恋愛ラボ(12) (まんがタイムコミックス)

【恋愛ラボ 12】 宮原るり まんがタイムコミックス

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ナギに想いを告げたリコ、正面切っての真っ向アプローチにタジタジのナギ!?
マキはついにヤンへの恋心を認めるが…
恋愛研究サンプル外の男子の気持ちに大混乱??

ひゃあああ! ひいやぁぁ! うひょーーーー!!!
とまあ、リアルで奇声をあげてしまったぜ。思わずジタバタゴロゴロ悶え転がってしまったじゃあないか!!

やー、もー、いひひひ、ひゃーー!! 甘酸っぺぇ! なにこれもう、甘酸っぱさが天元突破だよ。どうするよこれ、反則だろう、ずるいずるいこんな告白劇見せられたら、ひょあああっってなもんだよ。テンションあがるし体温あがるし顔面赤くなるし、もう……もう……たまらん。
しかし、ついに、ついにかーー。ついにリコがナギに告白ですよ、告白。誤解しようのない物凄いのかましやがった。これまでの恋愛研究はなんだったんだ、と天を仰ぎたくなるようなしっちゃかめっちゃかの末の雰囲気とかガン無視の、そりゃもう恋に恋する年頃の乙女の告白としては残念極まる告白だったんだけれどさ。
それでも、最高の告白だった。至上にして最上の告白だった。
一生黒歴史として封印したくなるような、しかし思いっきりマキに見られてて抹消できない悲惨な代物だったけれども……それは女の子の立場から見たもので、ナギからするともう青天の霹靂だったわけで、一生忘れらんないすんげえ告白だったんだよ。
まあ、なぜあそこまで男女の立場ひっくり返った告白になってしまったかには、首を傾げざるをえないというか、リコならまあ仕方ないというか当然と言うか、男前だなあと遠い目になるしかないのだけれど。
そして、何故か告白されたあとの「……まじかよ」と真っ赤になった顔を抱え込んでうずくまるナギが一番この巻で可愛かった、というのもまあ仕方ないんだよ、うん。
すげえなあ、中学生。

マキもついにヤンへの認めたくない恋心を認めざるを得なくなって、観念したわいいけれど、どこをどうひっくり返しても自分が理想としていた恋愛像に従ってくれないヤンの在り方に頭を抱える日々。惚れたら負け、というのを地で行ってるなあ、マキは。それでも、ヤンに変な理想を投影せずにちゃんとヤンの人となりを率直に把握して受け入れて、その上でこの不器用な青年を好きだと自覚したわけで、その意味では変な理想を押し付けて拗れることにはならないだろう、という安心感がある。何より、ナギを除けばマキこそがヤンという人間をもしかしたらヤン自身よりも素直に、言動に騙されずに見通しているわけで。これまでヤンの歩く道というのはナギが切り開いてきたようなものだったけれど、今はマキが捻くれて斜に構えて自分から道を逸れようとしてしまうヤンに道を指し示している。繕わない素の、恥ずかしく歪んで無様な己をお互いに一番最初に見てしまったからこその、不思議な距離感、という面白い関係なのである。

逆に、思わず飾ってしまった自分に囚われて進展しなかったのがエノで、それが今回の文化祭で本性というか、あの気の強い負けず嫌いの性格を会長に曝け出してしまったことで、一気に関係が進展してしまうんですよね。こっちも面白いアプローチなんだよなあ。これらの関係が一気に結実したこの第12巻、いやまじ凄かった。
凄かったといえば、普段の黒縁メガネじゃなくて、縁無しのメガネかけたサヨの凄まじいメガネ美人さには度肝を抜かれましたがな。いや、別人じゃね? メガネをとったら美人、という類ではなかったんですよね、サヨって。いやまあ普通にきれいな顔なんだけれど、あの縁の目立たないシャープなメガネをかけたサヨときたら……マジでメガネこっちにしようよ。

ついに、告白という一大イベントを乗り越えてしまったリコとナギ。まだもう付き合うとか付き合わないとかどころじゃなくお互いテンパっちゃってるんだけれど、すれ違っていた気持ちが伝わってしまった以上はこのままでは済まないわけで……うわぁうわぁうわぁ、もうどうすんのこれ!? また次の巻出るまで1年待つの!? 
まじかー、一年かー!

シリーズ感想