トレスエスパニアとK.P.A.Italiaの混成戦士団に囲まれ、武蔵側はピンチを迎えるが、トーリの呼びかけに応え駆けつけた直政とミトツダイラの活躍で戦況が変わり、トーリたちは再び審問艦を目指して前進。しかし、今度はガリレオ率いるK.P.A.Italiaの正規軍が襲いかかり、さらにはインノケンティウスの「淫蕩の御身」も発動され、武蔵側は再び圧倒的不利な状況に陥ってしまう。それでもホライゾンを救おうとする仲間たちを見て、トーリはある決断を下す。


「ズームインあさまち!!」
公式サイトのキャラコメ試聴第三話が冒頭からハッチャケてて吹いた。いやいやいや、巫女さんテンションおかしいから。どうしたんだ、あさまちw

さて、本編の方は教皇総長がノリノリで絶好調。さすがは熱血正義感の元少年だ。教皇総長としての立場の威厳とか諸々、完全に置き去りにされてるよw
この辺りの教皇総長の熱さは、彼の教師であったガリレオが原作では折に触れて「元少年」呼ばわりして弄ってくれてるのだけれど、アニメではガリレオとイノケンさんの先生と教え子という関係の深さがあんまり描かれてなかったので、ちと残念。この二人はいいコンビなんですよ。

冒頭は初っ端からミトツダイラ無双! 一般兵がゴミのようだーー!! さりげなく、アサマチなみにバンカー打って鎖ぶん回しているのが細かい。原作ではあれ、杭じゃなくて靴のソールを打ち込んでるんだが、靴の裏側の形状なんか見えないもんな。
彼女、あの細くて薄い見てくれとは違って、思いっきりパワーファイター。怪力娘なのです。人狼と人間のハーフ。半狼という出自なので、兎に角力が人並み外れている。第一話でも、先生狙ってものすごい勢いで槍ぶん投げていた描写がありました。
そんでもって、狼さんなので、根本のところでワンコ属性なのですよ。
ご主人様を見つけたら、尻尾をブンブン振りながら「褒めて褒めてーー」とすっ飛んでいく。トーリを見つけた後の行動がまんまそれで、思わず吹いた。トーリもそれ分かってるから、扱い方が完全にペットのそれ「すていすてい」。
ちなみに、のちのちホラ子もネイトを飼います。餌付けします。飼育します。餌はお肉が一番です。

OPではわりとのっそりした動きに見えた地摺朱雀も、めちゃくちゃなめらかに動いてたなあ。というか、武神を地上戦に投入する外道っぷり。ある程度、防御陣で対抗は出来るかもしれないけれど、教皇総長が淫蕩の御身を超過駆動して武器の無効化をしなければ最初の戦場、かなり早めに決着ついてたかもしれないのな。
まあ、今回トレスイスパニアもイタリアも、役職襲名者も付き連れてきていないから、殆ど全力出動の武蔵側と比べたらだいぶ戦力は見劣ってると言えるんですよね。
トップの教皇総長が走りまわるのもだから仕方ないのだw

淫蕩の御身の超過駆動によって攻撃手段が封じられ、連戦によって個々の排気も尽きて防御術も使えず絶体絶命の状況に、ついに総長葵トーリ、決断を下す。

この辺りの教皇総長の勝利宣言からトーリの芸能神への奉納契約の件までの描写、ちょっと間延びしててテンポ悪かったなあ。武器を喪って防御も出来ず、本来なら戦線が一気に瓦解し始めるところで、あのやたらと長い原作でもここについては殆どページ使ってないんですよね。現場の時間としては殆ど一瞬だったはず。

一方で、トーリの電源コンセント化と、流体燃料の伝播の描写は面白かった! なるほど、こういう形にしたのか
「俺がオマエらの不可能を受け止めてやる! だからオマエらは可能の力を持っていけ!」
ここは原作一巻でも屈指の名シーン。あれだけ蔑称として扱われていなかった【不可能男】のアーバンネームの意味が見事に大反転した瞬間は、痺れたものでした。

描写と言えば、ガリレオの天動説と地動説もノリキとのラストバトルで分かりやすく地面に天体図を映し出すことで、非常に分かりやすく見た目にも映えた術に。同時に、この描き方があとでノリキが語るガリレオの敗因。彼が思い描く天体が平面上のものでしか無い、という言葉を補強する形にもなってるんですよね。これ、上手いなあ。
ガリレオを倒した後、トドメにホーンを殴るの。第一話のオリオトライ先生の対魔神族の攻略法をちゃんと実践してみせてる。一瞬映った先生の嬉しそうな頷きが、なんとも素敵。アニメの先生は結構キュートで好きだわぁ。

本来なら戦闘力を一切持たない正純も、キッチリ役に立つあたりがこの作品の面白い所。というか、牛歩戦術とか今時の子知らないよね! さすが政治家、汚い!
ちなみに、ここで正純が皆の方に表示枠、あのテレビ電話みたいなのを使わずに携帯電話を使っているのは、まだ彼女があさまちの浅間神社と表示枠の通神契約結んでいないからです。この作品の神社って、携帯会社の役割も担ってるんですよね。浅間神社の巫女であるあさまちなんかは、武蔵全体の通神関係の禊も担当していて、彼女に何か在ると武蔵の通神事情がとんでもない惨劇になってしまうので、武蔵各艦長からはあさまち、かなりVIP扱いされてたりします。

せーじゅんと教皇総長のやり取りとか、その後の二代と宗茂の掛け合いとか、ちゃんと原作のギャグのエッセンスが盛り込まれてて、笑った笑った。二代は特に、バカで残念で基本的にギャグ要員、という本質がこれまで描写が削られて表に出てきていなかっただけに、「友人いないでござる!」でときめいた人は多かったんじゃないだろうか。
額に手を当て「拙者としたことが」は、後々も頻繁に使われる二代の持ち芸なので要チェック!!

さあ、次回はあっさりやられてしまった実はヤラレ役っぽい二代のリベンジマッチであり、トーリフルボッコのクライマックスw
ホラ子がそろそろ本性を垣間見せてきているので、次回はもうボッコボコにやってくれるでしょう。ってか、あの終わり方はどうなんだよ! シリアスな方のEDテーマが流れている中で、脱衣三国志についてシミジミと感想と疑問を語るホラ子のギャップに吹いてしまった。最後まで笑わせてくれるww


【用語説明】

■銀狼(アルジョント・ルウ)
ネイト・ミトツダイラの通り名。ネイトはチャットでのハンドルネームもこれを使用している。

■銀鎖(アルジョント・シェイナ)
ネイトが操る神格武装。意志を持っており、文字などに形を変えて感情を表すこともある。戦闘時はネイトの命令に従って動き、ネイトがピンチのときは銀鎖自身の判断で動き、彼女を救うこともある。

■創作術式(そうさくじゅつしき)
使用者によって創りだされた術式。使用者は自身が契約している神社にこの術式を登録することによって、使用できるようになる。

■弥生月、如月、睦月(やよいづき、きさらぎ、むつき)
ノリキの使用する創作術式。相手の防御を無効化する「弥生月」、あらゆるものを殴れるようになる「如月」という2回の打撃による奉納を経て、自身が認識するあらゆるものを打撃することができるようになり、奉納によって強化された最後の一撃「睦月」で完了する。


そう言えば、後々頻繁に使われることになる「チャット」の描写ってどうやるんでしょうね。あれがあるから、みんなが別々の場所にいても一緒のところにいるように、外道会話を駄弁れるのだけれど、映像となるとイメージが思い浮かばない。
二期以降、この辺の描写がまた楽しみだ。このスタッフ、こっちの想像の軽く上を行ってくれるから。


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