直江さんが用意してくれた真田救援のための軍勢……老人と子供ばっかりじゃん!!
さ、さすが直江さんだ、主の無茶振りに対する辻褄合わせがパない、パないぜ!
って、この老人子供の軍勢ってマジなんですか!? 北信濃で募兵した内容の年齢項目が15歳未満60歳以上って。リアル直江兼続もパねえ。

そりゃあ、こんな老人子供ばかりの勢がまともに戦えるわけではなく、海津城において当人たちだけで上田城にひた走る信繁と矢沢三十郎。
徳川を迎え撃つために策を練るも、どうしても駒が一つ足りないと悩んでいた昌幸のもとに、信繁が戻ってきたことで全てのピースが当てはまる。それまで自信なさげだった昌幸パパが、途端しゃんと背が伸びて莞爾と笑う姿はまさに名将のもの。おお、これだけ揺るぎない昌幸パパの姿はむしろ初めてなんじゃないか、と思うくらい。

対する徳川勢はというと、鳥居元忠、大久保忠世、平岩親吉の三将が率いる七千。
自分を派遣しないことに憤る本多忠勝に、こんな戦、お前が出るほどではないわ、とか言ってる家康さんですけれど、この三将がどうでもいい戦に派遣する程度の将かというと、とんでもない話で他家にも名望高い古参の精鋭戦闘指揮官なんですよねえ。徳川家中でも、四番・エース格じゃないにしろ、打順で五番六番。ローテの三番・四番手くらいの位置づけでもおかしくないかと。
まあそれにしては、確かに上田城合戦ではかなりバタバタした戦してるみたいなんですけどねえ。

いやそれにしても、大河ドラマでというか日本の実写時代ドラマでこんなガチの攻城戦描くとは、すげえわー。いや、マジですげえわー。
予算的に人数とかかなり少なめでしたけれど、最初に軍議でわかりやすく合戦の流れを説明してくれたおかげで、どういう流れで合戦が推移しているのか非常にわかりやすかったですし、細かい小道具とか乱杭とか凄い見応えあった。乱杭ってはじめてみたよ!! もっと実際の上田城は大きくて、乱戦の激しさや二の丸の規模なんかもずっと大きかったのでしょうけれど、城攻めの具体的なイメージを与えてくれる素晴らしい回でした。
戦国時代の城攻めのエピソード、特に真っ先に一番乗りだとかで乗り込んでいく連中の話なんか、これで色々とイメージしっかりしましたし。

それに、挑発からそのまま城攻めに流れこんでいくシーン。信繁・堺さんの高砂の舞がキレキレでこれも楽しかったんだけれど、河原で真田の小勢の挑発を見た徳川の足軽たちがわらわらと乗り出してきて、石投げたり罵声飛ばしたりと無秩序に前のめりになっていくシーンがすんごいそれらしくて。
これでは、大将が掛かれの号令だして全軍が動き出していましたけれど、実際はどうだったんだろう。規律らしい規律がなかった時代、少数の集団が追いかけだしてそのままなし崩しに、という状況は想像できるところです。
鉄砲と弓矢の使い方も見応えあったなあ。一当たりだけでしたけれど、まず鉄砲をうち掛け合い、すかさず弓を浴びせかけ、という一連の流れも見れましたし、追撃戦撤退戦の中で少数の鉄砲を撃ちあうシーンもありましたし、かなり意識してこういう戦での鉄砲の使い方を描いていた様子。
剽げて徳川勢を挑発しまくる信繁でしたけれど、何気にその傍らで堂々と戦闘指揮する矢沢三十郎頼康の貫禄が凄かった。不用意に攻めかかってきた一勢を鉄砲や槍衾で押し返したあとに、信繁のあとに続いて鼻で笑うようにほくそ笑みながら、走るでもなくゆるりと歩きながら隘路に消えていくその姿のカッコいいこと。
惚れたわ!!

お兄ちゃんも、砥石城から別働隊を率いて、絶好のタイミングで大軍の中に横槍を入れて暴れ回り、散々に追い散らすという大活躍。この人、少数で大軍撃破する武功がありまくって唸ってるんだけれど、よっぽど戦勘が凄まじかったんだろうなあ。

小牧・長久手の戦いの直後であり、秀吉との対峙のためにも多くの兵が必要な中でひねり出した7千という数は決して軽くはなかったはず。それが、1300とも言われる被害を出して敗退。これは相当に痛かったはずですよ、家康。
この時期、徳川軍の強さはそれこそ鳴り響いていたわけで、それを相手に殆ど被害なく大勝してみせたのですから、真田の名が響き渡ったというのもよくわかる。

しかし、数々のフラグをへし折ったあげくに、あっさりと梅ちゃんを退場させてしまったのには驚いた。梅ちゃん、完全に合戦に舞い上がってたもんなあ。


興奮冷めやらぬ中で、次回予告にまたさらに興奮!
次回だけじゃなくて、第二部の様々なシーンを取り上げてる予告みたいですけれど、うははは秀吉きたでよ!
ここで秀吉が「豊臣の秀吉」と名乗っているのが、やはり琴線に触れる人が沢山いたみたいで。この姓と苗字の違いについては、私もそうですけれどちゃんと理解していない人が大半ですからねえ。
個人的には、秀吉が方言バリバリだったのにテンションあがってしまいました。
いやあ、面白かった。大満足でした。
すごいいいお婆ちゃんしている薫さまに、思わず相好を崩しながら……。