ぶっちゃけてしまうと、期待していた方向性からは完全にズレてしまったなあ、というところ。
話の転んでいく先が全く想像できない、あの未知の領域へと踏み込んでいくようなワクワク感と恐ろしさに魅了されていたのだけれど、突然わかりやすい着地地点を用意されてしまったような肩透かし感、というべきか。

期待値というのにはちゃんと根拠があって、脚本の野崎まどさんの著作はどれも、本当に殆どどれもが読んでいて最後までどこにたどり着くかさっぱりわからない未知の連続であり、作中で何度もあるどんでん返しの場面で仰天され続けた挙句に、ラストで意識消し飛ばされるような想像だにしない結末へと突き落とされるのである。
何度絶叫したか、なんど茫然自失したか。何度絶句させられたか。
軽々と常人が思い描く光景を飛び越えていく、そんな物語を何度も目の当たりにしてきたわけですよ。彼の人の作品の感想書いた記事よみかえすと、だいたい軽く狂乱してるもんなあ、自分。
それからすると、このアニメの9話あたりまでの異様なまでの不明さはまさに野崎まど作品って感じだったのですけれど、そこからいきなり無難に見える展開になったのはもう違和感すら覚えるくらいで。
もちろん、最後まで何が起こるかわからないという期待を途切らせないまま見届けるつもりでありますけれど、品輪博士のあの様子とか、なんかもう色々と予想がついてしまうのがなんかなあ……、というところなんですよねえ。いい意味で、その予想を裏切ってくれるのだろうか。