好きなライトノベルを投票しよう!! 2014年上期に投票させていただきます・

前回は完全に忘れていて、参加出来なかったので今回は早めに。
もともと上半期の分については一度まとめるつもりだったので、ありがたや。
さて、本年度の上半期は6月終了時点でだいたい270冊くらいですね、読んだ本の数は。ペースは例年と比べても悪くはないと思うのだけれど、積み本も順調に増えているのは何故だろう、何故だろう。


選出ですが、特に縛りはナシです。これも毎度の如く。ただ、参加させていただくこの企画は「好きなライトノベルに投票しよう」ということなので、総合的な評価軸から若干外して好み優先、配点増し増し傾向で選びます。
「この作品、めっちゃ面白いッ!!」と「この作品、めっちゃ好きっ!!」は自分の中では微妙に異なるものとして取り扱っていたりするんですよね。ただし、本当に微妙な違いなんですけれど。
選び出したあとに振り返ってみると、やはり完結した作品にクライマックス故の盛り上がりと終わるが故の思い入れというアドバンテージが有るのでしょう、比較的多い傾向が感じられます。また、「燃え」を感じさせてくれる作品が好きみたいですねえ。



<ひきこもりパンデモニウム 2>
  壱日千次/うすめ四郎 MF文庫J

【14上期ラノベ投票/9784040661537】
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わずか二巻で完結してしまった本作ですが、ことコメディの切れ味は尋常ではなく、半年経過した今なお、本年度で一番笑いすぎてお腹が痛かった作品がこれであります。それでいて、心がポカポカ暖まるハートフルで家族愛を感じられるお話でした。



<落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)3>
  海空りく/をん GA文庫

【14上期ラノベ投票/9784797376418】
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本作が、似たようなジャンルの作品と決定的に異なるのは、この暑苦しいくらいの男臭さでしょう。男女の区別なく、主軸となるキャラクターの根っこの熱量が非常に泥臭くて男前。燃えの何たるかを追求したエンターテイメント性は瞠目に値します。



<銀閃の戦乙女と封門の姫 6>
  瀬尾つかさ/美弥月いつか 一迅社文庫

【14上期ラノベ投票/9784758045384】
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人類の存亡をかけた総力戦、となればただでさえ手に汗握りますが、本作においてはそこに至る紆余曲折と積み重ねが非常に素晴らしかったので、まさに集大成という感じの激烈なまでに手応え、歯応えを感じさせる最終決戦と相成りました。



<ねじ巻き精霊戦記 天鏡のアルデラミン 5>
  宇野朴人/さんば挿 電撃文庫

【14上期ラノベ投票/9784048664370】
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戦記モノがいくつも幟を立てる中で、しかし結局この作品に追随できるだけの作品は終ぞ現れなかった。これからも難しいだろう、それくらいに本作はちょっと隔絶しすぎている。いや、もうちょっと他このレベルの出てきてくれないと困るんだけれど。隔絶したまんまじゃ困るんだけれど。今のところ、もしこれと伍するだけの作品が現れるとすれば【皇国の守護者】の第二部がはじまるくらいしか想像が出来ない。



<スクールライブ・オンライン 3>
  木野裕喜/hatsuko このライトノベルがすごい! 文庫

【14上期ラノベ投票/9784800226068】
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巻を重ねるごとにメキメキと急成長して、作品自体が見違えてしまうタイトルというのは稀に見かけますが、この【スクールライブ・オンライン】はまさにそれ。1巻の前半から後半、さらに2巻、そして3巻と背骨がベキベキと軋んで伸びている音が聞こえてくるような爆発的な面白さの確変を迎えている。内容、キャラの充実、描写の躍動感に留まらず、物語そのもののスケールまで揚々と拡大していくさまは、ぽかんと口を開けて見上げるしかない。文字通りの注目作品です。



<神さまのいない日曜日 9>
  入江君人/茨乃 富士見ファンタジア文庫

【14上期ラノベ投票/9784040701103】
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誰も同じ道を歩いて行かない中で、ひたすらその道を突き進んだ末についに最後まで諦めることなく、妥協することもなく、作品のテーマへの探求を描き尽くしたという、ある意味作家の本懐を目の当たりにした気がする。そのアイという少女の姿を形どった長く困難な旅を、最後まで見届ける事が出来た事への感動は筆舌に尽くしがたい。きっと、もう他に味わうことのない、唯一無二の感動だった。



<薔薇のマリア 21.I love you.[rouge]>
  十文字青/BUNBUN 角川スニーカー文庫

【14上期ラノベ投票/9784041017005】
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さあ果たして今後これほどパンクでダイナミックで悪趣味で濃ゆくも軽妙な、ソドムでゴモラでバビロンでケイオスヘキサなファンタジーがもう一度現れるでしょうか。絶望の中で希望に手を伸ばし続ける作品が現れるでしょうか。十文字さんの紛う事無き金字塔的代表作の完結編です。二度と味わえないと覚悟してしまうスケールの豪壮な御馳走でした。



<俺、ツインテールになります。6>
  水沢夢/春日歩 ガガガ文庫

【14上期ラノベ投票/9784094514919】
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今、一番正しく狂乱している大快作がこの【俺、ツインテールになります。】 誰一人として、それこそ敵味方含めて誰一人としてふざけることなく、真剣に己が信じる愛のカタチを穿けば、それがどれほど変態的であったとしても美しいまでの生き様へと昇華出来るのだと知ることの出来る、熱き魂の叫びの結晶ともいうべき一作。大いに笑い、大いに涙し、大いに血潮滾らせられます。



<メサイア・クライベイビィ 2.それは銃弾より尊く強い>
  八針来夏/黒銀 スーパーダッシュ文庫

【14上期ラノベ投票/9784086307888】
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正面から、それこそこっ恥ずかしいほど真正面から王道を貫く、炎のように燃えたぎる愛の讃歌。素朴にして一途な善の英雄譚。人と人が手をとって分かり合うという喜びを語る物語。そして、壮大にして痛快極まるスペースオペラがこの【メサイア・クライベイビィ】。清々しく胸を熱くさせる涙を、読んでるこっちまで流させてくれました。



<B.A.D. 13.そして、繭墨は明日もチョコレートを食べる>
  綾里けいし/kona ファミ通文庫

【14上期ラノベ投票/9784047296671】
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本来ならば絶対に救われず、惨たらしい最期を、虚無の末路を、哀れな結末を迎えるはずだった人たちを、無様に這いつくばり、みっともなく失敗を繰り返して、それでも諦めずに足掻いて足掻いて足掻いた挙句に、絶対的な流れを食い止めてみせた、という意味では後にも先にも比類ない、力無い者がバッドエンドを覆した物語でした。


十作はこんなあたりで。
他にも14年上半期の注目作としては、衝撃の第一部完から怒涛の第二部へと突入した【彼女がフラグをおられたら】。
シリーズそのものがノリに乗っている【魔弾の王と戦姫〈ヴァナディース〉】、【聖剣使いの禁呪詠唱<ワールドブレイク>】。
クライマックスに向けて佳境を迎えつつある【千の魔剣と盾の乙女】、【棺姫のチャイカ】、【疾走れ、撃て!】。
他にも【絶対城先輩の妖怪学講座】、【聖剣の姫と神盟騎士団(アルデバラン)】、【演奏しない軽音部と4枚のCD】、【問題児たちが異世界から来るそうですよ?】、【東京レイヴンズ】、と見所十分、ここから先が楽しみなシリーズが沢山ありました。
本年度も半分終わりましたけれど、まだまだ良作は尽きぬようです。