OPキター。
やばいなあ、リーリァ出て来るシーンで泣きそうになる。ちょうど、同じセニオリスを握ったクトリとの対比構図になってるんですよねえ。
エルクもちゃんと出てるんですよねえ。

一話でのEDの絵でわかっていたとはいえ、妖精倉庫の幼生妖精がものすごいたくさんいるなあ。こんなに居たのかー。
一話のティアットたち四人娘からそうだったんですが、このアニメってちっちゃい子の動きやら仕草やらが凄く可愛いんですよね。あのちょこまかとしつつ拙く躍動的な動きの描写は本当に凄い。もう見てるだけでほわほわしてしまいますもんねえ。
だからこそ、アルミタの事故の際に見せた子供たちの、あの自分たちの生命に対する頓着の無さはゾッとするものがありました。あのシーンは原作よりも黄金妖精たちの異質さを直視させられた気がします。
まああそこまで極端なのは、まだ「夢」を見ていない幼生だからこそであって、「夢」を見た後の完成された妖精たちは精神的に成長したからこそ、自分たちの運命について物想うことになっていくのですが。

クトリと同世代の妖精兵であるアイセアとネフレンの二人も登場。メインヒロインはクトリ一極ではあるんですけれど、物語の核心をこの二人は担い続けるだけに超重要人物なのです。
特にアイセア。三下っぽい「〜っす!」という口調と脳天気な騒がしさからムードメーカー的な立ち位置に見えますけれど、こうして見ると現段階でもその態度や言葉の内容からも深い知性と聡明さが感じられるんですよね。そして、ナイグラードとはまた別種の包容力も。
クトリとアイセアが下着姿で身支度を整えてるシーンがあるんですけれど、あそこでアイセア。ネフレンに髪の毛整えて貰っているところで、ベッドに脚組んで腰掛けてるんですが、その生足の色っぽさも然ることながら、軽薄で落ち着きなさそうなキャラクターとは正反対の、落ち着いた風格の在る艶っぽさが漂ってるんですよ。
アレみて、後々のアイセアのあの変容にも凄く納得いったんですよね。そもそも、アイセアの本質って振る舞いとは正反対のこっちだったんだなあ、と。

ネフレンについてはまだ登場したてでまだどんなキャラか掘り下げが現れてきてないのですけれど、彼女の真骨頂は後半だからなあ。
そして、むっつり呼ばわりされたクトリ……なるほど、すげえ納得した。確かにあらゆる言動や態度がこの娘のむっつりさを滲み出させてるじゃあないですかw

んで、ついにこの妖精倉庫たちの妖精たちの正体を知ってしまったヴィレム。同時にクトリたちの運命をも知ってしまうのだけれど、そこで安易に取り乱したり変なことを考えないのがヴィレムという青年の特徴であり、この作品のいっそ淡々としていると言っていいくらいの穏やかさなのである。
最初から終わりを内包したまま生まれてくる妖精たちと、やはり既に終わっていてその延長線上を放浪しているヴィレム。終末を迎えたその先で、さらに終わりを迎えようとしている世界の只中で、既に終わっている青年と少女がはじめる物語、それがこの作品だというのを頭の片隅にでも覚えておいてほしい。

クトリたちを見て、放っておけないと呟くヴィレム。その脳裏によぎるのは、過去の幻影。同じ聖剣セニオリスを握った赤い髪の少女の姿。思えば、同じセニオリスの使い手という以上に、クトリや妖精たちがリーリァを連想させるのって当然だったんですよねえ。
OP含めてリーリァの存在感は非常に高いものがあるんだけれど、彼女の戦いと抱いていた想いについてはしっかりと描いてほしいなあ。それこそが、クトリやエルクの根幹へとつながってくるわけでもあるのですし。

404102269X終末なにしてますか? 忙しいですか? 救ってもらっていいですか? (角川スニーカー文庫)
枯野 瑛 ue
KADOKAWA/角川書店 2014-10-31

by G-Tools