うひゃあああ!! 初っ端からなんちゅう大爆弾を!!
やばいこれすげえ面白い。すげえすげえ。

まだ交渉という段階には至っておらず、条件提示じゃないけれどヤハクィザシュニナ側からの自分たちの正体や目的についての情報公開と、提案がなされただけなんだけれど、もうその段階で凄まじく面白い。
宇宙人じゃなくて、この宇宙の外から来たと述べるヤハクィザシュニナ。SFだと、高次元と解釈してしまいそうなのだけれど、ヤハクィザシュニナは異方という訳に拘ってたわけで、この辺真道の正確な認識のすり合わせは後にしよう、という提案にヤハクィザシュリナも引き下がってたけれど、単純に高次元と考えない方がいいのかもしれない。
でも、あのヤハクィザシュニナの腕の表現とか、4次元以上からの三次元への干渉という意味合いにおいては、すげえシンプルにした上でわかりやすく描いてたんじゃないだろうか。ちょっと「うおお」となってしまった。
この辺でもうすげえガチにSFしてて、うひょわっ、となってたのだけれど、そこにさらにヤハクィザシュニナから日本政府に与えられたというか預けられてしまったものが、もうとんでもないもので。
その前の段階でなぜカドがこの地に現れたのか、についての理由を語ってたのだけれど、余っているパンを他者に分け与えられる精神性を一番現状持ち得ている地域、なんて言っておいて、ワムなんてものを渡すなんて、これまさに人類に対する試し、だわなあ。日本としてはこれもう勘弁してくれ、というような代物だぞ。
それ一対で全地球の電力を賄える、無限に異方より電気を引き出すことの出来る物体・ワム。こんなもん渡されて、どうせいっちゅうねん!!
テーブルにバラバラと放り出されたワム、確かにかなり多いけれどせいぜい二百個いくかいかないか、くらいなんですよね。こんな数じゃ世界の隅々まで行き渡らせるように配布する、とか無理だし、どういう基準で配布していくのかとか、なんでそれ日本が手動してやるのよ、と他国絶対文句いうだろうし、そもそもワムにしたってそれ自体が電力を発するものではなく、既存の施設に繋いだり新たな電力供給施設を建設したりしなくてはならず、そりゃもう利権わんさか発生する上で、世界中からその利権に群がってくるだろうし、それ以前に既存のエネルギー利権の主権者たちがこれ黙ってないですよ。ワムの存在自体許容できない、と認識する組織・国家が山ほどいるだろうし。アメリカにしてもロシアにしても、エネルギー利権こそを国際関係上の強大な戦略兵器として政治利用しているわけだし、中東なんかまだそれこそ石油マネーで生存している状態な中に、いきなりエネルギーとしての石油や天然ガスが無意味と化したら、阿鼻叫喚ですがな。それに関わって生活立てている人たちもどうなることやら、ってところですし。
このどう考えても戦争一直線の大混乱を、果たして日本が捌けるのか。首相含めて、この作品の政府要人や官僚はみな優秀にみえるけれど、それでも凄まじい荷の重さですよこれ。
真道さん、事前にヤハクィザシュニナとの打ち合わせで彼が何をしようとしているのか、ちゃんと理解した上で折衝役を引き受けているみたいなんだけれど、わかっててあの堂々とした態度というのがもう凄まじいわ。紗羅花が、何このヒト意味わかんない、という趣旨の認識をしているのもむべなるかな。
でも、妙に息の合った真道とヤハクィザシュニナのやり取りに、思わずウケてしまって笑ってしまう紗羅花が、人間味あって可愛いんですよね。いや、この短期間で妙なコンビネーション発揮している真道とヤヤハクィザシュニナの二人もおかしいんですけれど。

真道は伝言ゲームという表現で例えてたけれど、ヤハクィザシュニナが懸念しているのは、情報は伝達する過程で劣化してしまい、十全の状態で意味伝達できない、と。
このへん、どこかで致命的な齟齬が出てきそうな問題ではあるんだよなあ。
なんにせよ、いきなり大混乱必死の爆弾投下である。この会談は、全世界に公開された隠しようのない代物。どう、次回なにがどうなるのかさっぱりわからなくて、ワクワクが止まらんですよ!!