花咲くいろは 第15話 マメ、のち、晴れ

いやいやいや、お客さんが手伝っちゃったらいかんでしょう(苦笑
これ、喜翠荘で同じ状況に陥った時、もしお客様から手伝いますよ、なんて申し出があったとしても、あの女将さんなら絶対受け入れないでしょうし、緒花だって自分たちで何とかしようとするんじゃないのかな。
お客様のことを第一に考える、という考え方は女将から散々仕込まれているはずなんだが、それが他の旅館にも当てはまるというのをこの子は思い至らなかったんだろうなあ。
善意からとは言え、手が足りないからお客様に手伝わせた、なんて話が広がれば、手が足りなくて仕事が遅れた場合よりも旅館としての信用が失われかねない危険性について考えてあげないと。

そもそも、ちゃんとバイト代もらったんだろうな、緒花たちは。というかあれは宿泊費返還じゃないのか。配膳をセルフサービスとか。
ちょっと驚いたのが、緒花が何気に人望ある風だったこと。彼女に頼まれて、みんなさして嫌な顔もせずに手伝ってくれるというのは、みんながいい子というだけじゃないでしょう。緒花って東京ではぼっちっぽかったし、あの性格からしてよっぽど親身に付き合わない限りはわりと嫌われるタイプだと思ってた、ごめんね。

さらりと結名の回でもあったのか。一緒にいる時間が増えれば増えるほど、緒花って否応なく影響及ぼすんだよなあ。結局結名の言う好きなことを仕事にしたらいい、というのはまだ働くという事がどういうことかを実感していない子が口にする希望に過ぎない。好きなことを仕事に、というのは確かにその通りだと思うんですけどね。でも、実際にそれを仕事にしてそのまま好きでいられるかはわからない。遠くから見ているだけではその事柄の表層しか見えないものですしね。少なくとも結名の言葉には、綺麗で綺羅びやかな部分しか見ていない軽さがあるようだった。ただ、この子は多かれ少なかれ自分でそれを自覚してたんでしょうね。でないと、若番頭の言葉にあんなに反応できないし、あんな風にきっちりと頑張る事なんて出来ない。或いはずっと彼女は自分が真剣に「好きなこと」を実感できる体験を探していたのかもしれない。それを覗ける場所が、思いがけないほど身近にある事に気づいていなかっただけで。
何にしろ、いい子ですよ、結名も。ちゃんと頑張れる子だ。

そう言えば、いつの間にか菜子もしっかりしてきましたね。緒花やみんこにてきぱきと指示する姿なんて仲居頭と見紛うばかり。菜子をこんなに頼もしいと思う日が来るとは。初回のあの対人恐怖症レベルの人見知りだった菜子からは想像もできん。

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