嗚呼、我らが愛しき戦友たちよ。共に時代を走り抜けた朋友たちよ。いつかまた。

いつかまた。


ずっこいよー。そりゃ、プレイヤーが猛って課金するのもわかるよぉ。
このシナリオを突破したら、そりゃあもう一度彼らと。彼らを喚んで共に戦いたい、と思うよ。思っちゃうよ。
もうみんなが愛おしい。ラーマくんも、婦長も、エジソン閣下も。エリちゃんもネロも、ジェロニモさんもロビンもさぁ、もう一度一緒に、って思っちゃうよ。
何人かもう居るけど、そうじゃなくて。もう一度改めて召喚して、喚んで喚ばれてしたいじゃないですか。
恐ろしい。これを意図してやってるとしたら恐ろしすぎる。

いやあ、面白かった。凄まじい、とすら言っていいくらい面白かった。初っ端からフローレンス・ナイチンゲール女史が見事なまでにぶっ飛んだバーサーカーっぷりで、いやいや聞きしに勝るとはこのことか、とガツンと来られたものですけれど、そっからの東西北アメリカ大戦争のドライブかかりまくった展開、大波に攫われるようなスケールと勢いで、続々と登場するサーヴァントたちがこれまた、敵味方を問わず魅力的な人物たちで、あるものは生前の柵から解き放たれ、ある者は過去に拘り通し、あるものは新たな生に自分を刻みつける、それぞれ一人ひとりが壮絶にして爽快な生き様で、惚れ惚れするようでした。
眩しいなあ、格好いいなあ。その生き様に、信念に。自然と親愛と敬意が溢れてくる。そんな彼らが、マスターである主人公と共に戦えたことを誇りに思ってくれる。最後まで信じて戦い抜いてくれる。この娘を(ぐだ子にしてます)、マスターとして認めてくれる。こんな嬉しいことが在るだろうか。
そして、戦い終わってなお、この娘のマスターとしてもう一度戦いたい。この娘を助けて、守って、一緒に駆け抜けていきたいと願ってくれる、望んでくれる。
そりゃあさあ、たまらんよ。たまらんですよ。

だから、共に征こう。

そうやって生じた想いが、金を費やせば叶うかもしれない、というのは随分と低いハードルなのですよ。
そう考えるように魔改造されていく事実に、やはり戦慄してしまうのでした。
エジソン閣下が、あそこまで言ってくれるんだぜ? それに応えんでどうするよ、とか思っちゃうよ。

素晴らしかったです、楽しかった。面白かったーー。

振り返ってみると、やはり強烈だったのはフローレンス・ナイチンゲール女史でありました。サブタイトルにも鋼鉄の白衣、とあるように彼女のシナリオでもあったんですよねえ。ぶっちゃけ、バーサーカーの中でも実は狂化されてなくて素の状態でこれなんじゃね? と疑われる人は案外少ないと思うのですけれど、この人は偉人英雄ってのは大体バーサーカー要素持ってるものですけれど、一際極まってるからなあ。でも、その狂的と言える信念を、見事に昇華してみせたシナリオだったんじゃないでしょうか。ラストの彼女の詳らかにした信念は鮮烈すぎて、美しいと思えるほどでした。そんな生き様を示した彼女から、生涯の同志と並ぶほどの信頼を預けられたわけですよ、うちのぐだ子は。奮い立ちますよ。
そんなフローレンス女史から、はじめの方では患者なのか荷物なのか重石なのかわからない扱いを受けていて、なんか「新しい価値観!」に目覚めかけていたラーマくん。
結局中盤から一貫して主戦力となってくれたのですが、最初の方、彼の奥さんであるシータ、実装されてないの!? と調べまくったのは懐かしい話です。
そうかー、現状ではどうやったってシータ実装できないのかー。何気に弓持ってるあたり、かの呪い克服してアーチャーとして顕現する用意はありそうなものなのですけれど。
後半行くほどぶっちぎりで格好良くなっていくエジソン閣下に、それを見守るブラヴァツキー婦人の母性というか女っぷり。
施しの英雄としての生き様を貫き、その上でちゃんと報われて、友を得たカルナ。
暴走していると見せかけて、その実彼なりの論理を持って哀しいまでに実直に王たるを体現してみせ、注がれた愛に応えてみせたバーサーク・クー・フーリン。
恩讐を超えて、未来を護るために、過去に潰えた同族の想いを亡くさないためにアメリカを救ったジェロニモと、彼の意気に誰よりも感化され奮起していたビリー・ザ・キッド。
荒野に輝く一番星、とばかりにユニットを組みそうな勢いだったネロとエリちゃんの宿敵にしてライバルにして親友たる二人のコンビ。エリちゃん、ストーリーでも出ずっぱりで運営から愛されてるなあ。
前章の借りを早速返しに来てくれた我らが電神。
あれほどの生前の業を乗り越えて、ようやく理想の主従として共に戦えたフィン・マックールとディルムッド。
スカハサ師匠に荒ぶる李書文先生、最初から最後まで一貫して実戦でも掛け合いでもいい仕事し続けてくれた色んな意味でプロフェッショナルなロビンフッド。愛に生きる邪悪なる悪女としてやり通したメイブ。アルジュナやベオ兄貴も。なんか通りすがりの変な人も居たけれど、一人残らずこれ以上ないくらい堪能させていただきました。素敵な出会いであり、痛快にして豪快な体験でありました。
これでまだ五章なんだぜ!? いやあ、マジでたまらんわー。
多からなる一を意味するラテン語「イ・プルーリバス・ウナム」。それは移民の国でありあらゆる国から人の集まる人造多民族国家であるアメリカ合衆国を意味すると同時に、時代や地域、歴史や神話を超えてここに集った世界に遍くサーヴァントたちの饗宴を描くに相応しい、そして彼らサーヴァントが力を合わせて世界を救う物語に相応しいサブタイトルでありました。

ではでは、次だ。いざや6章ぞ!! 参らん参らん!