になって出たのを読んでも泣きました。感想記事書くために読み直してまた泣きました。多分、また読み直してもまた泣きます。
人生において出会えた事に感謝する作品です。


二位【真月譚月姫】 佐々木少年 電撃コミックス



8巻感想 9巻感想 10巻感想

読め!
伝説の同人伝奇ノベルゲームの漫画化シリーズもついに完結。ゲームの漫画化というジャンルにおいてはもうこれ、空前絶後の大傑作なんじゃないだろうか。ページを捲るたびに息の根を止められるかのような凄まじさ。ちょっと殺されすぎたかもしれない。


三位【Landreaall】 おがきちか IDコミックス ZERO-SUMコミックス



16巻感想 17巻感想

この年間漫画ベストの記事を書き始めて以来、三年連続で一番目の座を確保し続けた本作も、ついにその座から陥落。と言っても、この作品の面白さが落ちたなんてことが皆無絶無ありえない、というのはもちろんみなさん、ご理解のことと思われます。人生における我が最良のバイブル。聖書。たどりつく場所である本作は、その道を羽ばたき続けておるのです。17巻なんか、通常版と限定版、両方買っちゃったさー! これについては、マジで保存用云々諸々買い揃えてもいいかもしれない。



四位【みそらら】 宮原るり まんがタイムコミックス



4巻感想

一社会人として、もう手放せない一冊になってます、これ(苦笑
これ読むだけで、よし明日また頑張ろう、という気持になれる。擦り切れていく心の潤い。働くことの楽しさを、思い出させてくれる一冊。至宝ですよ。



五位【とある魔術の禁書目録外伝 とある科学の超電磁砲】 冬川基 電撃コミックス



5巻感想

この作者の漫画家としての能力は、ちょっと尋常じゃないよなあ。漫画としてのレベルがちょっと違うというか、漫画力?とでも言うんでしょうか、表現力がパねえんですよ、もう。いや、それだと作画能力だけみたいな聞こえ方になってしまうから違うか。脚本、話の進め方や広げ方、下地の仕込み方から抽出の仕方まで、物語の展開のさせ方から尋常じゃないんですよ。
いや、ぶっちゃけてしまうと、原作より面白いと思ってます、私は。



六位【狼と香辛料】 小梅けいと 電撃コミックス



4巻感想 5巻感想

やっぱり、この漫画すごい。一コマ一コマで描かれるキャラに込められた感情の見せ方がとびっきりに凄いんだ。これについては、【月姫】とこの【狼と香辛料】が頭一つ抜けてたと言っていい。
圧倒されるんですよね。



七位【ケルベロス】 フクイタクミ 少年チャンピオンコミックス



1巻感想 2巻感想 3巻感想

今、一番熱い少年漫画は、もしかしたらこれかもしれない。ただ友情や絆で結ばれた熱さではない、異形と人間の少年が、感謝という繋がりで結びついた故の感動、泣ける熱さが迸っている。
今年から連載が始まった、注目の作品です。


八位【戦闘城塞マスラヲ】 浅井蓮次+ 角川コミックス・エース 



1巻感想 2巻感想 3巻感想

原作のあのトリッキーな内容を見事に漫画として再現。あのヒデオの存在感とたわけたコメディのテンポを、漫画で見ることができるなんて、仰天ですよ、仰天。最新三巻の聖魔グランプリの滾るような熱さには、血沸き肉踊りました。最高です、最高。



九位【白雪ぱにみくす!】 桐原いづみ BLADE COMICS 



5巻感想 6巻感想

6巻のあれ見せられるとねえ。もう、参ったとしか言えない。桐原さんは、わりとムラがあると思うんだけど、いい話描くときはそりゃもうとんでもなく心鷲掴みにされるんですよ。参りますよ、もう。


一〇位【家族ゲーム】 鈴城芹(電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション) 



6巻感想

どちらを見ても恋の春爛漫。カップルカップルまたカップル。いいなあ、幸せだなあ。この漫画を読むと、ニヤニヤしすぎて毎回ほっぺたの筋肉が攣りそうになって困ります。多幸感発生装置です。





一〇作中の実に四作が原作付き(超電磁砲はスピンオフですが)というのは、自分の購入傾向の偏りもあるのでしょうけど、それ以上にメディアミックスのクオリティの向上が感じられます。とにかく単純に原作小説を漫画に焼き直した、というのではなく一つの漫画作品として魅せるための工夫や挑戦が随所に見受けられ、原作のオマケではない漫画家としての自分の作品なのだという気概が強く感じられるんですよね。だから、上にあげたような作品はそれぞれ原作とは独立した、佐々木少年さんの作品、冬川基さんの作品、小梅けいとさんの作品、浅井蓮次+さんの作品、というイメージが確立している。それでいて、原作と別物どころか非常に大切にし尊重した描き方をしていらっしゃるから、原作ファンからも絶賛される、という循環になってるんですよね。
今回あげた作品以外にも、最近のメディアミックスは非常にクオリティの高い漫画が増えていて、読みごたえもありうれしい限りです。

さて、上にあげた以外にも


【よつばと】
【Fate/kaleid liner  プリズマ☆イリヤ ツヴァイ!】
【煩悩寺】
【あまんちゅ】
【ドリフターズ】
【EIGHTH】
【CAPTAINアリス】
【恋愛ラボ】

などといった、名作良作目白押し。単行本買ってなくても、雑誌で愛読している作品も多々あり、愛すべき作品は尽きませんねえ。幸せなことです。

…………【荒野に獣、慟哭す】、やっぱり続きもう出ないんかなあ(涙  と、去年と同じ一文を最後に置いておこう。マジ出ませんかねえ(涙