さよなら、サイキック 1.恋と重力のロンド】 清野静(角川スニーカー文庫) Amazon B☆W

【時載りリンネ!】の清野静さん、七年ぶりの新刊!! いやもう、私この人の作品ほんと好きでねえ。ファンです、ファン。【時載りリンネ!】はどこか児童文学的な匂いのする幼き少年少女たちの冒険譚であり日常の風景を描いた物語だったのですけれど、とにかく文章が綺麗だったのです。綺麗を通り越して、惚れ惚れするほど美しい、とすら言えるほどに。
今まで読んできた中で最も文章が美しいライトノベルと言えば、私は【時載りリンネ!】を掲げます。
その清野静さんの新作。果たして、あの美しい日本語の列は今なお健在なのか。今からドキドキしております。


【彼女がフラグをおられたら 冥土の土産よ、最期に卒業式のことを教えてあげるわ】 竹井10日(講談社ラノベ文庫) Amazon

二部構成十六巻続いた長期シリーズも、ついにこれにて最終巻。様々な度肝を抜く驚天動地の展開に怒涛の如き伏線回収と、翻弄された本作ですけれど、設定厨としましては本当に楽しかった。竹井10日ワールドの集大成とも言えるあれやこれやは、好きな人にはたまらんかったからなあ。


狼と香辛料XVIII Spring Log】 支倉凍砂(電撃文庫)
新説 狼と香辛料 狼と羊皮紙】 支倉凍砂(電撃文庫)
まさかまさかの、【狼と香辛料】シリーズの復活と新展開。ロレンスとホロの娘がメインヒロインというのも然ることながら、その相方があのコルというのだから嬉しいじゃありませんか。ワクワクするじゃありませんか。
まだ年若いミューリがあのホロのように老練可憐というわけには行かないでしょうけれど、さて二人の娘としては女の子として一筋縄で行くはずもなく、さてコルとしては翻弄されるのかヤンチャなミューリを逆に手のひらの上で転がすのか、二人の物語がどのような様相を呈するのか、実に実に楽しみです。



【皿の上の聖騎士(パラディン) 2】 三浦勇雄(NOVEL0) Amazon
【聖剣の刀鍛冶(ブラックスミス)】シリーズの三浦勇雄さんの新シリーズ第二弾。いやもう、第一巻は初っ端から前提をひっくり返す大どんでん返しが起こって目を白黒させられたのですが、これがもうめちゃくちゃおもしろくてねえ。天才で完璧超人な上に性格もぶっ飛んでる姉の方が色々と仕出かしそうで、何気に堅実で姉にコンプレックス抱いていた弟の方がけっこう無茶苦茶やらかすものだから、折にふれて「弟よぉおおお!?」と姉ちゃん悲鳴あげる展開が面白くてねえ。弟が主人公、姉がヒロインというまさかの姉弟メインの冒険譚。ロケットスターをかましてくれましたけれど、ある意味2巻からが本番とも言えるわけで、ここからどれほどのシリーズに飛躍するのか、いやはや注目ですよ。


【やがて恋するヴィヴィ・レイン 1】 犬村小六(ガガガ文庫) Amazon

長らく「とある飛空士」シリーズにかかりきりになっていた犬村さんが、ついに新たに手がけた新展開。これはもう気合入っているのがビシビシと伝わってきますよ。ジャケットデザインも、ラピュタさながらのボーイ・ミーツ・ガールを凝縮したようなそれなんですよねえ。恋の始まり、冒険の始まり、という要素がギューっと詰まってる。



【セーブ&ロードのできる宿屋さん 〜カンスト転生者が宿屋で新人育成を始めたようです〜】 稲荷竜(ダッシュエックス文庫) Amazon

ウェブ版既読。小説家になろう連載中のシリーズなのですが……最近でももっともひっくり返って笑わされた、いやもうすげえ話です。こんなひどい話は見たことがない、というくらいに人間が懇切丁寧に精神を破壊されていくのを目のあたりにできるものすげえ話です、うはははは。会話は成り立っているにも関わらず意思の疎通がうまく出来ない。何を言っているのか理解できるけれど、何を言っているのか意味がわからない。主人公(?)である宿屋の主人、彼に冒険者としての育成を依頼した依頼人たちの困惑と惑乱と潰乱満載の訓練の日々。彼女たちのひたすら「!?!?!?!?!!!????」な様子が最高に、ヒドイっ、けど面白いっ。