やっぱりカドの日照権問題あるのか。

一番肝心の問題、真道がいつの間にか魔改造されていた件。眠らなくて良いようになったというあれ、6話の引きで出てきたのが脳みそみたいなものだったので、てっきり真道の脳自体が改造されてしまったのか、とも思ってたのだけれど、そうか違うのか。
脳みそをいじったり精神構造をいじったり、というのではなくて異方の感覚を習得することによって、多次元に存在する自分を連接して疲労や必要な睡眠を肩代わりさせているのね。肩代わりというか、疲労した自分は引っ込めて元気な自分を表に出す、といった感じか。あくまで自分間でシェアしているだけなので、本人自身はまったく改造とかされていない、と。なので、思考、考え方なんかがどんどん人間離れしていくような話ではないんだな。
事前に想像した物理的に人間をやめる、タイプのそれではないことはよくわかった。うん、これハードルとしてはかなり低くなった感があるんだけれど、どうなんだろう。
それに、異方の感覚を手に入れる、ということはワムも作れるようになる、って事じゃないのか?
この異方の感覚を手に入れる装置「サンサ」は、製造こそワムのように簡単ではないけれど、その形状を見るだけで効果がある、というんだから……おいおい、これザシュニナとのインタビューに挑んだマスコミの連中、凄まじい決断を強いられたことになるぞ。
言野さんとスタッフの二人、彼らは報道陣としてしっかりとした挟持と謙虚さを持った人間なんですよね。NNKを退社してでもセッテンのヘッドハンティングに応じてセッテンのプレスになったのは、あくまでザシュニナへのアプローチを試みたい、この変革の最前線を取材し続けたいという思いのためですし、それを社会正義だのなんだのと誤魔化していない。
「我々が知りたいんだ!」
世界が、世間がどうのというだけじゃなく、敢えてこう叫んでザシュニナにインタビューを申し込んだ時に、強く感じたんですよね。
だからこそ、サンサの問題を彼ら自身がどう判断するかが非常に興味深い。報道を旨とする者として、伝えることの意味と責任をこれほど強烈に背負うことに、どう答えを出すのか。

それはそれとして、段々とザシュニナが人間っぽくなっているのが逆に怖い感じもするんですよね。読書などを通じて、人間の感覚を取得していっているわけだけれど、好き嫌いの概念を得たり、いつの間にか表情が柔らかくなっていたり、と。でも、それって同時に人間らしい非合理さを受け入れていっているわけでもあり……。

ワムやサンサによって人類が急激な発展と進歩を辿りつつある中で、それが人類にとっての幸福に繋がるのか。この疑義に関して、夏目たちが思っているのと真道が考えていることが若干違っている素振りがあったのも……。

徭沙羅花が最後に、今更ザシュニナを異方に返したい、協力しておくれ、なんて言い出したわけですけれど、元々反異方的な振る舞いがあったとはいえ、ここまで状況が進んでいる中で敢えてなおもそれを言い出す徭さん。彼女個人の考え方なんだろうか。

あと、カド・カステラは何気に良い出来で美味しそうでした。ボリュームありそうだし。

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アニプレックス 2017-07-26

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