あー、これはこれは。どうして根強くコウキママと大吉の結婚を支持する層が勢力を保っているのか、今回の話を見てよくわかった。よく理解できた。
あれだけ親身になって助けてくれるとねえ。ただのお互い同い年の子供を持った片親同士、という範疇を超えて、助けあい支え合い励まし合っている。コウキママの方は父親がいない事で息子との距離感を取りあぐねているところを、大吉に励まされ、大吉も子供との接し方がわからなくて落ち込んだ所をコウキママに支えられている。お互いに心細く思う部分を補い合ってるんですよね。それぞれの生活のテリトリーの中に踏み込んで、段々と重なりつつすらある。
特に今回のりんの風邪の一件では、コウキママは自分の生活のリズムを崩してまで、大吉を助けに来てくれてるわけですよ。というか、実の娘でもないのにりんを中心において自分たち家族の生活リズムを合わせている。これってもう、他人の領域じゃないんですよね。大吉が弱音を吐くにしたって、コウキママが励ますにしたって、びっくりするくらい相手の心の奥まで踏み込んでしまっている。
これを見てるともう、他人の一線超えちゃってるんだよなあ。果たしてこれが家族ぐるみの付き合い、という範疇にとどまっているかは微妙な所。
こんな光景を見せられたら、コウキママと大吉が結婚という流れに乗っていくことに何の不自然さも感じないんですよね。というか、その流れこそが自然に見えてくる。そりゃあ、この二人には結婚して幸せになってほしい、と思うのもわかるよなあ。そう思っちゃうよ。

子供を持たない身からすると、そしてかつて子供であった身からすると、大吉の動揺は心配し過ぎにも視えるんだけれど、もし本当に子供を持つ身になったら、子供の病気は不安でたまらないんだろうなあ。特に大吉はりんを赤ん坊の時から見ているわけじゃないから、彼女が病気で伏せるという姿を見るのは初めてのはずなんですよね。
不安で心配で怖くて、男だろうと何だろうと泣きたくなるんだろうなあ。これで、相談できる相手が居なかったら、どれだけ心弱るだろうか。そんな大吉の心細さがひしひしと伝わってくるだけに、コウキママが来てくれた時の頼もしさ、安心感はとてつもないものに。どうして大吉はここでもう心底まで彼女に縋りきってしまわないのか。勢いでプロポーズしてしまえばいいものをw
子供同士でも、コウキのあの無責任に見えてちゃんと臥せってるりんを心配している様子を見てれば、コウキが子供なりに頼もしいやつだ、という信頼もあるわけだし。

ってか、大吉母も此処は飛んできてくれないのね? こういう時こそおばあちゃんの出番だと思うんだが。

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