うわぁ、後藤又兵衛がまたえらい面倒くさい!! あれだけキラキラ光っていた秀頼様が、浪人衆と直接対面したことで現実の困難さを直視してしまったのか、一気にキラキラが消え失せてしまって色あせちゃったよ。
源次郎もねえ、あれだけハッタリをかましておきながら、昌幸パパのような図々しさまでは真似出来ないのか、遠慮じゃないんだけれど引いちゃうのよね。まあ、あそこでゴリ押ししたところで反感を買うだけなのは確かなのだけれど。
それにしても、後藤又兵衛のなんという面倒くさいことよ! お前、三河武士か! いや、三河の人たちの面倒臭さはもうちょっと種類の違うものだし、後藤又兵衛は史実だともっとアレだっちゅう話だし、なんともはや。
個人的には、長宗我部盛親さんが愛されキャラになっていたのがわらた。あんた、大坂城に入ったメンツの中では本当に唯一と言っていいくらいのガチ大名だったのに、そんなんでいいのか。と思うところなんだけれど、拗ねて泣いちゃうエピソードがあったりするので、わりとそんな感じでいいのかも。
盛親殿、長宗我部家の家督を継いで関ヶ原で没落するまでは何かと評判悪いんだけれど、一度世間に揉まれて苦労してからは結構憎めなかったり一廉の人と思えるような話があって結構好きなんですよねえ。

それから、ちょっと見直したのが大野修理。主君秀頼に気に入られ、人の職分にまで口出ししてきてこいつ気に入らねえ、というのがもろに表情に出てた大野さんですけれど、それでころっと態度を変えるのかと思ったら多少素っ気なくはなったものの対応は丁寧なままだし、源次郎が提案した兵糧の件でもちゃんとその通りに手を回していましたし、特段源次郎に対して嫌がらせをしたりする風もなく、ちゃんと職務に忠実に徹してるんですよねえ。確かに、我の強い浪人たちをまとめるのには失敗してるんだけれど、これは彼の能力というよりも大野修理一人に大坂城の事務決裁のすべてが回されてしまっている以上、決断に対して慎重になってるんだと思うんですよね。やろうと思えば、自分の思う通りに豊臣家のすべてを動かせてしまうわけで、そこまでやれるだけのモノが彼にはなかったんだろうなあ。その意味では佞臣とは程遠いとも思うんですけれど。これが石田治部なら、もうどんどん自分の出来る限り処理し決断しちゃうんだろうけれど。なにしろ、自信の塊みたいな人だったし。
片桐さんの苦労がわかったかw
それにしても、大野修理よりももしかしたら存在感があったんじゃなかろうか、という弟の大野主馬。いや、一言も喋らないにも関わらず、あの凄まじい強烈な存在感。誰だよ!? と、思ったら、武田幸三元キックボクサーの人なのか。いやもう、あれは強そうだよ。加藤清正と殴り合っても勝てそうだよ。この見るからに武闘派、という面構え。これは怖いww
しかし、大野治長はともかく、弟の大野治房までちゃんとキャストとして登場する大坂の陣って初めてみるよなあ。


一方、徳川の方では臨戦態勢の豊臣家に対して、こちらも軍勢を立ち上げるわけですけれど……。家康、たしかにボケが始まってしまっているのだけれど、彼自身ちゃんとその自覚はあるんですね。前も同じことを言っていた、とわかっている。この辺、ちゃんと冷静なんだよなあ。
この時点で、家康当人は豊臣家を滅ぼすことに否定的、というか積極的に慣れない様子で、というか嫌なんだろうなあ。それを叱咤するのが阿茶局なんですよね。一切合切後腐れなく滅ぼしてしまいなさい、と尻を叩きさえしてくる。
秀忠の奥さんのお江の方も、嫁いだ千姫と姉の茶々の安全はちゃんと確保してくださいよ、と頼みにくるものの、それ以外はお好きになさい、とこちらは豊臣家ぶっ潰してやるぜ、とやる気満々な秀忠を激励してむしろ秀忠さん若干引いてるくらい。
昔から、大河ドラマの女性というと何かと戦に対して忌避的で、旦那の手柄も喜ばずあまりにも現代的な思考にうんざりしてたんですけれど、真田丸の女性陣はむしろ男性陣よりも積極的に滅ぼせ、戦え、殺っちまえ、ってか自分も戦っちゃる! とそりゃもう殺意満々でw でも、戦国時代の女ならこちらの方が不思議じゃないんですよね。凄くしっくりきて、本当に心地よいです。怖いけど。

そう言えば、自身の不参陣と息子たちの出陣の挨拶に来た真田信之に対して、秀忠が嬉しそうに会いに言ってたの、あれ良かったですね。俗説として長らく、秀忠は真田にやられたのを根に持って信之に対しても辛くあたってた、みたいな話が定着してましたけれど、そうじゃないよというのを一目でわかるように描いてくれてましたし。
しかし、信之兄ちゃんが源次郎が大坂側についたのを知ったの、息子たちを出陣させたあとだったのか。そりゃ焦るよなあ。当主たる自分が直接豊臣家と戦うことで徳川への忠誠を示さないと、どう疑われるかわかったもんじゃないし。
この時、源次郎に対して支援した臣下に対して、戦後信之兄ちゃん、激烈と言っていいほどの徹底した処置を行うらしいんですけれど、それだけかなりの危機感を持ってたんだろうなあ。

でも、信之兄ちゃん、作兵衛のこと本気で斬ろうとしていたのに、病で刀握れなくなったのを温情と勘違いして作兵衛が礼を言いながら去っていくのを、違う違うっ! と必死に否定しながら見送ってしまうシーン、あれはなんというか、もうなんというか(笑