以下に収納


【歪のアマルガム】
第二回もガンガンと攻めるなあ。いつ暴走するかわからない六道が抹殺されそうになったときに現れたのは、別の被験体の少女。しかし、ろくろ首に因子を埋め込まれた彼女は失敗作であり、肉体も記憶も残っているのに脳の機能は破壊され、もはや狂ったバケモノに過ぎなくなっていた。これが、妖細胞を埋め込まれたものの本来の末路。
でも、あっさりと暴走する失敗作を処分するのではなく、彼女が処分されそうになるのを六道が必死に庇ったのを目の当たりにしたろくろ首の少女が一瞬だけ正気を取り戻して、自ら刃でおのが脳髄を刺し貫いて身を処しながら、六道に感謝とあなたは諦めないで、という言葉を遺して死んでいく。
ひたすら極限に追い込みながら、悲劇の中に救いとも呼べる結末を混ぜ込む。ただ絶望だけを抱かせてくれないというのは、いっそ哀れですらあるのだけれど、今後の展開も容赦なさそうなのが期待持たされるんだよなあ。


【ラブラッシュ】
やはりキューピッドとサキュバス、人狼の三人娘が基本ヒロインになるのか。でも、やっぱり本命本筋は幼馴染のシズクなのね。スライム娘に食べられ舐められてそれぞれが持つ味を評された時、シズクについて語られたのは表はレイジへの信頼や安心といったもので、幼馴染という存在に抱く絶対的なもの。でも、その裏側で彼女自身が自覚していなかった負の想い。そう、嫉妬、不安、恐れというものがハッキリと突きつけられるんですね。
表情にも現れず感情も見せずに飄々としていたシズクに、徐々に生じていっているレイジへの穏やかならざる気持ち。戸惑いどころか、嫉妬や恐れと言ったものまでちゃんと感じていたのか。
あのサキュバスの子が見せた夢でのレイジとのキスでも何だかんだと焦ってたしなあ。
このラブコメ、やっぱり主人公はレイジじゃなくて女の子側なんじゃないだろうか。

【レッドスプライト】
おお、熱すぎる。レジスタンス活動を続けては居ても、既に末期。滅亡は避けられないほど間近なのか。そんな先のない国からアルフレッドを脱出させようとする老将軍。力持つアルフレッドを仲間たちは既に逃げ出していると嘘をついてまで引き止めたことを後悔し、今こそ若者を送り出そうとする老人たち。一方、その嘘を受け入れて、仲間たちに合わせる顔なく、今はただこの国で最期まで戦おう、戦って死のうとしているアルフレッド。
「時代に淘汰される古き国の道連れに、外から来た子供が死んでゆくなどあってはならぬ。もう我が軍に残っているのは老骨ばかりだ。時代遅れの王国と騎士道にしがみつく。義侠心で国を守れると信じる頭の固い気のいい馬鹿者たちばかりだ。皆喜んでお前を送り出す。生き延びたお前をあの世から見たいからだ」

「オレは、オレはこの国のために死にたいのです。勝手ながら将軍を父のように感じています。空っぽになっていたオレを受け入れてくれたこの国の人々を家族のように思っています。仲間を見捨てたオレに残っているのはそれだけです。そのために戦います。オレはこの国を守って死にます」

「待てアルフレッド!! 親に向かって死ぬなどとそんな言葉をはいてくれるな……ッ」
このあたりの台詞回しなんか、もうたまんないですよ。胸にガンガン火が灯る!


【背すじをピン!と〜鹿高競技ダンス部へようこそ〜】
声援が力になり、いや燃料になる。火にガソリンを注ぐようにして、チャンピオンと部長たちの二組のダンスは燃え上がる。こっちも熱い。作中でも屈指の、いや最高の盛り上がりだわ。
最後の最後にチャンピオンを突き放す技は、部長たちがツッチーたちのために、彼らの必殺技のその先を示すために作り出してくれた、未来に繋ぐ置き土産。
さらに先に行かれたチャンピオンがめちゃくちゃ悔しそうに、楽しそうに、羨ましそうに、嬉しそうに、部長たちのダンスを見送る姿が素晴らしい。

【食戟のソーマ】
さすが薙切一族のおはだけである。アリスのパパさんのおはだけ、実にセクシーじゃないですかっ。アリスもえりなももう少し一族のおはだけを見習って、セクシーに脱ぐべし。イメージ映像じゃなくて、脱ぐべしw
熊肉のメンチカツ。敢えて一番臭みがキツいであろう骨に近い部分を使うという博打を、繰り返しの習作を重ねることでクリアし、絶賛されるものを送り出したわけだけれど。
果たしてこれで、葉山に勝てるのか? この流れ、このままソーマが勝つ流れじゃないんだけれど。