【GATE】
ロゥリィ・マーキュリーが実に素晴らしかったです、はい。アクションも然ることながら、あの声質はイメージしていたもの以上にそれらしかったです。あの声で、後期のわりとデレモードなロゥリィは楽しみ。
栗林が、アイドルマスターの真美に見えて仕方なかったです、でもそれが良い。
レレィのあのボヤッとしながらも落ち着いた風情のキャラクターは実に可愛かったです。彼女のキャラの間は難しかったと思うんだけれど、演技も演出もあのへんうまかったなあ。
ただ、キャラじゃなく物語として見ると、全体的にあんまりメリハリなくって、必要以上に淡々と抑揚なく進んでいた気がする。盛り上がりどころで盛り上がれなかった、というか。火の付け所で消火してまわっていた、というか。
変に過激な方向に進む必要は勿論なかったと思うんだけれど、見せ場となるシーンで片っ端からおとなしくされてしまうとねえ。過激な方にイカなくても、見せ場でグッと盛り上げるやり方というのはもっとあったと思うんだけれど。


【プリズマ☆イリヤ ツヴァイヘルツ】
プリヤの見せ場というか、売りってイリヤや美遊のサーヴァントコスチューム、というところが結構大きい気がするんで、ほぼサーヴァントカードのインストールがなかったツヴァイヘルツは、その点ちょっと物足りなかったかなあ。これがドライになると、イリヤがセイバーやランサーやアサシンやキャスターや、と色んな格好をしてくれるので楽しいのですが。
ラストのギル戦は、ド迫力の構図にヌルヌル動くアクションと、目を見張るシーンの連続だったのですが、これは前々からなんですけれど、アクションの要所要所でもっさりした演出が目立つんですよね。展開のスピード感を殺すような。妙なところで動きを止めて突っ立ったり、動いてはいても流れを殺すような無駄なシーンが介在したり、とか。これはセンスの問題なのかなあ。

ラストは、原作漫画の展開から大きく変わっていて、イリヤが美遊を救出したところで横槍が入り、平行世界にみんなまとめて飛ばされる、という怒涛の展開から、一度日常に戻る展開に改変。
これ、ここからドライにどう持ってくんだろう。
どうせドライという第四期をやる、というのならここで無理に一区切りつけずに、そのまま次回に続く、という投げっぱなしエンドの方が、私は良かったんだけれどなあ。

【六花の勇者】
探偵役の出てくるミステリーで、よく真実がわかるまで推察は口にしない、と推理の途中経過や仮説を言わずに黙っているケースが多いのを、勿体ぶってるなあ、と思うことも多かったのですが……なるほど、証拠もなく推理や仮説をペラペラと口にしてしまうのって、これだけなんか「アレ」に見えるんだねえ、と実感したアニメ化でした。
犯人当てゲームではあるものの、歴としたミステリーかというとはてさて、ではあるんですよね。面白かったけど。
まー、でも話が進めば進むほど、根拠もなく思い込みと結論在りきで突っ走り出す人たちばかりなので、こいつら大丈夫なのか? と心配になってくるのも仕方ないんじゃないだろうか、これ。特にオバちゃんの株は暴落の一途をたどり続けるわけですが、まあどうしようもない人なので。
一方でとりわけ戦闘面でも頭脳面でも有能さを示し続けるのが、ハンスなのですが、彼は概ねこんな感じで以降も活躍し続ける安定感の人なのです。にゃー。
しかし、ようやく七人目も明らかになり、残ったメンバーでまとまった風に見えるのに、この後も延々と揉め続けるのですよね、この人達。デレたように見えるフレミーは、さらにマイナス抉らせていくし。アドレットはアドレットで、彼わりと頻繁にやらかすというか、下手を打つし。
まあ、最終回の衝撃は七人目の正体云々よりも、新キャラ・ロロニアのデザインだったわけですが。
チェンジで!!
いや、挿絵の方でも一枚、これちょっと書き損じじゃないのか、と思ってしまうくらい凄まじくブサイクなロロニアの絵があったんですが、まさかこっちが正式だったの!?
ちょっとなんか、見てて挫けそうなんですけれど。アニメで動いているロロニアを見てるだけで、なんか心が折れそうだったんですがw

結局、一巻分をワンクールかけて描く、という非常に丁寧に手がけられた作品として、内容もじっくり存分に行き届いた形で作ってくれた作品でした。ほんと、これくらいじっくり作ってくれたら、こんなはずじゃなかったのに、で終わらなかった作品は山程あるでしょうに。
でも、二期以降は別にいいかなー、と思わないでもない。ぶっちゃけ、わりと似たような事を延々と繰り返すので飽きられそうなんですよねえ。自分は飽きそう。