なんかものすごいタイミングで、「極東なるほど講座」の第二弾がキてましたよー。



中身も相当キテます。って、この外道会話、モロに川上さんじゃねえかw
これ見ると、だいたい原作での「外道会話」がどんなものか判るでしょう。全力で身内disるぜ!



「解らないさ。だって、君はあの時、一人だったんだから。――十四(トマス)・シェイクスピア」
flv_000031606flv_000032649

かつて、トゥーサン・ネシンバラが孤児院で「No.13」と呼ばれていたように、彼女―シェイクスピアもまた、「No.14(トマス)」と呼ばれていました。彼女が本来の襲名である「ウィリアム・シェイクスピア」ではなく「トマス」を名乗っているのは、その為です。
そして、孤児院に居た頃の彼女は、恐らく多重人格者であったことが伺えます。多分このあたり、「シェイクスピア別人説」も盛り込んでいるのでしょうね。

この2人のやり取りを適当にぶん回して「解釈」すると、子供の頃、お互い何かを作る人になって離れ離れでもそれでお互いの事を伝え合おう、と約束して、シェイクスピアは襲名してプロの作家にまでなって頑張ってきたのに、ネシンバラと来たら最初の頃にチョロっと表舞台に顔を出しただけで、約束を忘れてしまったかのように奥に引っ込んで同人と批評にかまけるようになってしまった。勿論、シェイクスピアとしては執念深くその動向を探り続け、彼が書いたものはそれこそ片っ端から集めてはいたけれど、それは向こうがコチラに伝えようとする意志のこもったものとしてはあまりにも物足りなくて、約束を忘れてしまった、忘れたふりをしてしまっているネシンバラには、怨念溜まりまくり……だったわけである。
で、ようやくネシンバラはシェイクスピアに向きあってくれて、君と同じ所に行くよ、と言ってくれた。それは今更で、腹立たしくて恨めしいのだけれど、やっぱり嬉しかったりするもので、思わず、
「もし僕が勝ったら」
早口で、「英国に残って、僕がどちらなのか確かめてよ」
「え? ちょ、ど、どういう意味?」
「…………」
はい、事実上の告りです、おめでとうございました〜〜。


続きは以下に収納


flv_000203820

これは、英国副会長セシルの荷重攻撃を、ナルゼが翼を点蔵に被せることでカバーしてるんですね。セシルの攻撃は上から下に降るものなので、遮断されると下には荷重が掛からなくなるのです。
「自分、小等部の時、視線を合わせたこともないナルゼ殿が不意にこちらを見て”何だか犬のような臭いがするわね。アンタ?”とやった時、この女は生涯の敵だと思ったので御座るが、結論だけ言うと男というのは騙されやすいもので御座るなあ」
「あー、御免、それ全く憶えてないわ。でも三年の二学期の時、席替えで隣になったけど、アンタが誰だか解らなかったからずっと口きかなかったのは憶えてる。苦痛だったわ」
「さ、最悪で御座るな!! というかあの二学期のおかげで、自分、女子に嫌われているのではないかというトラウマを見事にゲットしたで御座るよ!? 非モテGet……!」

まあこれだけひどい目に合わされながら、点蔵、ナルゼと壁は作りつつも、みんなで一緒にワイワイやるときには仲間はずれやハブにせず、きっちり一緒にパシってたんですよね。ちゃんと、ナルゼの事もちゃんと見てて、気配りしていた。それを、ナルゼもちゃんと解かってて、こうして身体張って点蔵を行かそうとしているのです。
このあたり、三年梅組の幼馴染故の絆、というのが伝わってくる、好きなシーンなんだな。
「点蔵!! ――彼女! 三分ね!」
これ、とっさに何言ってるか見てる人は分からないセリフかも知れませんが、ナルゼはこれ、点蔵にパシリを頼んでいるんです。この忍者は、パシリを頼めばそれを必ずこなすのだと、散々こき使ってきた梅組の人間は知っているから。

flv_000287111

残された敵を確実に仕留めようとするセシルとダッドリーに、絶体絶命のピンチのナルゼ。その時、現れたのは勿論この人、賢姉様!!
ちなみにこの人が何言ってるのかはさっぱりわからない人は神経まともです。何しろ、賢姉さま皆が認める狂人ですからw 原作から台詞起こしても
……何言ってるか全く解からない――!!

まあこの人が言っていることを大まかに訳すと、セシルの荷重攻撃を防いでいるのは、あの二代と相対した時に使った高嶺舞の効果なんだけれど、ウズメ系はダンスだけじゃなくて代演として化粧やファッションなんかも認めてるから、常時起動していて、そんじょそこらの術は通じないのよ、と言っております。とは言え、賢姉代演については軽く言ってるんですけど、その内容を見るとそれこそ鉄人・廃人・狂人レベルのアスリートかっ、というくらいの代演を毎日奉納してるんですよね(ソース:特典小説「きみとあさまで」)
この人、客観的に見てあっちゃこっちゃの副長・副会長クラスを鼻であしらうようなことやらかしてる無敵キャラなんだけれど、相応の事はちゃんと地道にやってるんですねー。それを一切見せないのもまた、彼女の華やかなりしイイ女の美学というものなんでしょうけれど。
こうして見ると、トーリも喜美もこの姉弟は、仲間が落ち込んでたり絶体絶命のピンチに陥った時、登場の仕方はハチャメチャだけでれど、さっそうと現れて凹んでた心に喝入れてくれるんですよね。慕われる理由はちゃんとある、と。

話戻ってアルマダ海戦。

・追撃戦となるポートアイランド沖での二回戦。
・三征西班牙艦隊の補給タイム
・英国南東沖カレーでの三回戦

これらの進行権限は概ね英国―武蔵側にあるので、アデーレは追撃戦の形で砲撃が一発あたった時点で、二回戦の終了を宣言しています。このあたり、武蔵側はちゃっちゃと歴史再現を進めることでなるべく被害を抑えようという考えなのですが……。
補給タイムは、三征西班牙側は武蔵の周りに取り付いていた小艦艇群を先行艦群に合流させる事を補給と解釈しています。この行動は、セグンド総長の深慮遠謀の一端なのですが、この時点では誰も気がついていません。観戦しているドレイクたちも含めて。

そして、三回戦のカレー沖海戦は事実上アルマダ海戦の勝敗を決定づけた戦い。英国側が八隻の火船を三征西班牙艦隊に突っ込ませて爆発させることで、三征西班牙艦隊を大混乱に陥れるのですが、その歴史再現としてアデーレは燃焼術式を満たした輸送艦を火船とみなして、セグンドの艦隊に突撃させたのです。
それをまさに、セグンド総長が狙っていたとも気づかずに。
flv_000436260flv_000453319flv_000449232flv_000454904flv_000463079
逆に先行艦群の大型艦を囮にして、火船の発射と同時にこれらを放棄。武蔵の間際で火船と衝突させ、燃焼術式及び満載していた爆砕術式に引火させ、歴史通り三征西班牙艦隊が火船で被害を受けた、というのをクリアしながら武蔵に大損害を与える、という歴史再現を逆手に取った凄まじい戦術。

flv_000479846flv_000483933
「武蔵野」さん、ダウン!
さらに、大量の光源聖術符を仕込んで爆発と同時にばら撒いたことで、武蔵の運行を担う自動人形の知覚系に凄まじい過負荷がかかり、自動人形の共通記憶がオーバーフローを起こして、武蔵の自動人形の殆どが極端な機能低下を起こしてしまったのです。艦の制御の殆どを自動人形に頼っていた武蔵は、これでほぼ機能停止の沈黙状態に陥ってしまったのでした。
フェリペ・セグンド総長。戦種:全方位軍師は伊達じゃありません。この後も本作では様々な戦上手が出てきますけれど、ここまで凄絶な戦術家はなかなか居ませんよ。

flv_000502535flv_000508541

さらに追撃。これは初お目見えですね。「機鳳」と呼ばれる機械式の鳥型種族【赤鷲(ロジョ・アゾウル)】十機による攻城戦用大型杭の対艦爆撃。トドメに、セグンド総長は小艦艇群を突撃させ、身動きが取れない武蔵の懐に飛び込ませ、車輪陣を武蔵各艦の間に展開させます。艦と艦の間に陣を展開すれば、武蔵側は同士討ちを恐れて水平砲撃ができません。
これらの攻撃によって、武蔵は重力加速用の外壁展開も出来なくなり、先に三征西班牙の野球部・陸上部の襲撃を受けた時のように強引に戦域を突破する事もできず、乱戦でめった打ちにされることに。

flv_000598255flv_000655646
シェイクスピア操る「リア王」と、ネシンバラが文章を奉納して喚び出した「天神・道真」。超巨大ロボ対決きたーーー!(ロボ言うなし
いや、原作読んだときはここまでスケールの大きい戦いとは思わなかった。ド派手だし、道真公がやたらなんかカッコイイんですけど!!

flv_000690389flv_000697605flv_000715206

怪我から目を覚ました走狗のアリクイの子が、主人のピンチに怯えながらも駆けつけようとする、の図。なんという癒し空間w
この地脈間移動というのは、契約済みの主人の元に走狗は共通通神帯(ネット)下であれば、自身を流体化して移動し、主人のもとで再構成する事が出来るんですね。ただ、それを成すためには走狗が十分主人の事を理解認識しておかないといけない。その為に必要な正純の情報を、黒藻の獣たちが教えてくれているのです。
『せーじか』『ぜーきん だいすき』『ヅカ』『うすいの』『びんぼー』『いきだおれ』『ヅカ』
情報てそんなばっかしかーーw 何気にヅカが繰り返されてるし。
しかも、トドメに
黒藻:『すべりきゃら』!
巫女:「よし、最新情報!!」
最新なのか! 定着してしまったのか!w

flv_000785526flv_000791949
これらは全部、浅間がアリクイの子に預けて一緒に送り込んだ対霊用御祓式除霊術式です。さすがにこの量はやりすぎだと思うんだけれど、この巫女一旦やるとなると極端にヤるからなあw
ハッピーDEATHよね?
このアサマチのDEATHの言い方はアドリブだった模様。アサマチの仕草がまた可愛いw


flv_000809842

このネイトが立っているのは、ネイトが裁断して積み上げた丸太の柱です。これには公園に立つ柱として二つの意味が篭められています。一つは春の祭りなどに植物の成長のシンボルとして立てる柱。そしてもうひとつこそが、
『scaffold』
と、ウォルシンガムが答えたもの。
<磔柱>
先にドレイクがナルゼにも語っていた仏蘭西はオルレアンの娘、処刑された聖なる小娘ジャンヌ・デ・アーク。ドレイクの祖父たち英国の異族部隊が救出に向かったように、仏蘭西の異族部隊もまた処刑場に切り込んでいたのだそうです。しかし、天使族であった彼女は自ら死を望み、天に還ったといいます。しかし、仏蘭西の異族部隊は処刑現場から幾つかの遺品を奪取しました。天使であった聖女の血肉と灰で聖別された英国製の処刑具を。その内の一つが鎖。天使を束縛できるだけに力を有し、不死系異族の特性が付与改造された自立道具。
その名を【銀鎖(アルジェント・シェイナ)】。その鎖はたとえ砕け散ろうとも、満月の光によって甦る。
これほどのレベルの神格武装をなぜ、ミトツダイラが所有しているかについては、第三期を待たれたし。
ちなみに、どうして満月だと異族のスペックがフル稼働するのかという話は、それこそ川上稔氏のデビュー作【パンツァーポリス1935】からある由緒正しき設定ですの。「CITY」は「GENESIS」であるホライゾンの時代から二紀ほど未来の話になってしまうんですけどね。

しかし、この銀鎖復活のシーンのBGMって、必殺仕事人みたいでカッコイイなあ、おい。
flv_000887211

ちなみにこれ、これが体術の使い手である直政との特訓の成果です。鎖が、回転してるのがわかりますか? この捻りによって、前回の戦いの際に刃を鎖の隙間に差し込まれて動きを封じられたやり口を防ぎ、さらに威力を増す効果を付与したのです。
flv_000907273

そして、先の戦いから頭上の攻撃には視認して対応していたにも関わらず、後輩からの攻撃は振り向きもせずに見ているかのように正確に対処していた事から、ウォルシンガムの背中か首筋には何かあると考えていたネイトは、この自動人形の背後を抑えて髪の中を探ったわけです。
んで、出てきたのがこれ。
flv_000911151flv_000912194flv_000916824

か・わ・いい・なぁ・おい!!
ちょっ、今自分の中で余裕でまっちゃん足場にして乗り越えちゃいましたよ!? このウォルシンガムOS。
あかん、なんという凶悪な可愛さよ。やばいやばい。

flv_000930838

というわけで、VSウォルシンガム戦での勝因は直政との特訓に、満月による人狼特性の能力アップ。そして、前回の戦いの際には輸送艦墜落からの手入れ不足で傷ついていた爪を、トーリが手ずからネイルの手入れしてくれたお陰で、万全の感覚で銀鎖を扱えたことによるものでした。ネイトが、総長のおかげ、と言っているのはその為ですね。


flv_000943809
もうここ、アデーレは完全に頭真っ白になってて茫然自失状態です。その彼女の脳裏によぎったのは、すべてを諦める、もう終わりだという――
flv_000955779flv_000961410
脳裏によぎるどころか、思いっきり「終わりだーー! 武蔵、もうダメだ〜ー!」と絶叫しながら全裸が現れましたよっと。勿論、即座に黙らされますがw
flv_000961744

ちなみに、一瞬映ってるのはハッサン君謹製のレモンカレーです。カレーは飲み物ですw

「もう、アルマダの海戦は手順的には半ばを超えてんだ。それは、オメエがやったんだぜ? アデーレ、オメエは歴史の一つを自分で半分動かしたんだ。俺には出来ねえ。だけどオメエには確かに出来た。だからオメエ」
「もう少し、歴史を回して見ろよ」
原作ではここまで言ってアデーレ励ましてる、不可能男の真骨頂。このセリフは、トーリの役割みたいなものがにじみ出てて、好きなんだなあ。

どうすればいいかわからないけれど、だからこそスべきことはもう解っている。そんなアデーレの、ある意味丸投げ?(笑)な、お助けを〜〜!な呼びかけに、即効で答えたのは、
flv_000999665

シロジロとハイディが、武蔵の有力商人の持つ輸送艦を引っ張りだして、砲撃の盾としているのです。誰だ、脱税した金を乗せてるとか言っちゃったやつわw
flv_001008424

その上でこの外道、戦場における産業物の管理権限を悪用して、輸送艦の所有者たちに輸送艦の防御術式を行使する権限の商売はじめましたよ!? 砲撃で輸送艦とその積み荷傷つけられたくなかったら、防御術式買ってね♪ とか、鬼か、こいつww

flv_001023147flv_001025691flv_001028694

さらに、再度空襲をかけてきた機鳳隊を、ナイト率いる武蔵の術式航空隊が迎撃。ちゃんと、ナイトの後に黒魔女たちが付いてきてるのがお分かりでしょうか。原作ではここにはナイトは登場しておらず、モブの魔女隊だけで武蔵の迎撃と協力してですけど、二機の機鳳を撃墜しています。

flv_001042624flv_001050507
ここの武蔵さんが颯爽としてかっこ良すぎます! 普段は冷静沈着で抑揚もない自動人形の武蔵さんが、この時ばかりは声に力も篭り、全自動人形を叱咤してるんですよね。惚れるわー。
言っている内容は、オーバーフロウを起こしている共通通信帯との接続を切り、それぞれスタンドアロンで再起動して個々に活動を再開しなさい、ということですね。共通記憶を使えないために、情報の共有や伝達は原始的な手段に頼らなければならなくなりますけれど、それでも自動人形は個々に優秀なので機能さえ取り戻せればなんとかなるのです。

武蔵さんの重力障壁によって、幾つかの大杭を阻止。さらに、ハッチを開放して商人用の輸送路を反対側まで通すことで外壁に大杭が打ち込まれるのを阻止。そして、通路内部では自動人形たちが障害物を重力制御でどかし、大杭の軌道が衝突コースに入ったらば、数人がかりで軌道補正。
flv_001058307flv_001060100
「侍女式レシーーブ!!」
「いってらっしゃいませ」

侍女式というと、思い起こされるのは神代はAHEADの時代の3rdGの自動人形たちによる「侍女式十八連重力加速銃」。輪になって踊れ♪
flv_001062394


ここで、アデーレをそっと気遣う鈴さんに、さり気なく通りかかったふりをしてアデーレの様子を見に来た麻呂が素敵なんですよねー。

flv_001097262flv_001102184flv_001106396flv_001108774
自動人形による連携を失ったために、八艦の統合運動が叶わない武蔵は、あえて分離し個艦運動することで、艦としての行動を取り戻す。勿論、それは非常に危険を伴うのだけれど、自動人形たちの奮闘と魔女隊による誘導で何とか拙いながらも行動不能から復帰するのである。
これで、双方ともに決定打を持たないまま、超祝福艦隊との戦いが消耗戦に移ったことになる。
ちなみに、直接視認で艦を操ってるこの自動人形、「村山」さんです。表示枠に記名あり。


「君は僕といた頃、自分のことを"私”って言ってたんだ、って」
「一体、いつから"僕”になったんだい?」
「それは――君がいなくなってから」

flv_001238570

ここでのネシンバラとシェイクスピアのやり取りって、運命の打破であり未来を勝ち取る力であり、どんな自分をも選べる自由、なんですよね。ある意味、自分というものを見失っているシェイクスピアに、好きな自分でいいんだ、という自由を与えるものであり、そして歴史再現という縛りを得ているこの世界も、如何様にも柔軟に物語を変えていけるという示唆でもある。

flv_001332456flv_001354019flv_001411993

シェイクスピア、デレて可愛い! なんて思っていられるのも今のうち。
さあ……恐怖の始まりである(笑
『へぇ......』

ぎゃーーーーーー!!ww


境界線上のホライゾンII (Horizon in the Middle of Nowhere II) 3 (初回限定版) [Blu-ray]
境界線上のホライゾンII (Horizon in the Middle of Nowhere II) 3 (初回限定版) [Blu-ray]
バンダイビジュアル 2012-11-22
売り上げランキング : 73


Amazonで詳しく見る
by G-Tools