マキャヴェリズムです。マキャベリズムだと検索正確には行きません。
というわけで、真剣女子ですよ。原作は 神崎かるな/黒神遊夜コンビによる漫画なんですが、これがもう大好きでねえ、私。
何しろ、肝心の剣戟シーンにおいて、古流剣術の理合いと薀蓄がこれでもかと詰め込まれ、描写しきっている非常に珍しいタイプのアクションなのです。
小説でも漫画でも、古流剣術の流派の名前だけ引っ張ってきて使ってる作品は山ほどありますけれど、実際にこれほど詳しく技の理屈である術理と、体の動かし方の理合いを戦闘推移にもとづいて丹念に語ってる作品は非常に少ないですからね。しかも、理屈ばっかり先行ではなく、ちゃんとアクションとして緊迫感とドライブ感をもたらす要因にもなっている。
でもだからこそ、この一コマ一コマに篭められた情報の密度の高さを、果たしてアニメでどこまで描ききれるかという懸念はあったんですよね。駆け引き一つについても一瞬であれこれ攻防が行われているので、一コマずつじっくり見れる漫画と違ってどんどん動いていくアニメだと、なかなか難しいものがあるわけですよ。

実際、懸念通り最初の鬼瓦輪戦でも端折られてる部分、けっこうありましたからねえ。外旋からのあの連撃を起こし得る術理。独特の呼吸法に基づくあれこれ。最後の魔弾に至る膠着状態からの変転の経緯など、見てるだけだとなんでそうなるのか、そうなったのかがわからない部分があれこれ見受けられる。
でもまあ、これは仕方ないのかなあ。これをどこまで描けるか、またアニメとして再変換して新たな形で創り出せるか、というのは作り手のセンス次第でしょうし、これを突き抜けてやれるというのは極々一部の人たちでしょうから、一話のレベルでやれているというのは期待通りと言ってしまうにはもどかしいけれど、期待を裏切るというほどまでは行ってない、という塩梅でしょうか。もうちょい、エフェクトやスピード感の方面でも魅せて欲しいと感じる部分はちらほらありましたが。
でも、実際の動きの描写はちゃんと描かれてると思うので、原作漫画の当該部分と見比べながら見返してると楽しいかも。

原作の一巻、それから同じ世界観のやっぱりこれまた古流剣術満載の【しなこいっ】、【竹刀短し恋せよ乙女】が電子書籍で半額無いし7割引きくらいでセールやっているので、そちらもオススメ。ってか、このあたりは電子版持ってなかったので、思わず自分も買ってしまったw
因幡月夜は旧作の方にも出てるんですよねえ。

そう言えば、PVではぼかされてた天下五剣の一人、眠目さとりの流派がOPではガッツリ描写されちゃってるんですが、良かったんかいなw さとり編は、彼女の流派の正体を探るのも主題の一つだったんですが。
ああでも、彼女の流派って知名度かなり低そうなんで、明かされても「なんだってー!?」とはならないからかしら。いやでも、その成り立ちからして非常に面白い流派なだけに、伏せてても良かったとも思うんだけど。


B00OOF33R4【電子版】武装少女マキャヴェリズム(1)<武装少女マキャヴェリズム> (角川コミックス・エース)
神崎 かるな 黒神 遊夜
KADOKAWA / 角川書店 2014-10-25

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