槍水は「帝王(モナーク)」の計画を阻止するために西区の狼たちに情報を伝え、一人東区にある「ラルフストア」へ向かった。西区の狼が東区のスーパーへ向かうなか、著莪は古狼に「オオカバマダラ」と呼ばれる狼のことや「モナーク」の真の目的を聞きだす。急いで佐藤のもとに向かう著莪だが、二人の元に「女子高生が襲われた」という一報が飛び込む。
なんかもう、最後までポカーンとなって見てました。
こりゃ、あかんやろ。
原作を改変してしまう事自体は別に構わないんだが、変えるなら変えるなりに面白くしてくれないと変えた意味がないじゃないか。単に話の辻褄が合わなくなったり、キャラクターの言動に説得力がなくなってしまったりするだけで。
せめて、3、4話のような躍動感あるアクションや、惹きつけられる演出、思わず笑ってしまうようなシュールなギャグが上手いこと描かれてたら、多少話が変になってたって気にせずに済んだかもしれないけれど、肝心の大ボスであり怪物であるパッドフットがやたら雑魚だわ、決め台詞も上滑りしているわ、話の流れがぎこちなくてそこにアクションまで引きずられてしまっているわ、と……もう、なんかがっかり。

だいたいなあ、標的をウィザードから氷結の魔女に変えてしまっては、パッドフットの最強への拘り、ひいてはまっちゃんへの執着が曖昧になっちゃうし、そもそも槍水先輩を単純にウィザードの後継者としてしまうのは、HP部解散の秘密が全部明らかになっていない今、微妙に触れがたい所なんだよなあ。だいたい、ウィザードはまだ現役で引退していないってのに、氷結の魔女倒したからと言って最強にはなれんだろう。
あと、これが一番まずいんだが、佐藤と二階堂の戦いを完全に省いてしまったところだ。後々迄ライバルとして競いあう事になる二人の、最初にして最大の魂のぶつかりあいをなかった事にしてしまうなんて、これが一番ショックだった。
まっちゃんも、あれじゃあただオロオロしているだけの部外者じゃないの。一連の事態の原因である者の悲哀と後悔と同時にあったはずの、多くの狼を惹きつけたモナークとしての威厳と見守る覚悟が消え失せちゃっていたのは残念至極。そもそも、アニメに期待していた【モナーク・バタフライ】としてのまっちゃんの華麗な過去の戦いを結局見せてくれなかったのはガッカリ。なんかガッカリとしか言ってないな。
とにかく、パッドフット戦もしょんぼりな内容でザンギ弁当の語りも無し、これまでが面白かった分、5話とこの回はかなりガッカリでした、がっかり。

TVアニメ「ベン・トー」サウンドトラック
TVアニメ「ベン・トー」サウンドトラック岩崎琢

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