ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14 (電撃文庫)

【ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.14】 聴猫芝居/Hisasi 電撃文庫

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残念で楽しい日常≒ネトゲライフ、三者面談の第十四弾!

ついに知られてしまいました。残念美少女・アコの存在が――よりにもよって、英騎のお母さんに!
そして案の定「今度連れてきなさいな」と言われてしまった英騎。我が家の全権を掌握するお母さんを前に、ただの高校生である英騎はあまりにも無力だった。
なんとかアコをまともな彼女に偽装するために特訓を始めるネトゲ部だったが、ハードルはあまりに高く険しくて……。果たしてアコはお義母さん面接を乗り越えられるのか? それともやっぱり危ない子だと思われてしまうのか。
カンペ片手に繰り広げられる面談の合否はいかに?
アレイキャッツ結成二周年記念オフ会だって結婚記念日だってあるのに、どうなっちゃうの? な日常≒ネトゲライフ、三者面談の第14弾!

なんだこれなんだこれなんだこれ。いやもう、なんだこれーー!!
予想とぜんぜん違う英騎のお母さんとアコの初対面の惨状に、いやー笑った笑った、大爆笑ですがな。これ、問題があるのアコの方だけだと思いこんでいたんだけれど、何気に英騎母の方も大問題児だったのかー!
そうだよなあ。英騎も、妹の瑞姫も二人してわりとしっかり者で面倒見良いタイプだったんですよね。これって、母親が手が掛かる人だったから、子供たち二人して面倒見が良くなってしまったのか。確かにこのお母さん、放っておくとえらいことになってしまいそうだし。頑張り屋さんなのに、頑張って気合入れるとテンパって色々台無しにしてしまうタイプって、大変だなあ。しかも、コミュ障ww
嫁と姑、どっちもコミュ障で初対面を前にわざわざ事前にあらゆる対応を想定したカンペまで作ってしまうというアレっぷりに、一体どんな面談になるのかと思ったら、まさかの双方向ゲームブック状態に。
アコもお母さんも、全部自分で作ったカンペを読みながら会話するという、それ会話してるの!? という訳わからん状態に。しかも、当人同士は大変満足満悦していて、完全に英騎置いてけぼりで笑った笑った。
いや、このお母さん、こんなコミュ障なのに結構仕事バリバリこなしているキャリアウーマンっぽいのは信じられんなあ。どういう仕事してるんだろう、謎である。それ以上に衝撃だったのは、お母さんが瑞姫よりもちんまいちびっこお母さんだった、というところだろうか。いや、瑞姫もわりとちっちゃい妹というイメージだっただけれど、それよりも小さいのかー!!

と、ついにアコの嫁宣言が両家庭公認になってしまうのか、という問題と同時侵攻で、ネット内でのアコとルシアンの結婚記念日間近に、アレイキャッツ二周年記念オフ会とイベントも盛りだくさん。なんだかんだで、毎回ネトゲの方もちゃんとイベント盛り込んできて、それが手を変え品を変えでよくネタが尽きないなあ、と関心してしまう。毎回、どのイベントも一筋縄で行かない、というかボスを倒すとかそういう内容じゃない上で、どれも面白いんだから、本当に大したものである。今回なんて、装備全解除からの無人島サバイバル・ゾンビウォーという、ああこいつらやっぱりネトゲ廃人なんだな、という凝り性っぷりをみんなして見せつけてくれる愉快なハマりっぷりでしたし、一方でオフ会の方では一回目では居なかったセッテに、シュシュとみかんに猫姫先生と前回から人数もなんだかんだと倍増して、リアルの方でも心置きなくワイワイと同じノリで遊び倒しているこの仲の良さ。いやもう、もしネット関係なくなってもこのメンツは気の置けない関係を続けられるんだろうなあ、こういうのを見るとそう実感してし合うのでありました。
それにしても、猫姫先生、リアルでもまったく「にゃー」を語尾に使うの躊躇わなくなったなあ。そのうち、授業中でも思わず使ってしまわないか心配である。実際、けっこう、英騎のこと「ルシアン」呼びしちゃってるみたいですし。

今回、アコのお母さん面接の練習というか矯正のために、アレイキャッツ内でリアルの名前呼び、ルシアンじゃなくて英騎、とアコだけじゃなくメンバー全員でそれぞれ名前の方で呼び合うルールを、リアル生活の方にまで持ち込んで、わいわいやってたのですが、少し前から英騎がちょっと自分に遠慮してるっぽいのを不満に思ってる様子がありありだったセッテこと秋山奈々子さんが、「英騎くん」「奈々子さん」とお互い呼び合うように仕向けることに成功して、えらいご満悦だったのが随分印象的だったんですよね。前のお泊まり会のときもそうだったけれど、うまいこと自分の望む距離感まで狭められたときのセッテの嬉しそうな姿は可愛らしくて、自分なんか好きですわー。

シリーズ感想