恋路というにはドロドロすぎるよぉ。
茶々は完全にあれ、呪をかけていきましたよねえ。先を知っているからこそ、今回は空恐ろしい想いをさせられる描写があちらこちらに。
だいたい、茶々さまと大坂城の蔵って、それだけでもうアウトじゃないですか。まさか此処に至って万福丸の話題を茶々さまから出してくるとは思いませんでしたけれど、家族身内のことごとくを秀吉によって殺されたことを、よりにもよって大坂城の蔵で語るのかぁ。

正直、確かに終始及び腰で逃げまわっていた源次郎はかっこわるかったんですけれど、じゃあどうしろって話なんですよねえ。でも、スキはあったのは確かなのか。きりに責められ、秀次に責められ、とどめに石田治部に詰られて、もう私が悪くていいですごめんなさい状態にまで心折られた源次郎が、可哀想だが笑えてしまったw

今回ひたすら恐ろしかったのはお寧さまでした。あの冷め切った表情。側室のことを正室に相談するのってアタリマエのことかもしれませんけれど、織田の血筋を取り込むためとか政治的な理由を建前でも言ってくれりゃいいのに、好きだの惚れただのどうやって落とせばいいだの、そんなもん旦那から聞かされちゃあお寧さまとしても立つ瀬ないじゃないですか。

そして、虎視眈々と源次郎を井戸に突き落とす機会を狙って陰からじっと見つめてくる加藤清正w
怖いよ!! まじこわいよ!!
なんとかしてくれ、と泣きついた秀次さま。ちゃんと話聞いてくれるの優しいんだけれど、あっさり無理と断じちゃうあたり、本当に頼りにならない!! かっこつけない分、景勝さまよりマシなのかダメなのかw
それでも、ちゃんと石田治部になんとかしてやって、と手紙書いてくれるあたり、本当に優しいw

で、泣きついてきた源次郎に、よしよし自分がなんとかしてやろう。と兼ねてからの清正の九州行きにかこつけて源次郎に恩を着せる石田治部。
それはいいんだけれど、いつもは落ちた石田治部をフォローする大谷刑部さまが、逆に感謝する必要はないぞ。清正の九州行きは前から決まってたんだから、とぶっちゃけてしまうのはどういうつもりなんだ、この人(苦笑

ある種の怨念のようなものが篭った、茶々さまが源次郎に送った山吹の押し花。じっと魅入られたようにそれを見つめる源次郎の手から、きりちゃんがさっと奪い去って食べちゃったのは、けっこう意味深。あれは嫉妬というよりも……。

ひたすら粘性のある情念が渦巻いている大坂の一方で、駿府の方では真田家の情報奪取のための間者代わりに、本多忠勝の娘・稲を家康の養女にして、信幸兄の室として送り込む算段が。
最初、その命を受けた忠勝がポロポロ泣き出したのには、もうなんかすげえなあ、と。娘さんの方の武辺っぷりもなんだけれど、濃いなあこの父娘。
一方で、婚姻を押し付けられることになった信幸の辛いこと。正室のおこうさんとは離縁しろ、とまで言われて……。あっさり離縁すればいいではないか、という家康ひでえなあ、と思うのだけれど、当時としてはよくあることなんですよねえ。
茶々の父親である浅井長政だって、お市の方を迎える時に先妻であった六角氏の奥方を離縁して別れちゃってますし。
だからこそ、本来なら別れさせられても仕方ない境遇でも添い遂げる夫婦の話は語り継がれるのですが。

来週はあの落書きの話、やるのか。あれをドラマでやるのって初めてなんじゃあないだろうか。