一応、全部最終回まで見たかな。ということで、2016年1月〜3月期に見てたものの感想まとめです。


【シュヴァルツェスマーケン】  ★★★★

マブラブのスピンオフで、冷戦当時の東ドイツを舞台にした異色のストーリーでしたが、小説七巻分を良く整理して纏めたなあ、という印象。原作は未読でしたが、話の筋立てで唐突感を感じたり忙しなかったりあ、これ露骨に端折ってるな、という感じが殆どなかったですしねえ。シュタージをはじめとしてかなりややこしい設定周りでしたけれど、説明不足と感じる部分も少なかったですし。
そう考えると、あれだけの内容をよくまあ見事に詰め込んだもんだと感嘆するレベルなのかも。最初期のいじけたテオドールの成長物語として見ても、666中隊の中核としてみるみる頼もしくなっていくのを見るのは楽しかったですし。試練としては過酷すぎる境遇でしたが。
アネットはよく生き残ったよなあ。いきなり初っ端からPTSD発症してて、これは速攻で死にそうだと思ってたのに。それにも増して、毎回のごとき死亡フラグをベキベキへし折って生き残り続けたグレーテルの不死身っぷりには感動しましたけれど。政治将校なんて憎まれ役な立ち位置だったのに、こんなに美味しいポディションになるなんて。リィズの迫真の演技といい、こうして振り返ってみると見どころタップリだったなあ。
うん、中でもすごかったのがやっぱり戦術機の戦闘シーンでしょう。これはマジで頑張ってたと思う。一つ一つの動作や機動に意図を感じさせるものがありましたし、作画の派手さよりも戦術機の戦闘、戦術、挙動はこういうものだ、という拘りが伝わってくる気合入ったアクションでした。
こういう良く練られ、作品そのものに情熱や拘りを感じさせられる作品だからこそ、2クールだったらとも想像してしまいます。なんにせよ、良かった。

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【蒼の彼方のフォーリズム】 ★★★★
最終回、テンションあがったーー! みさきが立ち直って、明日香も再び飛べるようになって乾沙希との再戦の為に特訓を開始したところから、大いに気分盛り上がってたんだけれど、みさきの戦いといい最後の試合といい、実に見応えタップリでした。あの軌跡を描くグラシュの飛行は、見栄えいいとは思ってたけれど最後の試合のあのスピード感をギュンギュンぶん回す空戦での描写は極まってましたよ。すっごい興奮した。
元々エロゲなだけあって、本来なら昌也がヒロインたちのメンタルにグイグイ踏み込んでいくんだけれど、アニメだとこれ凄い大胆な方針転換なんだけれど、敢えて昌也はコーチとして選手たちの枠の外においてしまったんですよね。つまり、このアニメだと主人公は昌也じゃなかったのだ! 
自分たちの中で生じた問題や躓きを、彼女たちは昌也との交流で解決するのではなく、女の子同士の友情やライバル関係の中でお互いに刺激し合い、ハートをぶつけあうことで解決し、昇華し、開花し、成長していく物語にしたのである。これが良かった、素晴らしかった。
ただ敬愛するみさきにくっついてはじめたFCを、莉佳というライバルと出会いともに切磋琢磨することで、みさきとは関係なく自分がやりたいもの、楽しいと感じるものとして受け止めることができた真白。
あまりに先へ先へと行ってしまう明日香や、自分の価値観の埒外で戦うFCのトップアスリートたちに一度は心折られ、挫折しながら自分と同じように翼を折られ、それでも無垢に飛ぼうとする明日香に心打たれ、再び翼を宿したみさき。
そしてひたすら純粋に、空をとぶことを楽しみ、そのワクワク感を、高揚を、素敵さを一緒に飛ぶ選手たちに振りまいていく明日香。
一人で飛ぶのではなく、一緒に高みへ。女の子たちの友情と情熱のスポ根モノとして、これは絶品でした。昌也をはじめとして男のキャラも普通にいるけれど、これって女の子の部活モノとして見たほうが良いんじゃなかろうか。登場人物のキャラクターや、掛け合いやなんかのポワポワとした雰囲気もばっちりストライクでしたし、うむ面白かったです。

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