徒然雑記 : アイドルマスター　第7話「大好きなもの、大切なもの」

……ちょっとこれ神回じゃね？

やよいの家で夕食をお呼ばれする事になった伊織と……響！？　まさか響がくっついてくるとは思わなかった。やよいと伊織の仲の良さは前々からアニメ中でも描かれてたのだけれど。響って、わりと誰とでもフランクに付き合ってるよなあ。そもそも７６５プロの子たちはみんな仲が良い、というのもあるんだろうけれど。ああでも、響って意外と年下の子たちと仲良くやってたな。亜美真美もそうだし。

いや、しかし今回マジで神回じゃね？　やよいの家の生活感が素晴らしいんだ。今までやよいの家の事ってどうにも書き割り程度の認識しかなかったので、こうも活き活きとした高槻家を描かれてしまうとショックですらある。
そんな下町の賑やかな家に遊びに来た長姉の友達であり同僚である伊織と響。どうしても異物となってしまうはずの二人の存在がまた、実に見事にやよいの家に馴染むんですよ。
幼いこどもたちと屈託なく遊ぶ響と伊織には、ちょっと感動してしまったくらい。義務感とか内心イヤイヤとかじゃなく、でもちゃんとお客さんとしての分を弁えながら、ほんとに楽しそうに打ち解けて子供らの相手をしてるんですよね。もともと子供好きそうな響は元より、驚いたのは伊織ですよ。ちゃんとお姉さんしてるんだから。
それにやよいの兄弟も単なるモブじゃなく、それぞれちゃんと個性ある子として描かれてたのも新鮮だったなあ。特に、長男の男の子は生意気だけど生真面目で、姉の助けになろうと頑張ってるし、妹はもしかしたらやよいより可愛いし。妹、可愛いんですよ！　マジで姉より売れるんじゃね？　と思えるくらいに可愛いんですよ。この一家、もしかしてクオリティ高くね？

噂のもやし祭りもついに生で拝見。なるほど、ソースが決め手なのか。どれだけ味を馴染ませられるかがポイントだろうけれど、上手くもやしに味が染み込んだら、これは確かにご飯が進みそう。しかも料理としてはとても手軽で、小さな子供たちだけでも安心して出来そうですしねえ。

弟くんとの兄弟げんかも、ちゃんとその前に伊織に対して弟くんが姉への気持ちと自分が果たしたい役割を吐露して、それを伊織が理解してあげていたお陰で、やよいの姉としての責任感と、弟くんの認められたいという気持ちと悔しさのぶつかり合いを、どちらが悪い、という視点ではないフラットな目で見れるように仕組まれてて、このへん上手かったなあ。部外者という遠慮を交えながらも、言うべきはきちんと言う伊織と響、そして親身になって手助けする二人の言動もまた良いものでした。
弟くんへの伊織のフォローも、なんかすごくお姉さんしててよかったですし。今回の伊織はほんとに魅力的でしたよ、うん。て、何気にこれやよい回のふりした伊織回だったのか！？
次回はあずささん主役みたいだし、結構竜宮小町プッシュ大きいなあ。まあ今回殆どアイドル関係ありませんでしたけど。

脚本のみならず、細かい所作や家の中のデザイン、空気感の描き方など、実に目が離せない神回でした。いやあ、このクオリティはすごいよ、アイマスまだなめてた。