なるほど、何の学もない少年兵たちがあれだけ高度な兵器を動かせるのは、インプラントで直接脳に直結してるからなのか。
しかし、整備兵のおっさんですら、文字ちゃんと読めない風だったのは愕然ですよ。正規の訓練受けてないんだろうし、マニュアルとかも読まないじゃなくて読めないのか。スラスターの燃料入れ忘れてた、という話からも基本的な整備手順もないんだろうし、これはやはり凄まじい環境だなあ。
ガンダムバルバトス、一話ではよくわからなかったですけれど、胴体とか関節部分とかスカスカなんですよね。フレームだけで、装甲とかちゃんとついてないんじゃないだろうか。放置されていたものをレストアしたものらしけれど、なるほど「らしい」機体だわ。
その上、乗る度に脳に負担が罹って死にかけるとか、ガンダム系列でこれだけ搭乗にリスクある機体ってなかなか無いよなあ。それも、主人公機。別に、強化人間用とか変なシステムが載ってるわけでもないのに。

興味深かったのは、クーデリアお嬢が思っていたよりも冷めた思考の持ち主、少なくとも夢見がちなタイプじゃなかった、というところか。少なくとも、まさか父親が自分を売ったことを察しているとは思わなかったんだよなあ。
それに、自分が振りかざしていた理想が、中身の伴わない空っぽのものだ、という自覚が、おそらくミカなどから指摘される前から、ある程度これ思うところあったんだろうなあ。でないと、あそこまでグサグサ突き刺さらないだろうし。そもそも、この傭兵会社に視察に来たことも、実を掴みたかったからなんだろうし。
そこまで自分に対しても冷静かつ客観的に頭がまわるのなら、想像以上に早く彼女の理想に「芯」が通るかもしれない。
意外、という点ではミカヅキがクーデリアに対して、無関心ではなく反感に近い敵意を抱いている様子なところ。興味も抱かないと思ってたんだけれど、けっこう突っ掛かるんだよねえ。
一方で、オルガに対しては全幅の信頼を寄せている。
面白いことに、オルガの方はミカのこの姿勢について、現状においては都合の良いものとして捉えつつも、ミカ個人の傾向としてはあんまりよくない、と心配してるっぽいんですよね。意味が無いと理解しながらも、ミカの意見があるとしたら、自分の意見よりもそちらを優先する、という姿勢も、ケジメとして取ってるみたいだし。
オルガが、ミカの依存を一方的に利用する腹積もりではなく、きっちり対等に付きあおうとしている事には安心を覚えたのだけれど……。
実際に、ミカが自分から自立しはじめたときに、果たして何を思うのか。
今、ミカが指針として完全に寄りかかっているのはオルガなんだけれど、話の向きとしてクーデリアお嬢がミカの指針となりそうなんですよね。
その時、果たしてクーデリアお嬢がミカだけではなくオルガも含んだ少年兵全体の未来を指し示す存在となるのか、それともミカを巡って対立する存在になるのか。ともかくも、今後のクーデリアお嬢の成長が楽しみな話になってきた。

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バンダイビジュアル 2015-12-24

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